旅立ちの島唄 十五の春:作品を観た感想(4)
『旅立ちの島唄〜十五の春〜』 泣いてはいけない
本作を観た人ならば判るはずだ。飾り気のない、朴訥なまでの語り口と、だからこそ鮮明になる瑞々しさが本作の魅力であることを。本作の魅力をズバリと云い当てているのが、寡黙な父を演じた小林薫さんである。登場人物が饒舌ではないだけに、一つひとつのセリフが印象的だ。特に心に残るのは、題名にもある旅立ちの際に歌う島唄「アバヨーイ」を練習する主人公に、民謡教室の新垣先生が告げる言葉だ。
映画のブログ
2013年6月22日
旅立ちの島唄〜十五の春〜
★★★ 師匠新垣則夫に言われるのは、「耐えきって歌わないとこの歌を歌う意味がない」という教えだった。この教えは歌だけでなく本作の物語の通奏低音になる。優奈・健斗の悲恋を中心に描いても良かった気がする。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年5月20日
旅立ちの島唄〜十五の春〜
じっくりと描かれた厳しい現実と、美しさに見とれるような風景に、複雑な想いを感じるような作品でした。三吉彩花ちゃんの存在感はただものでありませんでした〜。三線を手に歌う娘の晴れ姿を見つめる父母の姿に泣けてしまいました。子供は親を選べないのだから俺たちが守ってやらなきゃという父の言葉に揺るがない強さを感じました。こんなに優しい家族だったら、住む場所がバラバラになっても心はずっと繫がっていって欲しいなあとしみじみと思った1本です。
とりあえず、コメントです
2013年5月19日
『旅立ちの島唄 〜十五の春〜』お薦め映画
★★★★★ 終盤に優奈が歌う南大東島の島唄「アバヨーイ(八丈島の方言で“さようなら”の意)」には、両親への感謝と島を旅立つ決意が込められていて、歌詞がそのまま作品のテーマになっているようだ。一言一句が心に染み入り泣けてくる。彼女の純情可憐な姿と歌声は、いつまでも心に残ることだろう。
作曲♪心をこめて作曲します♪
2013年5月1日
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