ジョーカー:作品を観た感想(15)

「ジョーカー」
面白かったけれど、世間の熱量程には私には向き合えなかったかも。ともかく暗いのである。内的な暗さとは別に、画面の色使いから構成から、果ては光の当て方に至るまで、何もかもが暗く感じる。だから、悲しみを湛えた道化役者のコスチュームというジョーカーのアイデンティティさえも、暗さに暗さを重ねた澱みのように見えてしまう。これはこれで確かにそうで、確かにアリなんだけれどね。結構これらがヘビーに感じられてしまった。
ここなつ映画レビュー
2019年12月6日

ジョーカー
★★★★★ DCコミックのバッドマンに登場する悪役ジョーカーの誕生の秘密を丁寧に描いた重厚なドラマになっている。行政の政策が信じられないほどの悪政なのだ。ゴッサムシティーは全く弱者に厳しい社会である。こんな環境では民衆が荒れるのも無理はないと思う。彼が人殺しをなんとも思わなくなる過程に悲哀を感じる。いやはや、ダークな作品でした。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2019年11月14日

映画『ジョーカー』善悪を簡単にしないジョーカーの“笑い“がツボ!
ホアキン・フェニックス、彼も、イイですよねェ〜震え上がりそうな、恐ろしさを秘めながらも、一方で壊れやすそうなハートをもつ、繊細さあり。そのギャップが、人物の厚みや深みになって彼の“こじらせキャラ“は、絶品です!。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2019年11月2日

ジョーカー Joker
★★★★★ 全体的に音楽の使い方が上手いと思う。とにかく強烈なインパクトを持つ映画だ。観終わって鬱になる人や、まじでジョーカーになってしまう人が出そうな狂気を孕んだ作品だ。
映画!That' s Entertainment
2019年11月2日

ジョーカー
狂気の犯罪者なるイメージがすっかり定着してしまったジョーカーも然りなので、そういう悪の足跡というか起源というものを知る意味でも、本作の主人公である無名の大道芸人・アーサーがカリスマ的存在のジョーカーになっていく過程の物語は、確かに前評判などで知り得た絶賛ぶりも理解出来る非常にパワーのある内容だったと思う次第。主演のホアキン・フェニックスで、本作のアーサー=ジョーカー役はもう素晴らしいの一言に尽きますね。痩せこけた体や突発的に発せられる笑い声、積み重なった怒りや悲しみなどもちゃんと伝わってくる、そういった彼の全身全霊の熱演は釘付けになること請け合いです。
シネマをぶった斬りっ!!
2019年10月31日

『ジョーカー』をトーホーシネマズ渋谷3で観て、
★★★★★主人公のジョーカーに感情移入し、びっちり不孝の闇に囚われる。それも又、よし。この映画のジョーカーはとことん何も持っていない男で、物語の後半まで、彼はその自分が何も持っていない事に気が付いてすらいない。彼には何の落ち度もないのに、その事実は生革を剥すように明らかにされる。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2019年10月27日

ジョーカー
★★★★主人公アーサーを演じたホアキンが凄い。最初は気持ち悪いくらいにやせ細ったピエロの頼りない姿、そして後半ピエロの化粧に赤スーツに身を包んだ彼の姿は、言葉に出来ない格好良さがあった。震えた。もともと、序盤から一場面一場面のいわゆる画の力は凄かったので、絵になるなあ…でも顔がくしゃくしゃだなあ…と思いながら観てたのですが、 赤スーツ以降のシーンはもうまさにどのシーンも格好良い。
いやいやえん
2019年10月26日

映画「ジョーカー(2D・日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
★★★★ 世の中の全ての出来事が、見方を変えれば、時に喜劇であり悲劇でもあり、それらは常に表裏一体であると言う現実を、悲しい男アーサーが教えてくれる映画です。気合を入れて見に行った方が楽しめます!。
ディレクターの目線blog
2019年10月20日

「ジョーカー」@新宿ピカデリー
エンタメ性のある作品と予想していたが、期待はあっさり裏切られ、とっても激ヤバでマニアックな作品であった。アーサー役のホアキン・フェニックスの怪演に尽きる。社会に適応できない人間的に弱い男が、現実と妄想の間で狂気に取りつかれ、暴力の力を借りて悪に染まっていく姿を異様であり、内面と外面から狂気をにじませた演技はホアキンの役者魂がさく裂したように感じた。
辛口映画館NEXT
2019年10月20日

「ジョーカー」
★★★ 脳に欠陥があって、いきなり笑いだし、笑いが止まらないのだ。って設定は、狂気っぽく見える仕掛けとしては、ナイス。ジョーカーという悪人ありきから、では彼はどんな過去を? とさかのぼって考えた映画だから、こんなふうになるのは想像できるわけだが、演技にもチカラはいりまくって、いまの社会を反映したようでもあり、なんだかすごい感じになっていました。
或る日の出来事
2019年10月17日

ジョーカー
★★★★ この映画は、ホアキン・フェニックスの演技を見るための映画だといっても過言ではない。肩の骨が浮き出るほどに痛々しく痩せて、暗い瞳には小さな光も見いだせないようにすら見える、この映画の彼のすべてをじっと見守りたい。限りなく繊細で卓越した彼の表現方法と、存在の仕方をこの目でしっかりと見届けようではないか。
映画に夢中
2019年10月17日

ジョーカー
★★★★ 精神病院でカウンセリングを受けているシーンを見るにつけ、本作も最初から最後までジョーカー自身の妄想なのかと思えてしまう。
佐藤秀の徒然幻視録
2019年10月8日

ジョーカー・・・・・評価額1800円
★★★★★ これはヤバイ映画だ。端的に言えば「タクシードライバー」と「キング・オブ・コメディ」をDCの世界観にぶち込み、ピエロの顔をしたガイ・フォークスでまとめ上げた作品。公開を控えて、米国の治安当局が厳戒態勢を敷いているそうだが、本当に怒れる人たちが観たら、暴動のきっかけになり得る。そのぐらい主人公のドラマに、現実と地続きのリアリティがある。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2019年10月6日

劇場鑑賞「ジョーカー」
今までのド派手なアクションシーンのあるDC映画とは違い、今作はアーサーがどのようにしてジョーカーへと至ったのか、その心理の変遷が丁寧に描かれている。非常に惹きつけられる内容になっていました。
日々“是”精進! ver.F
2019年10月5日

ジョーカー
★★★★★ ゴッサムシティという架空の都市の物語だけれど、現実世界においても誰でもジョーカーになり得るという怖さもありました。アーサーはもともとコメディアンになって人々を笑わせたかった。でも世の中はそうさせてくれなかった。笑いというと明るいイメージだけどアーサーの笑いは心の奥の悲しみを感じました。ヒース・レジャーのジョーカーのイメージが強くそれ以上はないなーと思ってたのですが、ホアキンのジョーカーも狂気を見事に演じきってホント素晴らしかったです。
☆yukarinの映画鑑賞日記α☆
2019年10月4日


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