大阪ハムレット:作品を観た感想(11)

松阪慶子 森田直幸 加藤夏希 / 大阪ハムレット
すっごく面白かったです。森田直幸の顔面力、イイ顔だなァ。加藤夏希演じるファザコン女・ユカと、彼女に想いを寄せるオヤジ臭い長男・政司とのエピソードも切なくて良かった。松坂慶子の年の離れた妹役、本上まなみが遺した洋服を仕立て直して作ったドレスに身を包んだ三男・宏基がシンデレラに扮して劇の発表会で踊るシーンは、今作のハイライト。生きる事の不条理さ、そしてままならなさを、重苦しいタッチではなく、関西特有のあっけらかんとした陽性のグルーヴに乗せていきいきと描いた、素晴らしい映画だと思います。オススメですね。
中川ホメオパシー 
2010年2月9日

『大阪ハムレット』'09・日
原作マンガはオムニバス形式で各話ごとに主人公が異なるんですが、その主人公達を映画では兄弟にして1つのエピソードに纏めている。出演者の中に、ネイティブの大阪弁とちゃうのがおって、気になった点もマイナス。でも、原作の良さも残ってたし、大阪が舞台やし嫌いやない作品やったけどな。行雄が歩きながら、大阪弁ハムレットを喋るシーンは映画オリジナルやね。行雄以外の登場人物も、原作の方が良い奴ばっかりで読んでたら温かい気持ちになるんやけどな。
虎党 団塊ジュニアの日常
2010年1月18日

【映画】大阪ハムレット
とても面白い映画だった。三男の子がとても良かった。ありとあらゆる意味で、三男メインのエピソードが一番面白かった。劇中、突っ込みどころが沢山出てくるが、そんな物は全部どうでもいいやという感じにしてくれた。割り当てられたイメージカラーが思ったとおりの配色でとてもうれしかったのだが、音量の小さな劇場だったためにきっとあとでもう一度見ると思う。
新!やさぐれ日記
2009年5月19日

大阪ハムレット 誰も守ってくれない」と対極の世界
なるほど、こういう物語も展開できるのかと感心して見終わった。登場する人物、特に子供たちは世間の常識からははずれてちょっと変わっており、普通の親ならそれを治そうとするのであろうが、そこは放置したり、黙って愛情を持って見守っているというところが素晴らしい。このような人物たちばかりであれば、[誰も守ってくれない]のような卑劣なバッシングは起きないのではなかろうかと思った。
映画と出会う・世界が変わる
2009年3月7日

映画[ 大阪ハムレット ]関西弁から伝わるものとは・・・
本作は、第1話「大阪ハムレット」第2話「乙女の祈り(一部第6話も入っている)第4話・第5話「恋愛」から構成されており、各エピソードの主人公たちはオリジナルではまったく血のつながりのないの人物だったのを、兄弟という設定にして、ひとつのストーリーに仕上げている。懸念していたような3人の個性は失うことなく、原作よりもイキイキとしてみえるくらいだ。「生きとったら、それでええやん」
アロハ坊主の日がな一日
2009年3月4日

『大阪ハムレット』 (2008)/日本
★★★★ ここに出てくる1人1人が、ええなあ…って思います。誰が何と言おうと、生きていること、それだけでいい。そう胸を張って正々堂々と生きていることに誇りを持つ、房子の生き方って、傍目には破天荒に見えるかもしれないけど、「自分に正直に」なんてお題目を唱えるのなら、このくらい、腹をくくる覚悟はあるのか?と、問われている気がする。松坂慶子さん…。エールを送りたくなりました。
NiceOne!!
2009年3月3日

【大阪ハムレット】
ほのぼの〜っとしているのに笑いが満載。いい家族じゃないですか〜。森田直幸くん演じる次男が可愛らしくていい♪突っ張ってるし乱暴なんだけどふいに素直で純粋だったりして。おっちゃんに言う「すんません」がツボ!細かいことはどうでもいい、生きているといろいろあるさ〜。好きなことするには覚悟も必要だけど、それでもせっかくなら楽しく生きようよ♪そんなメッセージが伝わってくるような映画です。
日々のつぶやき
2009年2月21日

大阪ハムレット
原作では別々の家族で描かれる三つの話を、一つの家族の話にまとめているのだが、これがうまくいっている。登場人物が整理できたことで話がすっきりとまとまり、物語の密度が高くなった。原作を上手く映画に仕立て直した仕事の確かさが感じられる一本。感動させようと狙うのではなく、題材を丁寧に描いたら感動が生まれた。そんな映画だと思う。「生きとったら、それでええやん」というメッセージを、泣き笑いしながら味わえる良作だ。
I N T R O
2009年2月20日

【映画】大阪ハムレット
★★★ ☆「ハムレット」という言葉がキーワードになっている。ストーリーの中では家族の置かれた状況を皮肉ったたとえで出てくるだけなのだが、ハムレットの有名な言葉、「生きるべきか、死ぬべきかそれが問題だ。」という台詞が、物語の中ではなやめる家族の共通語に思えてくるからおもしろい。そして「生きとったらそれでええやん!」といういかにも大阪らしい結論めいた言葉がとても印象的に心にのこる。他人からどう思われようと、家族は家族なのだ。
芸術に恋して☆Blog☆
2009年2月5日

大阪ハムレット
★★★★ 大阪の下町で暮らす個性豊かな三兄弟をユーモラスに活写する物語は、あと味のいい佳作に仕上がった。いくつかのエピソードに分かれた原作を、見事に1本のドラマ化した脚本が素晴らしい。幸せの意味をユニークな視点で問う物語の中心にドンと構えるのは、大黒柱のオカン。生きるべきか死ぬべきか。深遠な言葉も大阪弁で語られると爆笑もの。"生きとったらそれでええやん"のセリフが、ありのままを肯定するこの作品のスピリットだ。
シネマッシモ☆プロの映画ライター
2009年2月5日

大阪ハムレット
★★★★ マンガが原作と思えない。とんでもないストーリーだけど、自然な展開だった。逆に地味にまとまりすぎた感じもするくらい。 松阪慶子ってさすが大女優。 一時期、生活感たっぷりで引いちゃったけど、もう完全復活、絶好調だ。
映画初日鑑賞妻
2009年1月21日


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