太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男:作品を観た感想(30)

【太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-】どの辺がフォックスなのか・・・
どこが奇跡で、何で「フォックス」なのか、全く理解できない映画だった。 いや、奇跡については、最後まで見れば「何となくそういう事だったんだろう」と思う物の、何がフォックスだったんだろう…?
映画@見取り八段
2011年11月17日

「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」 守るべきものは何なのか
日本人としての誇りを守るため死ぬまで戦うのか。民間人の命をさらさぬよう投降するのか。大場大尉の選択は、国家への忠誠、誇りを持ちつつも民間人を守るために投降するというもの。本作での木谷の行動を観るとあの時代の帝国軍人として致し方なかったのかと思いますが、それはあの時代特有のものではなく、いまでもこういう精神は残っているわけです。本来は普通の人びとを守るための組織であり、国家であるはずなのに、どこかでそれの重要度が逆転してしまう。本作で描かれているような状況は現代社会でも十分あると思えるわけです。
はらやんの映画徒然草
2011年6月26日

【太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男】
実際には1年半もの間米軍に屈することなく、食糧も乏しい中で日本兵をまとめ続けた素晴らしい方なんだと思います。でも、この作品の中ではどうもそれが伝わらないというか…、米軍がフォックスと呼んで恐れている意味が全く解らないというか…。リーダーとしてのオーラが全然感じられなかった(汗) あんなに簡単に収容所に出入りできるのも不思議。実際本当にそうだったんだとしても、どうも見ていてピンと来ない。でもきっとこの作品を見る大抵の人はこのような現場にいなかったんだから、今見ている人が心動くような物にして欲しかったなぁー。
日々のつぶやき
2011年3月30日

太平洋の奇跡
★★★ 見終わると、なぜ主人公大場大尉が"フォックス"と米軍に畏敬の念を持って呼ばれたのか訝しく思えてきます。が、この映画は日米対決の戦争物というよりも、むしろ如何にして少ない犠牲で戦闘が終結するに至ったのか、日米の両軍が如何なる努力を払ったのか、との点に専らの焦点を当てている方に重点が置かれていると考えられます。
映画的・絵画的・音楽的
2011年3月19日

「太平洋の奇跡‐フォックスと呼ばれた男‐」
★★★★ 見る人によっては「なんと要領の悪い男か、違うと思うのなら、行動に移せばいいじゃないか」と思うかもしれないが、おそらくそうではない。彼らは他の生き方を知らないし、出来ないのだ。日本の敗戦を知らされた瞬間は、彼らにとって奉るべき神を失ったのも同義。だからこそ彼はあの時初めて、自分の意思をまかり通す覚悟を決め、軍刀を差し出したのではないだろうか。恩讐を越え、苦難に立ち向かい、ただただ与えられた仕事を、一所懸命にこなす事の尊さを、大場大尉の悲壮に満ちた瞳と背中は、現代の我々に教えてくれている気がしてならない。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2011年3月15日

フォックスと呼べる男・竹野内豊
私の涙腺が最初に切れてしまったのは、母親が銃撃を受けた民家に取り残された赤ん坊を見つけた大場大尉。水筒の水を必死に吸うその子に「生きろ!」と。アメリカ軍に見つけてもらうために外に赤い布切れを結び付ける大場大尉と、カゴの中の無邪気な赤ん坊…。思い出しても涙腺が緩むのはどうしてでしょ。何の罪もない天真無垢なまま力強くそこに生きる赤ん坊を見せ、戦争の無意味さや虚しさを訴え考えさせるのも上手いですね〜。いつも戦争映画を観ると同じことを感じます。でも観ちゃう。観て知りたい、問いたい、考えたいって思うんですよね。
美容師は見た…
2011年3月3日

