ゲーテの恋 君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」:作品を観た感想(6)
ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
ゲーテの青春時代を描いた悲恋ロマンス作品です(史実とは異なります)。ゲーテ(ウェルテル)が迷いこむ恋は、前にも後ろにも道が無いようなもので、その深い心情の吐露は人を悩ませるもの全てをうつしこんでいる。人の心をときめかせる文才を持ちながらも、楽しい夢から目覚めて絶望するという誰しも経験ある思いを抱え込んでいるその姿には心打たれる。今じゃ文豪といわれる人物も、若い頃にはそれなりに苦労し恋に悩みと青春時代を過ごしていたと考えると、ちょっと親近感がわきますよね。
いやいやえん
2012年5月27日
ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜
★★★ 俗世的な名声を得ると父親は掌を返したようにゲーテを認めてしまうのは現代と同じだろう。ただし、同僚たちは「世界一陳腐な小説」と辛辣な祝福をする。確かに今なら「陳腐」丸出しだし、当時だって「陳腐」なのだろう。けれど、出世するには陳腐な要素がないと売れないのも確か。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年12月7日
ゲーテの恋
★★★ このところ大活躍のモーリッツ・ブライブトロイが出演し、『若きウェルテルの悩み』というゲーテの著書の出版、及びそのストーリーなどを実に巧みに絡ませ、当時(18世紀後半)の風景などもCGを使ったりして蘇らせつつも、その実、現代風な味付けも怠らないという、なかなか面白い出来栄えの作品です。
映画的・絵画的・音楽的
2011年11月19日
*ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜*
しかしこの時代。恋愛や結婚も自由になりつつあったと思いますが、叶わぬ恋を思いつめて実際自殺する人までいる風潮でした。それだけ純真だったのでしょうか また決闘も存在してましたから名誉を重んじる・・みたいな気持ちもあったのかもしれませんね。むずかしくなく、身近に感じられるよう脚色された、とってもいい作品でした。
Cartouche
2011年11月8日
「ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜」
映画は少々大胆に描かれている。あの時代いくら惹かれ合っても、あんな簡単にメイク・ラヴには至らなかったであろうと想像する。でもロケされた景色は美しかった。ゲーテの上司で、ゲーテの恋敵でもあるケストナー役のモーリッツは大好きなドイツ人俳優。彼の映画が2本、同じシアターで同時に上映されているって最初で、最後かも知れない。嬉しい限りだ。コメディが似合う彼も、今回はラヴ・ストーリーでマジな役柄。モーリッツって顔が笑えるのだ!と思った。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年11月7日
ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜
恋に真っ直ぐなゲーテと、家族を養うために裕福な判事との結婚を決めたシャルロッテ。 よく聞く話なのですけど、決定的に違うのはシャルロッテが自分の決意を持って結婚を決めることです。彼女の苦しみや悲しみを乗り越えた強い瞳が、何とも潔く見えました。そして、彼女の行動がゲーテを偉大なる作家への道へと導いたと思うと、本当に運命の人だったのだなとしみじみ感じました。ラブストーリーなのですけど、潔さというか心の強さを感じさせる作品でした。観終わった時、今日の終わりに素敵な作品を観られて良かったなと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年10月24日
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