イル・ポスティーノ:作品を観た感想(2)

『イル・ポスティーノ』
去っていった人の面影がそこに蘇るとき、それを心の目で感じれば言葉は思い出とともに生まれる。深い愛と感謝に包まれて。マリオはパブロに出会って詩人となった。誰かに言葉を捧げることの美しさ。誰かから言葉を捧げられることの悦びを、美しい島の風景に添えて観る側の心へと「配達」してくれる。
シネマな時間に考察を。
2010年3月26日

イル・ポスティーノ
ノーベル文学賞受賞者でチリの国民的英雄で詩人のパブロ・ネルーダがイタリア亡命中に滞在した設定で、郵便配達をする若者マリオ(マッシモ・トロイージ)との交流を描いた人間味あふれる傑作だ。この作品のクランクアップ後に急死したマッシモ・トロイージは、この映画の中に生き続けている。病気を押して決死の覚悟で撮影に臨んだ彼の笑顔は、全く悲痛なところがない。まさに宝物のような映画だ。レンタルでもいいので、是非見て欲しい。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2009年10月21日

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