大いなる休暇:作品を観た感想(1)

『大いなる休暇』
愛しい作品だ。心をくすぐるコメディ仕掛けのプロットの中で、浮き彫りにされるたくましい「人間力」 何の娯楽も活気もない小さな島。それでもその土地を愛し離れずに住み着く島民たちの豊かなプライドが輝かしくも愛しい。廃れ行く現状を打破するために、120人の島民が一致団結していく様を見守りながら、いつしかこちらも島の一員となって、この一大作戦に思わず加担してしまう。シリアスとユーモワのバランスが加減よく、島民たちの顔に刻まれた皺の1本1本は、物語には描かれない背景を寡黙ながらに語り掛け、全体として清々しいハートウォームな仕上がりだ。
シネマな時間に考察を。
2010年11月10日

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