その名にちなんで:作品を観た感想(4)

『その名にちなんで』
インドを祖国に持つ移民家族が、インドとニューヨークを舞台に親子3代にわたる30年あまりの長い月日を描いた壮大な作品となった。アメリカで生まれたゴーゴリは、思春期になり自分の名前を恥じるようになる。アメリカ名に改名し、ゴーゴリの名を封じ込めた。父は何も言わなかった。子供にはいつでも自分で選択させたのだ。それでも父は忘れなかった。彼が逝ってしまう前に息子に真実を伝えられたことが本当によかった。ゴーゴリの名のその真実を。米国での葬式の席でアシマが語った言葉が深い。移民であるがゆえの共同体への愛着心が伺える。
シネマな時間に考察を。
2010年4月8日

『その名にちなんで』を観たぞ〜!
自分の名前に込められた両親の想いを知る事になるゴーゴリ。両親の深い愛情を知り、自らの行動を後悔し、アイデンティティーを取り戻すべく行動する姿は、後悔先に立たずな事や、やはり上手くいくことばかりでもなく、非常に切なかったりします。時折描写されるインドの風景、独特の儀式や文化のすばらしさ、外国で暮らす事と外国で生まれる事の違いと、立場の違うものの持つ苦悩、家族それぞれの思いが違っていてもしっかりと結ばれた家族の強い絆を感じる事の出来る、心に残る映画でした。
おきらく楽天 映画生活
2009年4月24日

その名にちなんで
「ゴーゴリ」。両親がくれた彼の名前。そして、彼の生き方。生まれ育ちや感性の違う何人もの人たちが、アショカとアシマ、ゴーゴリの近くに現れ、多くの影響を与えて退場してゆく。得たものも失うものもあるけれども、それもまた、彼らの人生である。これは、一家の物語であり、1人の青年の成長と発見と挫折と再生の物語であり、アメリカに暮らす1人のベンガル人女性の物語でもあった。
悠雅的生活
2008年12月2日

「その名にちなんで」家族ってホントいいものです
色々考えさせられる映画だった、家族のことを描いた映画はその時々で自分に置き換えたりしてスクリーンで見ている映像の向こうに自分の家族を重ねてそのことが余計と映画の主人公の感情が胸に迫るのだ。インド映画といえば「踊るマハラジャ」から入ったから、長時間と踊りってイメージがあるがこんな良質な映画があるんだと発見した。
soramove
2008年1月11日

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