ヒトラー 最期の12日間:作品を観た感想(3)
【映画感想】ヒトラー 最期の12日間?(ブルーノ・ガンツ)
敗戦濃厚な状態に陥ったナチスがヒトラーと共に狂気の淵へ落ちていく様がとてもリアルに描かれていました。市民を助ける為にも首都ベルリンから脱出して欲しいと部下から懇願されたヒトラーが言ったこのセリフが強烈でした。同じ時代の日本でも、こんな狂気が繰り広げられていたのかと思うと本当に背筋が寒くなります。こういった映画は面白いとかツマラナイとは判断できません。反面教師として「人類が犯した大きな歴史上の過ちが辿った最期」を目に焼き付け、繰り返さない事に意義があるのかもしれません。
映画+小説+家族=MyLife
2009年1月27日
目を開けよ。そしてとくと見よ。
★★★★ この映画をドイツ人が作った事に嘆息する。 原題は「The Downfall(=陥落、崩壊)」であり、ヒトラーおよびその側近と、彼らの第三帝国が崩壊していく様をたんたんと描いている。 そう、悲劇の発端は確かにヒトラーであったかもしれない。しかし世界中を震撼させる所業を行ったあの国には、確かにそれを許した幹部が、国民が居たのだ。 そしてそれは私たち日本にも、充分過ぎるほどに当てはまる。
榛蕪庵
2006年8月22日
映画『ヒトラー最期の12日間』(Der Untergang)感想B面
ヒトラー映画を作る場合、その背景にうごめく人々が被害者なのか加害者なのか、それとも実はそういう分類法自体が倫理思考の罠なのか、ということを多面的に考えさせるものであってほしいです。 そういう意味で、本作が「ベルリン戦映画の決定版」とならないことを祈ります。
帝国見聞録
2006年1月25日
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