太平洋の奇跡
★★★★ 本作の主人公・大場大尉の言動は、あくまでも「人間である前に軍人である」という論理に基づいており、これは最前線で戦う指揮官が常に保持していなければならない考え方なのだと思います。「日本軍の矜持」といったものがもっとも巧みに表現されていたのが、終盤、大場大尉とルイス大尉が会談するシーン。最後まで帝国軍人としての凛とした態度を崩すことがありません。それは、大場大尉がジャングルの中から姿を現した瞬間から始まっていて、日本軍の誇りを一身に背負ったかのような大場大尉の佇まいを竹野内豊さんが見事に表現していました。
WEBLOG:e97h0017
2011年3月2日

太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−
終戦間近の、圧倒的チカラの差を感じながら、飲まず食わずに近い日本側を束ねていくことが、どんなに重いことだったか。それができたのは何故、何の為だったのか―。竹野内さんが、架空のヒーローではない実在の人物を演じるという強い意志が感じられる作品になっていたと思います。一人でも多くの敵を倒すこと、としていた大庭大尉が、一人でも多くの命を護ることに切り替えたあたりから、第二の彼の闘いが始まったのがよく解ります。日本のために命を捨てないで、これからの日本のためにその命を使おう。と決めた47名は、普通の人たちだったのです。
to Heart
2011年2月25日

映画<太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−>
私達もこのような人達がいたコト、忘れてはいけない、そう深く感じた映画鑑賞になりました。日本ユニットと米国ユニット、特撮ユニットの3隊で進められ、両軍それぞれの目線で描かれています。コレによって今までの戦争映画とは違う仕上がりになっているように感じました。戦争映画を見るといつも心が痛くなりますが、この映画は少し違う印象を受けました。生きるか死ぬかではなく"生き残る"コト。それが使命だとゆ〜テーマからでしょう。生きて日本に帰ろう…。そして、昔の日本人としての誇りの持ち方…。尊敬します。
美味−BIMI−
2011年2月20日

ほんの少し勇気があれば...。『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』
★★★★ 個人的に一番印象に残ったのは山田孝之演じる日本兵。今の平和な日本で暮らす人間の目からは馬鹿げた兵隊の姿に見えますが、当時の日本兵が持つ常識や戦争中の状況を知らない私には、彼の言動を否定する事は出来ないような、そんな気持ちにもなりました。ほんの少し相手を信じる勇気と互いに歩み寄る気持ちを持てたのなら、戦争は起こらなくても済んだのかもしれません。そして最後にアメリカ兵に向けて言った大場大尉の重厚な言葉…。おそらくそれは戦場に立った人間にしか到底分からない気持ちなのでしょう。
水曜日のシネマ日記
2011年2月20日

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
確かに太平洋戦争末期のサイパンが舞台だが、あくまでも大場大尉をメインに描いている作品である。が、序盤の総攻撃では、やはり目を背けたくなる場面もある。実際にその場に居て実感として知る男たちは、自分が倒した人間たち、散って行った仲間たちに対して、自分が関わった様々な出来事についてどれほどの思いを抱えているのだろうと思う。それを語るのが大場の最後の台詞。善良な人間に背負わせるにはなんと過酷なことだろう。抱えるものが過酷で大きい方ほど、その後黙して語らないと聞く。また1つ、映画で日本の「戦争」の一部を知ることになった。
悠雅的生活
2011年2月17日

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
竹野内豊さんの佇まいが印象的でした。どちらかと言えば口数は多くなく、もの静かに見える主人公です。もちろん日本軍の大尉なので日本が勝つことを心から信じ、敵を倒すことをだけを考えていましたけど、次第に民間人たちをはじめとする人々の命を守ることを優先に考えていくようになります。その思考の流れを哀しみの表情で静かに伝えてくれる姿に、戦争という極限の中でも、自分の考えを持ち続けることの大切さを感じました。大場大尉が最後に選んだ道を、彼ならではの方法で切り開いていった結末には静かな感動を覚えました。
とりあえず、コメントです
2011年2月17日

