幸せはシャンソニア劇場から:作品を観た感想(15)

幸せはシャンソニア劇場から   *1周年記念
泣いたり、笑ったり、ドキドキしたり…映画が持っている魅力を存分に味わえる秀作。劇中のショーをスクリーンの中で一緒に見ているような…映画の中の観客との一体感は今まで味わったことのない感覚!! 思わずブラボ〜!!って立ち上がって拍手を贈りたくなってしまいます。シャンソニアに関わる人々の友情や思いやりが暖かい気持ちにさせてくれます。中盤からラストまでの展開はドキドキとわくわくで、長編ですが全く時間を感じさせない楽しさ。そしてラストを迎える頃、じわ〜っと暖かい幸せな気分が味わえます。こんな素敵な作品に出会えて幸せです♪
ひばなのシネマの天地
2010年4月27日

幸せはシャンソニア劇場から(Faubourg 36)
この映画、時代設定がやや古めでした。スクリーン上で古い時代の雰囲気がうまく出ていました。セット等をややちゃちめにすることでそういう雰囲気を出したのだと思いますが、すごくいい感じでした。内容は仕事・職場への愛着、仕事仲間の友情やら、親から子、子から親への愛情などバランスよく含まれていて、笑いあり、ほろりと来るところもありで、なかなかいい映画でした。世界恐慌の頃の話だそうなので、フランスのその頃の時代背景を調べてから見るとより楽しめるかもしれません。
シネマクマヤコン
2010年1月18日

『幸せはシャンソニア劇場から』
私がこの作品を観て思い出すのは[ニュー・シネマ・パラダイス]でした。ハリウッド映画にはない暖かい感じがするのです。私が好きなのは、冒頭のシーンでワンカットでシャンソニア劇場の中に入っていくカメラワーク。最初からじっとスクリーンの中に引き込まれていく気がしました。そして観終わった後でも耳に残るドゥースの歌う「パリ〜、パリ〜♪」というフレーズがいつまでも心地よく響いていました。久々にいい作品でした。いろんな映画ファンに観て欲しい逸品です。
シネマのある生活~とウダウダな日々
2009年11月16日

「幸せはシャンソニア劇場から」の魅力はイーストウッド組の..
殺人を犯したとされる凶悪な犯罪者には見えない男の告白から始まる。観客は、この善良そうな男が殺人を犯す経緯や動機は何なのか、あるいは冤罪かと物語に引き込まれる。観客の映画への引き込みを一気に加速するのがキャメラワーク。パリの全景から舞台となる街の劇場へ。そして主人公を捉えてここからはワンシーンワンカット。その後の暗く濡れた舗道や街並みを描き出し、第二次大戦前夜のパリの街を描き出す。こ映画の魅力を支えた大きな要因として俳優たちと共にキャメラマンのトム・スターンをあげておきたい。
映画と出会う・世界が変わる
2009年11月7日

『幸せはシャンソニア劇場から』よみがえる
ドゥースの意外なしたたかさも注目だ。街の顔役ギャラピアの援助を受け入れながら、"アカ"のミルーと仲良くなり、そのくせチャンスがあればみんな捨ててしまう。ギャラピアは悪玉扱いだが、冷静に考えてみるとそれほど悪い男ではない。少なくともドゥースへ貢ぐ姿はいじらしい。腹がよじれるほど大笑いさせる映画ではない。号泣させて涙を搾り取る映画でもない。けれど、ちょっと微笑み、ホロリと泣いて、ちょいとばかり苦さもあって、パリジャンの粋を味わえる映画である。
映画のブログ
2009年10月26日

映画 【幸せはシャンソニア劇場から】
★★★★ フォブール36で"失業者が繰り広げるショー"は最高の見せ場でした。20年も引きこもっていた"ラジオ男"が作り出した曲はどれもノリがよくて耳馴染みがいい。ドゥースの歌声は響き渡り、美しさが煌きます。ミュージカルは明るくて希望に満ちていて幸せな気分になりました。この大団円で締めくくられると思いきやそうではなかった。さらに一転二転が待っているんですね。それがフランス映画らしいところなのかな〜と。そして、最後の最後にはなんともじんわりと温かい気持ちにさせてくれるのでした。
ミチの雑記帳
2009年10月17日

「幸せはシャンソニア劇場から」
一年に何本かは無性に好きな映画に出会える。この作品もそんな中の一本。れにしても劇場とは特異な空間である。そこで行われているものは嘘っぱちでありながら、幻の夢や希望に溢れ、役者の感情に笑い泣きしている内に真実であるかのように思えてくる。そんな不思議な現象を成立させるマジックのような空気が詰まっている。表方も裏方も、そして観客も一度足を踏み入れたら病みつきになる。そしてこの『幸せはシャンソニア劇場から』のフィルムにもそんな魔力が満ち溢れていた。
古今東西座
2009年10月1日

