ヒミズ:作品を観た感想(22)

【映画】ヒミズ:園子温が描いた震災以降の日本へのメッセージ
原作と違うとか、安易に「3.11」にコミットしているなど批判もあるようだけれど、原作を知らずにこの作品に触れた側からすると、うまくはまっていたのではないか。役者の熱演もあって、その様は感動的だ。絶望に向き合い、立ち向かおうとする住田の姿に、僕らは未来を見るかもしれない。
ビールを飲みながら考えてみた…
2013年2月13日

ヒミズ
私には微妙に合わなかった。ぐっとくるところもあったが手放しで受容できない所もあった。とはいえ面白かったし良くできてると思う。住田さん、茶沢さんの演技は見事で確かに引きこまれるものがありました。
いやいやえん
2012年7月20日

「ヒミズ」 現代社会の闇(#`Д´)
★★★★ 染谷将太、二階堂ふみの演技に注目して観て頂きたい。ヒミズとは何かというと・・・日不見(日見ず)―モグラ科の一種だそうです。賛否両論ありそうな感じっすね〜撮影中に起こった東日本大震災を受け大幅に内容を変更し、実際被災地である宮城県石巻市での撮影も行われたというこの作品、被災地の方に希望を届けようとしたのかも知れないが、実質映画とのリンクはイマイチだったように思う。現代社会の心の闇を上手く表現している通り魔殺人とか、我が子を虐待死とか・・色々な問題がリアルに描かれています。観ていてけっこうブルーになる作品です。カメラワークも良かった。
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年7月3日

Ganbare Nippon! 「ヒミズ」
園監督は自分の中ではずっと評価の高いお方だし、見応えも十分だったのに、なぜか書くことがない。監督の日本での評価が上がったからだ。好きだったバンドがメジャーになるような感覚・・ それでもやはり震災を撮影に行ったり (しかもドキュメンタリーではなく) あるいは原作を大きく改変しているところに支持の分かれ目を残し、自分としては当然、支持だが、震災を映画のダシにするな、原作への冒涜などの評を見かけると少し面白くなる。もともと映画は身の回りのあらゆることをダシにするのだし、そもそも小説やコミックなどの原作を勝手に取り上げて (金で買い上げて) 映画化なんてこと自体が傲慢きわまりないことなのだ。
シネマ走り書き
2012年5月8日

ヒミズ(映画)
★★★★“絶望に追い込まれながらも生きようとするパワーそして映画のパワーにやられました”映画は、震災で被災しがれきだらけとなった街で住田が洗濯機の中から見つけたピストルを使って自殺する夢の場面から始まります。ゴミ処理場なのかなと思ったら実際に被災した場所ということでした。この場面は住田の心の状態や、物語が進む中でいかに絶望的な状況であるかを分からせるための伏線にもなっているように感じます。
映画とライトノベルな日常自販機
2012年3月4日

映画「ヒミズ」
難しい、この映画をどう評価していいのかが凄く難しい。総論賛成、各論反対という感じだ。今までの園監督作品とは体裁は似通っているんだけど、これまでと少し違う結末へのアプローチの仕方に少しつまずいてしまった。むしろ好きな作品だ。しかし、心から礼賛できないのも確かだった。
えんためのぼやき
2012年2月12日

ヒミズ
★★★★ 園監督は、このところ随分と短いインターバルで衝撃作を次々に公開してきているところ、本作品も、期待にたがわず素晴らしい出来上がりです。一見すると、家庭内暴力の悲劇を描いたものと思えるところ、やはりこれまでの園子温監督作品同様、一筋縄では捉えきれない複雑な内容を持っていて、何より本作においては、3.11の東日本大震災のことが重視されているように思われるところです。
映画的・絵画的・音楽的
2012年2月7日

【ヒミズ】「病気」を自覚する園子温監督作品
バイオレンス描写はあるものの、他の園子温監督作品に比べるとソフトに出来ていると思った。どうしようもない「どん底感」だけではなく、希望が見える優しいラストだった。痛いけど、優しい。鬱々とするけれども、考えさせられる。凄い映画だった。
映画@見取り八段
2012年1月28日

ヒミズ
東日本大震災の津波で破壊された街並みでのロケーションを行っているので、絶望の淵まで追いやられた若者の再生が現実と重なっている。間違いなく2012年ベスト邦画の一つになるだろう。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2012年1月22日

ヒミズ (2011)
★★★★★ ドン底絶望の中学生二人が繰り出す激辛青春人生賛歌です。 「がんばれ、住田!ガンバレ!」普段ならベタで安っぽいセリフのはずがそりゃ〜もう、号泣ですよ。 主役の二人染谷将太&二階堂ふみの怪演ぶりはアッパレでした。 いや〜、軽く人に“観て!”と薦めにくいですなぁ ストレートで非常に重い、心に残る良い作品でした。
肩ログ
2012年1月20日

ヒミズ
「がんばれー!」  無理矢理、被災地へのメッセージを絡めたとか、そんな風にも捉えられる。 個人的には、原作とは別物と割り切って観に言ったせいか、染谷・二階堂コンビの二人にはこのラストの方があっているかなあと思った。住田という少年は彼以外にいないという位熱演。
映画感想メモ
2012年1月19日

