純喫茶磯辺:作品を観た感想(15)
純喫茶磯辺
娘以外は登場人物みんなダメ人間だが、どこか憎めない人達が出てくるシュールなコメディ。監督の経験を元に描いているのかリアルだ。台詞回しとか即興でしたような感じで、「アレじゃない?」という言葉を多用したり、追い詰められた言葉とか、そのキャラが言いそうな台詞が巧い。シュールな感じながらも、笑いを散りばめられていて面白かった。この映画は、経験した大人の方が面白いと感じるんじゃないかな。出てくる出演者みな、人間味溢れていて、監督は人間観察とかよくしているじゃないかと思った。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月25日
『純喫茶磯辺』'08・日
台詞に、アレが多い映画やったな。客としてやってきた美人の素子が働きたいと言うので、バイトとして雇う下心ミエミエ親父^^; 娘に普通、こんなの着させないと怒る咲子の目の前に、文句も言わずメイド服を着てきた素子が(笑) 親父の気持ちを手玉に取る魔性の女素子の前に、元カレDV男が。腹黒女で好かなかった素子の好感度が一気にアップしたな(笑) 外人に「とりあえずビール」とか言わせたり、小ネタが散りばめられた映画やったけど最後は、ええ感じにまとめたよな。
虎党 団塊ジュニアの日常
2009年10月10日
mini review 09372「 純喫茶磯辺」
★★★ この映画は、近頃の邦画のひとつの傾向でもある、ダメ人間たちが集まるゆるーいコメディタッチのヒューマンドラマ仕立てと言ってしまえば、それまでの作品。けれども同類の「くだらない」 作品が多いなかでは相当に愉しめる映画に仕上がっている。ホンワカとしたダメ人間たちの喜劇にもならないエピソードを積み重ねながら、ちゃんと作品の基本トーンを嫌味なく通底させている。なにより、登場人物たちの会話の間の取り方やつっかえかたがとてもリアルなのだ。
サーカスな日々
2009年9月5日
純喫茶磯辺
こっれは面白かった!!!今作には至る所に一つのワードを反復させる笑いが散りばめられている。宮迫のチカラを抜いた演技に好感が持てた。「なんスか?」「そぉスか」などの女子高生系の言葉を話す麻生久美子は最高だった!少々若い父親と、年齢以上にしっかりした娘との関係がほのぼのしており、結局は喫茶店も閉めてしまい、何も変っていないように見えて実はこの親子が少し成長したように見えた。
映画道
2009年8月27日
純喫茶磯辺 (2008)
★★★ コレは面白い!!なんともヌル〜イ、ユル〜イ作品です。が、意外なほどマトを得てて観ながらものすごくウンウン、そうそうとうなづいている自分がいました(笑) 麻生久美子が妙にエロかわいい!全体を通して微妙で絶妙な、奥歯にモノが挟まった感じの会話がイイ感じで続きます。そして大それた盛り上がりも無くなんとなく終わります(笑) これがなんとなく後を引くんですよね。
カタヤマ 無断でブログ
2009年2月27日
『純喫茶磯辺』 (2008)
★★★ 真剣に生きているのか、行き当たりばったりで生きているのか、わからない主人公に共感は覚えません。しいて言えば、その親に振り回される、しっかりものの娘に同情してしまう感じです。オフィシャルサイトには、ハートフルコメディとか書いてあるけど、軽いというかニガ笑いしかないんで、コメディと呼べるかどうかも疑問です。 監督さん、ユーモアのセンスって、役者さんの存在感や演技力だけに頼っていては、こちらには伝わってきませんよ。
よーじっくのここちいい場所
2008年9月25日
純喫茶磯辺
雨上がりの宮迫が演じる磯辺裕次郎と仲里依沙演じる磯辺咲子の親子の会話がすごい面白かった。「死んで」「やだ!」のあたりの会話はかなりツボった。この2人以外にも麻生久美子や濱田マリといった他の人達の配役が良かったです。この世界観は結構好きです。
だらだら無気力ブログ
2008年8月30日
『純喫茶磯辺』
