メビウス:作品を観た感想(8)
メビウス ? 裏も表もめぐり巡って (2014/12/20)
これもある種のホームドラマと云えますが、尋常じゃあない。
黄昏のシネマハウス
2016年2月6日
メビウス
★★★★ いやーいやーとんでもないものを観てしまいました。なかなかの衝撃作でしたわ。鬼才と呼ばれるだけあって、どこか普通とは違う雰囲気のある作品でした。個人的には最後の最後まで引き込まれて観てしまいました。ラストも衝撃的。台詞が一切ないのに全く違和感無い。もちろん字幕も無い。あるのはなぎ声とかうめき声くらい。俳優陣の演技が素晴らしい。感情がストレートに伝わってきました。母親と父親の愛人を演じたのが同じ女優さんだったとは気づきませんでした。
☆yukarinの映画鑑賞ぷらす日記☆
2015年7月18日
『メビウス』 (2013)
これぞギドク映画としかいいようのない複雑怪奇な珍品であった。本作は、“セリフなし”ではあるもののサイレント映画という訳ではなく、いうなれば、人物がしゃべっているところ以外でつないだドラマといおうか。要は言葉以外の環境音はちゃんとある、妙な世界観である。映倫とやりあって編集を重ね、表現自体がソフトになっているのが、ちょっと物足りない。もっと突き抜けてもいいと思う。
相木悟の映画評
2015年1月5日
『メビウス』 ギドクの荒唐無稽さもここまで……
ギドクファンはおもしろがれるかもしれないけれど、一般的には呆れられそうな気もする。久しぶりにギドク作品の常連のチョ・ジェヒョンが出てくるのは嬉しかった。それから妻役と愛人役の一人ニ役をこなしたイ・ウヌは印象に残った。
サイの角のように 独りよがり映画論
2015年1月4日
「メビウス」:極北の寓話
世の中を挑発しまくってます。その上なんと全編一切の台詞なし。少々不自然(会話の無いことが)な場面も無くは無いのですが、観終わるとそんなことも忘れてしまうくらい、作家が語りたいことは全て語っていると言う力技なのでありました。生理的にもとにかく「痛い」ので、観ていて緊張し、疲れます。若い女と母親を一人二役で演じ切った女優さん(=イ・ウヌ)、良いですね。オーバー・アクトもセンシュアリティーも含めて、さすがはギドク映画のヒロインなのでした。
大江戸時夫の東京温度
2014年12月12日
メビウス/痛みよりも心が折れそう
敢えてセリフを排除し、うめき声、叫び声、そして環境音だけで描かれたこの作品は、『チェイサー』に匹敵するほどの痛み、苦しみ、悲しみの感情が、濁流のように押し寄せてくる。この作品は科学的根拠に基づく事実の積み重ねは最初から放棄しているかのように描かれている、言ってみれば監督の空想世界、キム・ギドクファンタジーとも言えるんではないか。
MOVIE BOYS
2014年12月8日
ギドクの問題作 『メビウス』 私は父で、母は私で、母は父である(意味不明?)
“近親相姦と去勢”という精神分析を匂わせるキーワードで語られているこの作品だが、観てみればそうした印象とは違うかもしれない。精神分析の見取り図には収まらないギドク印満載の映画になっていると思う。とにかく万人に受けるような作品ではないだろう。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2014年12月5日
メビウス
★★ 残念!グロさもエグさもなく、映倫審査不能は意味不明。尺は1時間半足らずと短いが体感時間は倍くらいあった。あまり期待しないで観に行くことをおすすめします!
あーうぃ だにぇっと
2014年9月17日
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