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
★★★ なんかね"奇跡"っていう感じではない話なんだよね。それよりも大場大尉は無駄に死ぬことだけはしないと思ってた人。主演の竹野内豊、悪くは無いんだけど…もちょっとドロ臭いとこもあってよかったんじゃないかと。もの凄く小奇麗なんだよね。ストーリー的にも、戦闘シーンはありましたが、どちらかというと大場大尉の心の変化を捉えた繊細な話なので、劇的なドラマが無い分、少々単調になっている感じがした。緊迫感もちょっと少ない感じ。生きていることが"恥"などと思うバカな世の中が未来永劫に来ない時代が続きますように。
やっぱり最終的には自分じゃないの
2011年2月17日

『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』 | 中嶋朋子、竹野内豊が素晴らしい。
いちばん良かったのは、中嶋朋子でした。そこだけ66年前にタイムスリップしたかと錯覚してしまいそうなほどの神演技!主演の竹野内豊も、後半は日本軍人が乗り移ったようでした。当時の日本軍がこの映画に描かれているように、誇り高く立派なサムライばかりだったかどうか…。実際に戦争を体験してきた黒澤明、今村昌平監督らは、決して戦争や兵士を美化して描かなかったということが、真実を何よりも雄弁に物語っていると思う。大場さんがあまりにも誇り高く、格好良く描かれているので、杞憂とは知りつつちょっと心配になってしまったのでした。
23:30の雑記帳
2011年2月16日

『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』劇場鑑賞
★★★ この作品は、出来るだけ多くの若者に観て欲しいなって思ったのが、鑑賞後の率直な感想です。戦争映画独特の残酷描写は少ないから、かなり若い子が観ても良いんじゃないかな。今は日本が敗戦国だっていうことすら知らない子供もいるんだし、むしろ敗戦をしらない子達に観て欲しいです。そして、物語の全てが集約されていたような、あの終盤の行進のシーンに"何か"を感じて欲しい。あんな極限の状況下の中で決してブレない信念というのは凄まじいですし、それがアメリカ軍を恐れさせた「大和魂」というものだったんでしょうね。
続・蛇足帖〜blogばん〜
2011年2月16日

太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
★★★ ☆邦画としてはなかなか迫力ある戦闘シーンが表現できたと思うが、もうひとつ物足りない感がしないでもない。それに米兵達がいやに優しく描かれている。この戦いで生き残った田中徳祐氏の「我ら降伏せず」によると、、、余りにもむごいむご過ぎるではないか!そうした背景があって大場隊の必死のゲリラ戦があったのであろう。東宝と日本テレビというメジャーメディアの製作であり、米国の協力も得ているため、真実を描くことは難しかったのだろう。あきらかに所々カットされていることが明白。現実にはこの限界点は超えられないだろうね。
ケントのたそがれ劇場
2011年2月16日

「太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−」 日本人は何処へ向かってきたのか
★★★ 当時だったら皆と同じ方向をまっしぐらに突き進んでいたに違いない。その危うさを思う。サイパンでほんの60年程前、命を懸けた戦いがあったのは頭では分かっても、やはり映像の力は凄い。もしあの場面に自分が居たら…どんなに想像してもそれは明確な映像を結ばない。それほど自分は平和ボケボケなのだ。それを感じ、考えただけでこの映画の意義はあったのだと思う。映画としての感動的な盛り上がりは無く、その意味で物足りなくも感じるが、事実を描く時、そこまで求めるのは意味が無いことかもしれない。是非、実際に見て考えたい作品。
soramove
2011年2月16日

太平洋の奇跡 −フォックスと呼ばれた男 とにかく生きるのだ
民族としての誇りであったり、日本人としてのアイデンティティーであったりを、ステレオタイプでない描き方をしてくれていたということだけが、自分にとっては微かな救い。竹野内豊、井上真央、山田孝之、中嶋朋子、酒井敏也、ベンガル、阿部サダヲ、唐沢寿明…みなさんが演じたそれぞれの役の、狂気に踊らされた部分をスポイルした精神が、そのまま当時の日本人の真実なのだろう。そうだったのなら、わずかに救いだと思いたい。こういう映画では、自分は感想がいつも書けない。とにかく生きるのだ…。
労組書記長社労士のブログ
2011年2月15日