ヒミズ
★★★ 叙情シーンとなりますってぇとちょいと乗り切れず、それが連続しますってぇと主題がところへの興味も急速に薄れていってしまいまして。結果後半を、だらけて冗長な作りと感じてしまいまして。 やっぱあたしにゃあ本作の監督、脚本の「恋の罪」の園子温の前衛崩れみたいな演出が、肌に合わないのじゃないかしらとそう思った次第で御座います、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2012年1月17日

『ヒミズ』 〜希望は絶望を打ち負かすことができるのか?!
大人には未だなりきれていない、でも必死に大人になろうとしている子供たちの、精いっぱいの懸命な姿を描いた、青春映画なのだ。 この映画を成功へと導いているのは、何と言っても主役ふたりの渾身の演技に他ならない。重々しくも切ない、限りなくドロドロとした現代社会の中で苦悩し、溺れそうになりながら泳ぐ、ピュアな思いとなって、ぼくらの心にずしんと突き刺さるのだ。
ketchup 36oz. on the t...
2012年1月15日

ヒミズ
★★★★★ 震災で「希望」や「夢」を語る教師に「普通に生きるのがいい。ボート屋をなめるな」と反抗する。そこには「希望」や「夢」という言葉が安易に乱発される世の中に対する絶望的な不信が住田の心に泥のようにこびりついている。
佐藤秀の徒然幻視録
2012年1月14日

ヒミズ
「こんな映画は嫌だ」と言うのではない。「こんな映画が好きだ」とも言い難いものもある。けれど、一旦これを観てしまったら、きっと忘れることができなくなるであろうと思う作品を観た。 もし、彼をなんらかの形で失ったら、彼女こそ生きてゆけないのではないか。住田にとって、鬱陶しく、そうとは気付けないかもしれないが、彼女が彼の最後の砦であり女神であるのだと、わたしなどは思う。
悠雅的生活
2012年1月14日

ヒミズ・・・・・評価額1750円
★★★★★ 3.11後の世界で、ごく普通の大人になりたいと願う中学生男女のビターな青春物語からは、前2作の様な過激なセックスと血飛沫は影を潜め、代わりにあるのは時代と正面から向き合った切実な葛藤と、未来への幽かな希望だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2012年1月5日

ヒミズ
★★★★ 作品からは監督がこの映画に込めた監督流の優しさが感じられるのだ。人間の本質を鋭く剥き出しにさせる演出で俳優を叱咤し、上辺だけの演技を絶対に許さない。ラストシーンで住田と茶沢が発する言葉は魂の叫びに等しく、それ故に登場人物を通じて観ている人間を叱咤激励してくれる。骨の髄から映画を愛するが故に上滑りした作品は絶対に認めない園子温。そんな園子温が日本人に向けて作ったという本作は、正に日本人全体に対するエールなのだ。
LOVE Cinemas 調布
2012年1月2日

【映画】ヒミズ
映画の内容は、本当に辛い。普通でいたいのに、周りが普通でいさせてくれない。自分の親が!子供に対してあんな事をするだけでも普通じゃなし、平静を保とうとすることもこんなんなはず。 あんなに必死に、あんなに真っ直ぐに、誰かの事を支えようと思う事、”普通じゃない”出来事があっても中々出来るものじゃないよ。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年12月29日

『ヒミズ』 (2011) / 日本
★★★★ とにかく染谷くんが殴られる。 そして二階堂さんも虐げられる。 これでもかこれでもか。 そのたびに萎れるどころか却って生気が甦ってくるかのような錯覚を感じる。逆境にあるのにどうしてこんなに元気なのか。 いやむしろ逆境だからこそ生きてやるという執念が生まれるのかもしれない。映画に込められたパワーである。 難しい理屈は必要ない、たったそれだけのシンプルなことを、今回も大盤振る舞いで園監督は見せてくれた。
Nice One!! @goo
2011年12月28日

ヒミズ 
濃ーい面々、原作ありきとはいえその世界観が似てる感じもあり 脚本ももちろん担当した園子温ワールド。 ただし、青春映画なのでこれまでの作品ような強烈でどぎつい感じとエロとグロは排除されてる。ここ最近の園作品の中ではいちばん印象薄いし、しばらくしたら忘れそうかもというくらいインパクトはわたしには弱かった。 生きる為に。とにかくパワーがあって元気づけられる作品。 今の中学生や若い世代のひとたちにぜひとも観て欲しい1本です。
我想一個人映画美的女人blog
2011年12月27日

ヒミズ
ブラックなエネルギーに溢れているハードな作品でした。 それにしても、出だしの津波で崩壊した町の光景からずっと、絶望ばかりが溢れていました。そんな中でも必死に生きようとする少年と少女の姿はあまりにも痛々しかったです。 物語とはいえ、そんなに痛めつけなくても…と思いつつも、住田くんを何とか支えようと泣きながら叫ぶ茶沢さんの姿から目が離せませんでした。 そして、そんな茶沢さんの姿に微かな変化を見せる住田くんの表情は切なすぎました。
とりあえず、コメントです
2011年12月27日

ヒミズ
★★★ 被災地の映像いらなくないっすか???? 絶望も希望の映像も被災地映像って、何の相乗効果ですか? 話に関係ないだけに、使われていることが気分悪かったです。。。海外評価は被災地(=日本)に向けたものか?? そこを除けば… まあ… 園子温監督ワールドでしたかね。。。窪塚洋介がなかなか味を出していたと思います。
食はすべての源なり。
2011年12月26日


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