明日への遺言:作品を観た感想(3)

映画『明日への遺言』彼は「本望である」と言った。
大東亜戦争が、年表にある歴史の1事実でしかなくなりつつある今、1つでも、“とある事実”について知る、それだけでも価値のある、先人への敬意なのではないかと思います。彼が命を賭けて、遺そうとしたものの意味を問いながら、鑑賞して頂きたいと思いました。それだけの価値のある作品だと思います。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2019年8月25日

明日への遺言
★★★★ 実話を妙にドラマチックにすることなく、動きの少ない法廷シーンを忠実に描いている。それは高い技術力を要したであろうが、そこには見事に岡田資という人物を中心とした人間ドラマと昇華され描かれていた気がする。この人は、本当の武士だ。侍です。戦後間もなく混乱した世相の中でも、彼のように他国の人々の前でも堂々と振舞った人格者がいたことを誇りに思う。
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年3月31日

8/15 明日への遺言(’07)
法廷シーン自体は、ロバート・レッサー演じる真摯な弁護人、フレッド・マックイーンの検察側のアメリカ人の応酬含め「それでもボクはやってない」等での邦画の揚げ足取り的、陰湿な描写に比べれば"フェア"で、作品自体、性質は違っても小泉作品「雨あがる」等にも通じるような、不器用なまでの誠実さ、という余韻は残った。地味ではあるけれど、戦わざるを得なかった兵士達の信念と悲哀の硬派物語だった。
KYOKOU
2008年8月15日

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