ロード・オブ・ウォー:作品を観た感想(4)

『ロード・オブ・ウォー』雑感
★★★★ 『ロード・オブ・ウォー』は反戦映画ですが、主人公の死の商人をまったくの悪人としては描いていない。アメリカに住んでいる普通の人が、日々の仕事として武器を売っている。そこが風刺になっていて、観客に考えることを促しています。ニコラス・ケイジのどこかファニーな風体があってこその映画ですね、うん。下手な役者が演ったら、ただの悪人になっちゃうもの。つねに戦争は社会的地続きの場所で起こっている。このあたりを巧みに描いています。 そうそう!オープニングのシークエンスはスゴイよ!
トーンコントロール
2006年9月15日

ロード・オブ・ウォー
前半はシュールにユーモラスに武器商人を「人間的に」描いて、後半になるとだんだん「笑えなく」なってくる。面白くないという意味ではなくて、核心に迫ってくるということです。 武器商人が戦争を起こしているわけではなく、戦争が起きるから武器が必要になる。 需要があるから供給が成り立つわけです。 政府や武器商人よりも「人の心」が戦争の直接の起因になってくる。
GROOVE PEOPLE
2006年7月26日

「ロード・オブ・ウォー」を観る
「映画の出来事のほとんどすべてに実例がある」と言うだけあって、武器取引の実態描写などのリアリティはかなりのもの。 そうした武器取引の実態と共に私生活を併せて描くことで、家庭人としての面から「武器商人の立場」にアプローチをしていて作品に厚みが出てます。 硬く重苦しいテーマを扱っている本作ですが、特筆すべきは随所にちりばめられたブラックユーモアと皮肉。 この怪人物をニコラス・ケイジが熱演。つか、ハマりすぎですな、彼は。
Cinema Satellite Neo
2005年12月19日

「ロード・オブ・ウォー」ニコラス・ケイジの新作
何かを手にするものも居れば何かを失うものもいる。 現実を提示し、そして現在の先進国の成り立ちを批判しているようでもある。 ただ映像に驚きはなく「そういうこともあるだろうな」と考える範囲内だったのでその部分ではちょっと物足りなかった。 喜びや悲しみをイノセントな表情で覆い隠し、また商売にでるニコラス・ケイジの姿は飄々として悪びれることなく人を殺すことも商売にしてしまう貪欲な人間そのものなのだ。
soramove
2005年11月15日

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