櫂
★★★★ 味わいを持った文芸作品として、独特のものがあると個人的には感じた。一つには緒形拳の存在が極めて大きいだろう。そして独特の味わいを醸し出す。本作の富田岩伍の持つ任侠義侠心、牡の匂い、狂気、女好きだが不思議な純情を持つ点などがよく滲み出る演技であり、存在感であった。それに比べると十朱幸代の線がやや細かったかなという気もした。
映画!That' s Entertainment
2021年2月9日
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