映画「太平洋の奇跡〜フォックスと呼ばれた男〜」感想
史実のサイパンの戦いで敗退していく日本軍がメインで描かれているため、ストーリーは明るいとは言えたものではないです。まあ、ちゃんと日本に帰還できる終わり方をしているので、その辺りは救いだったりするのですが。サイパン島に駐留しているアメリカ軍は、民間人に対して比較的寛大なスタンスで迎え入れていました。日本軍に対しても「フォックス」に好意的なハーマン・ルイス大尉が降伏交渉に臨んだりしています。また、大場大尉が事実上降伏を受け入れたシーンは結構印象に残りましたね。
タナウツネット雑記ブログ
2011年2月15日

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男
原作はサイパンに従軍した元アメリカ兵のノンフィクションで、竹野内豊演じる大場大尉の家族も協力した映画だ。イーストウッドの[硫黄島]2作もすばらしい戦争映画だったけど、日本の製作でここまでの戦争映画が出来たことを賞賛したい。この映画で一番見て欲しいのは、大場大尉の心の変化だ。大場大尉らが最後に誇り高く行進するシーンは、涙が止まらないほど感動した。この姿を見ると、我々は日本人としての誇りを今一度強く持っていたいと強く感じた。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年2月14日

『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』 開戦から70年だから描けることは?
冒頭の将棋の駒の説明にガツンとやられた。この簡潔で鋭い日本人論は、本作のスタンスを見事に表している。本作は、第二次世界大戦末期の出来事を65年前の歴史として冷静に見る視点と、娯楽映画として物語性豊かに描く視点とが両立しており、見応え充分であった。日本軍の多面性、民間人の多面性、米軍の多面性をまんべんなく描くことで、一面だけでは語り得ない戦争というもの、人間というものをあぶり出す。本作以降、日本だけ、民間人だけ、あるいは軍人だけを描いた戦争映画は一方的であるとか、リアリティ軽視であるとのそしりを免れないだろう。
映画のブログ
2011年2月14日

太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−・・・・・評価額1700円
★★★★ 帝国軍人である大場栄という人物が、現在の我々から見ても、あまつさえ敵国であるアメリカから見ても、リーダーとして魅力的であるのは、彼が国家に従属した存在ではなく、個人として説得力を持った振る舞いをしたからに他ならない。日本は負けたかもしれないが、彼らは別に誰に対しても負けていない、だから降伏はしない。しかしながら、軍人であるからには、上官の命令には従う。このギリギリの落とし所は、奇しくも戦後29年に渡って、フィリピンのルバング島で戦い続けた、小野田寛郎少尉と同じである。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年2月13日

太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
★★★★ 戦争映画..ではあるけれど、大場栄大尉をはじめ仲間の兵士たちの日本人としての誇りを最後まで貫いた人間ドラマなんですね。原作がアメリカ人なのでややハリウッド映画っぽくも感じましたね。へたなドラマを入れずにしっかり事実を描いた作品だったのが良かったです。派手な戦闘シーンがあるわけじゃないんですが、しっかり戦争の悲惨さは伝わってきました。竹野内さんのきびきびした動きとピンと背筋が伸びた感じが印象的。とにかく、みなさんの熱演はほんと素晴らしかったです。ひとりでも多くの人に観てほしいと思える作品でした。
映画鑑賞☆日記・・・
2011年2月13日

*太平洋の奇跡 −フォックスと呼ばれた男*
すでに捕虜になって収容所にいる人たちと山にこもる兵士たちとの考え方の違い。あっさりと負けを認めるわけにはいかないという誇りを持った兵士たち。これらのことが丁寧に描かれ、積み重ねられていって、ラストへとつながっていきます。重要なのはアメリカ軍の中にいたハーマンルイス大尉の存在。負けが明らかだったのに日本の大場大尉と対等の目線で応じてくれた…。全体に色調もドラマも抑えられています。これが好きか嫌いか大きく分かれると思いますが、私はあまり煽って描くよりこの位の方が好みです。
Cartouche
2011年2月13日