いつの間にかこの映画の中心にいる娘の咲子(仲里依紗)彼女の目をフィルターとして描かれていくところは救いだったかもしれない。ダメおやじとのやり取りも面白いし、いやいや店を手伝いつつも、若いのに自分の立ち位置を把握しているという感じ。それも言わば社会勉強になって、短い夏休みの間で彼女は大きく成長(人生勉強を含め)するのである。一生懸命ではないけれど、純粋で健気な存在は一種清涼飲料水のような感じであり、逆にこの映画の潤滑油のようでもあった。
京の昼寝〜♪
2008年7月29日
純喫茶磯辺
★★ つまんない中年男を宮迫が上手に演じ過ぎたのか、つまんなかった。 ほんとに映画までテキトーって感じ。 しかし、随所にこだわりが見られるダサレトロな店内。 いかがわしい客たちがイイじゃないか。 麻生久美子の、毎度ながら実にやる気ない感じもいいねー。
映画初日鑑賞妻
2008年7月27日
「純喫茶磯辺」完成披露試写会
宮迫博之と麻生久美子は想像通りに笑わせてくれましたし、一番変化のある難しい役を仲里依紗が見事に演じていました。本当の主役は宮迫ではなく、仲里だったような気がします。大爆笑というよりは、常にクスクスと笑わせてくれるのですが、最後にはちょっとホロッとさせてくれる…かと思ったら、実は、、って感じで、やっぱり笑わせてくれます。「宝くじでも当たったら、脱サラして喫茶店でもやってみたいなぁ」そんな事を考えた事の無いサラリーマンなんていないのではないでしょうか?
アートの片隅で
2008年7月26日
『純喫茶磯辺』 @テアとル新宿
★★★たいして期待もしていなかったからか、結構面白く感じました。ストーリーは娘の咲子を中心に進んでいきます。しっかり者なんだけどしっかりしすぎてない感じというか、普通な感じがよかったですね。全体的には結構脱力系でゆるーい感じです。そのゆるーい感じが私は結構好きでした。そして大爆笑はしないのですが、何気ない会話が面白かったり、ダサイ店なのになんか居心地が良さそうだったり、落ち着く感じ。つかみどころのないところがリアリティがあってよかったりもしました。
映画な日々。読書な日々。
2008年7月26日
「純喫茶 磯辺」コーヒーの香りのしない喫茶店
そこそこ脱力系の笑いはちゃんと見せてくれてるしね。ワリと面白かったけれど、不思議な映画だった。喫茶店は世の中からどんどん消滅している、その代わり行くことが生活スタイルのようなスタバや廉価がウリのドトールのような、どこでも同じ顔の店は増殖している。だから思いつきで喫茶店なんてどだいムリなんだ、そのムリなところがこの映画全体を包み、そのはかなくもオカシイ感じがこの映画のムードでもあるのだ。
soramove
2008年7月26日
【2008-167】純喫茶磯辺
脚本は脱力だが"勢い"だけではじめた喫茶店の店内のテーブルゲーム機、テーブルごとに柄が違うテーブルクロス、工藤静香のポスターと昭和テイストに、店の名前は「純喫茶磯辺」と超ダサダサな喫茶店は、古臭いがイマドキカフェとは違い妙に和ませてくれるのは不思議なものだ。店の客なのにマスターと間違われるネタ扱いだけのミッキー・カーチスは少しおいしいか(笑)
ダディャーナザン!ナズェミデルン...
2008年7月22日
純喫茶 磯辺
公開する劇場が、かなり少ない。主役 仲 里依紗の青春を描くドラマ。主役は、彼女ひとり。そして助演が芸達者。面白いけどふざけてはいない。その線引きがとても巧くできている。
映画の部屋☆とらとら分室(^^;
2008年7月16日
純喫茶磯辺
★★★☆主人公を演じた宮迫博之も決して悪くはないのだが、何を演じてもいつも同じ感じがする。一方、しっかりものだが純情で、一途な女子高生を演じた仲里依紗の清々しさが良かった。またつかみどこがないが、どこか憎めない素子を演じた麻生久美子の演技とコスプレに乾杯!この映画が単純なコメディーに終始せず、人情と哀愁を漂わせた良作になり得たのは、この二人の女優さんの個性と熱演のお陰であろう。
ケントのたそがれ劇場
2008年7月16日
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