異端の鳥:作品を観た感想(2)
異端の鳥
★★★★迫害に抗いながらも強く生きる少年と彼を徹底的に攻撃する‘普通の人々’を赤裸々に描いた戦争ドラマ。少年が人の温もりに飢えてる感じも出てた。助けた馬が引き馬で殺されるシーンの少年も良かった。
いやいやえん
2021年4月7日
ショートレビュー「異端の鳥・・・・・評価額1700円」
★★★★ 幾度となく自分が傷つけられたように、やがて他人を攻撃することを覚えた少年からは、無垢なる子供時代が急速に失われてゆく。少年を演じるペトル・コトラールをはじめ、ほとんどが無名の俳優たちの中に、ハーヴェイ・カイテルやジュリアン・サンズ、ステラン・スカルスガルドといった名優たちが要所要所に配され、画面を締めている。タルコフスキーの「僕の村は戦場だった」思わせる絵画的映像は美しく、ゆったりとしたテンポで描写されるモノクロの画面からは、どこかフォークロアな詩情が漂い、不思議と後味は悪くない。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2020年10月28日
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