ワイルド・アット・ハート:作品を観た感想(2)
『ワイルド・アっト・ハート』(原題:Wild At Heart)
★★★★ 愛の逃避行・オズの魔法使い・セックス・暴力・ロックンロール。アメリカ人の大好きなもの。その題材からどうしてこんなに悪夢のような映画ができてしまうのだろう?ひとたびリンチワールドが侵食すると妖艶で不気味な悪夢の世界になってしまいます。ニコラス・ケイジやローラ・ダーンも、ダイアン・ラッドもウィレム・デフォーも、そしてリンチの常連グレイス・ザブリスキも悪夢のように濃い。笑っていいのか不気味さに震えるべきなのかわからない。そんなリンチの濃厚な混沌たる世界に悪酔いしてしまう、そんな映画です。
arnoldの待ち人手記
2011年4月24日
ワイルド・アっト・ハート/Wild at Heart(映画/DVD)
★★★★ やはりデヴィッド・リンチ以外の何物でもない監督が作った映画と呼べると思います。ドギツイ性や暴力の描写は、ここでも健在ですね。よってやはり万人受けするような作品ではないと思います。しかし、デヴィッド・リンチらしくないみたいな、なんとも言えない感じが本作にはあるんじゃなかろうかと。本当に凄いのはダイアン・ラッドとウィレム・デフォーの2人なんじゃなかろうかと思います。主演の2人を喰ってしまうような、まさに奇演・怪演といった感じですね。そして、個人的この映画の最大の魅力は、音楽です!その激しい曲がカッコイイ!
映画を感じて考える
2010年1月13日
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