『幸せはシャンソニア劇場から』@シネスイッチ銀座
★★★★ 素敵な映画でした。映画の中の悪役、借金が払えなくなったシャンソニア劇場を乗っ取った不動産業者・ギャラピアと美しい歌姫・ドゥース、そしてミルーの関係が悲しい出来事を招いてしまうわけなのですが、このシャンソニア劇場で繋がった人たちの友情には感動でした。それ以上にいいなーと思ったのはピゴワルの息子のジョジョ。この子、なんてかわいくて、そしていい子なんだ。沢山の愛情や友情を感じられる映画でした。ラストシーンもとても良かったです。
映画な日々。読書な日々。
2009年9月19日

幸せはシャンソニア劇場から
再建がうまくいくのかも波のない道ではなく、計算外と思われた人物が切り札のように現れる。仲間達への思いやり。どうしようもない観客の反応もあれば、小さいとは言え見事なミュージカル・シーンでもうならせる。レトロ感覚溢れつつ、不穏な活気と、人情の繋がりが、この苦痛の現代に教えてくれるただ諦めないだけでなく楽しんでしがみつくことが愛おしいような、なかなか見事な映画でした。
しぇんて的風来坊ブログ
2009年9月15日

「幸せはシャンソニア劇場から」下町の劇場の再生物語
★★★ これだけの登場人物をテンポ良く紹介し、労働ストや時代背景も盛り込み、人はただ生きてくだけでも大変なのに時代や何か大きな力に翻弄されていく。こういうドタバタ喜劇のような映画は嫌いじゃない。そんな中に必ず悲劇的な要素を盛り込み、ちゃんとラストに希望を見せてくれるところも、頑張ってればきっとなんとかなるよなと。こんな映像体験は自分の心のどこかにしまわれて、いつか別の場面でも笑いながらいくつかのシーンを思い出すのかもしれない。
soramove
2009年9月14日

『幸せはシャンソニア劇場から』(2008)/フランス・ドイツ・チェコ
★★★★ ひときわ目を惹くのは、ヒロインのノラ・アルネゼデール。とても20歳とは思えない演技。彼女の最大の魅力は表情が豊かなことと表現が正確なこと。基本はファンタジーなんですが、それでも人が持ち合わせている「幸せになりたい」という願望をかなえたくて必死にもがいている姿は共感が持てる。誰かを守りたくて、幸せにしてあげたくてついしてしまった行動は、誰も責められないのではないか。シャンソニア劇場を中心に、温かく見守る輪ができているのが素敵でした。
NiceOne!!
2009年9月12日

*幸せはシャンソニア劇場から*
長年裏方を務めたピゴワルは、妻には去られるわ、失業もするわ…そして彼は泣く泣く息子と離れることに、、。それでも仲間と力を合わせて再建して再び息子と暮らしたいという一心で、懸命に再建に身を投じる姿が素敵です。最高に光っているのがドゥースという歌姫。この映画は彼女の歌声によるところも大きいですね。普通こういう映画だとラストはめでたし、めでたし…で終わるものですが、そこはフランス映画。もうひと山あり、そこでまた人間ドラマがぐっと深くなるところが見事です。
Cartouche
2009年9月9日

幸せはシャンソニア劇場から
★★★★ ちなみに原題の「FAUBOURG 36」はこの時やる演目のタイトル。いやはやこの舞台が実に陽気で楽しいのです。殆どミュージカルと言ってもいいこのシーン、劇中劇と言うよりは、舞台撮り切りの画面構成が多いので、まるで私たち自身がシャンソニア劇場にいるかのよう。目くるめく夢の中にいるかのような気持ちにさせてくれるこのショーは大ヒットし、良かっためでたしめでたしだね!……とならないんですね、これが。その事件は是非劇場で…。
LOVE Cinemas 調布
2009年9月9日

映画「幸せはシャンソニア劇場から」を観た感想
★★★★悪い人も良い人もひっくるめて、全ての登場人物を温かい目で見てあげたくなるの。人生山あり谷あり。どんなときでもあきらめないで、自分の出来ることをする。どんな時でも人は楽しいひと時を求める。シャンソニア劇場は街の人が来るのを待っている。誰でもそこへ行..
映画初日鑑賞妻
2009年9月6日

幸せはシャンソニア劇場から
フランスらしいエスプリの効いた映画でした。ピゴワルの息子を取り戻すために奮闘するさま、ジャッキーの脚光を浴びたいという想い、ラジオ男の純愛、ミル―とドゥースの恋、ギャラピアのドゥースへの一方的な恋慕など、シャンソニア劇場に関わる人々のそれぞれの愛を描きつつ、劇場の上映シーンではいろんな歌が流れ、観ていて楽しい2時間。ドゥースを演じたノラ・アルネゼデールはこれがデビュー作。綺麗でとても歌が上手い、今後が楽しみな女優。個人的にはお薦めな映画です。
だらだら無気力ブログ
2009年9月5日


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