太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−
「奇跡」というのは大場大尉のゲリラの戦闘ぶりというより、日本が無条件降伏して大場大尉らがサイパン玉砕で戦死者扱いされた後も生き残り、日本に生還したことを指しているのだろう。投降して整列するシーン、米海兵隊幹部の居並ぶ前で銃を持ったまま行進している。いくら何でも儀式上の刀を除いて武装解除して投降させるだろう。周りに武装した海兵隊員も沢山いた筈だ。一番印象に残るのは大場大尉が夜中に基地近くに潜入し、すぐ上を次から次へとB-29が離陸して行くのを見上げるシーン。このシーンは真偽はともかく美しく見える。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年2月13日

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
奇跡? アメリカ軍が恐れたって言う割には、それを彷彿とさせるシーンが少なかったし、大場大尉は単に民間人を守るためにジャングル内に潜んでて、時折やってくるアメリカ軍をやり過ごすか、戦闘で追い払うぐらいで、恐れるような要素が何一つなかったんだが。大場大尉率いる部隊の何をそこまで恐れる必要があるのか、映画からは感じられなかったし、大場大尉とそれを取り巻く人々とのエピソードが何か中途半端に描かれていて感情移入とか出来なかった。ただ、この映画ではっ!と思い知らされたのは、やくざも徴兵されること。
だらだら無気力ブログ
2011年2月12日

『太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー』
この映画は大場大尉の戦績ではなく功績を描いた映画。大場大尉を軍人としてではなく、一人の人間として見るべき映画。いろんな人間がいる中で「一人の軍人かつ人間として」決断する。それは並大抵の人間には出来ないことであり、国境や人種を越えて後世に伝えていくべき尊いもの。大場大尉は恐らく目に映る同胞を生きて日本に帰らせたいという思いだけしかなかったんでしょうね。そんな謙虚でストイックな大場大尉の功績を描いたことはとても意義があることですし、この映画を見て大場大尉の実映像も「映像の20世紀」などで見たくなりましたよ。
こねたみっくす
2011年2月12日

『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』・・・これでは心に響かない
実話であることは百も承知だが、その内容をそのまま順々に並べただけでは心に何も響かない。戦闘シーンの迫力で見せる作品ではなく、山中にこもった日本兵たちがいかに生き延びたかがポイントなのだから、やはり見せるべくは人間ドラマ。ドキュメンタリーに徹した作りではない以上、感情の激しい起伏を誘うような創作のセンスを発揮してほしかった。少なくとも私はそういう物を求め、期待していた。そうでなければいっそのことドキュメンタリーとして描き切るか、だ。いずれにしろタイトルに"奇跡"は的外れに思えてならない。
SOARのパストラーレ♪
2011年2月11日

劇場鑑賞「太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー」
一瞬、ハリウッドの戦争映画のような錯覚に。戦闘シーンも"意外"と迫力あります。日米双方それぞれの立場の視点で交互に描かれていて…日本側からとアメリカ側からの監督が違ったのが良かったのかもしれない。悲惨さを誇大に表現せず、ただあの時代に生きた人々の一生懸命さをひたすら描いている。真面目に真摯に作られていると思った。竹野内さんの熱演ぶりは素晴らしかった。どんどん痩せていくので注目。ラストの行進シーンは感動!! 大場とルイスとの会話がとても印象的で考えさせられる。女性や子供たちにも観て欲しいなぁ…。
日々“是”精進!
2011年2月11日

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
★★★ この作品では、大場大尉の信念の移り変わりと、理屈を抜きにした帝国陸軍軍人としての強烈な誇り、そしてその2点が相反する部分の葛藤を描いていました。私は大場大尉が尊敬され現在に名を残したのは、戦術的に米軍を翻弄したからというより、自分の信念とプライドという、通常どちらも譲りがたい所のどちらかを押し通すのではなく、あくまで理知的に冷静に判断した点ではないかと思います。実際の日本の戦後の復興はこうした覚悟を持った人々によってなされたのだろうと思うと、同じ日本人として胸が熱くなりました。
LOVE Cinemas 調布
2011年2月5日


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