スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師:作品を観た感想(7)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
★★★★ 映像は赤と黒が基調。赤は血、黒は陰惨。けれど、これはコメディ・ホラーで結構笑え、最後には泣ける。じーと、ジョニー・デップの表情を見ていたが最後まで笑わなかった。無表情か怒りか、悲哀かいずれか。そのデップを食うぐらいの演技を見せたのは、トビー少年役のエドワード・サンダーズ。秀逸の演技。無表情で固まった顔のままで、この年で人生の酸いも甘いも噛み分けてしまった無惨を表現しているのは驚異的だ。ストーリーは最初に暗示されている。陰惨さの中で最後に希望をつかむのはドブネズミのようなトビーのようで、これまた泣ける。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年5月24日

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (2007)
前半、同じような描写で同じような曲調、テンポの歌。歌うばかりで一向に前に進まないイライラ感。この試練を乗り越えればと頑張りました。"人肉ミートパイ" こういうのを待ってた(笑) ストーリーは良い感じでオチもあります。結構好きです。しかし歌が邪魔をするんですよ。歌うお陰で大事な描写をすっ飛ばしている感じが物凄くします。悪魔になったトッドに悲しみが伝わってこない。ミセス・ラベットの心情の遷り変わりが見えてこない…スカスカ。「ホラー・ミュージカル」に歌が邪魔だ!と言ってしまっては元も子もない話ですよね(笑) 残念!
肩ログ
2010年10月26日

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 恐ろしい共生関係
相変わらずジョニー・デップは、イッてしまっているキャラクターを演じるのはうまいですね。ほんとに狂っているのではないかと思えるほどの鬼気迫る演技は、彼がふるうカミソリの鋭さも相まって、観ているとなんだかずっと刃物を突きつけられているような緊張感がありました。トッドとラベットは同じ夢を見ているわけではありません。それぞれは別の夢を見ているのに、お互いにそうであるということに自覚がない二人。その同床異夢状態が最後の悲劇を引き起こします。
はらやんの映画徒然草
2009年10月14日

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
実に面白かった。個性の強過ぎるキャラクター達が織り成すミュージカルも良かった。ジョニデの歌もなかなか上手かったと思うし(所どころ音が取れてないかな、という気もしたが、復讐に狂った哀れな男という雰囲気はたっぷりだった)、ヘレナ・ボナム=カーターも切ない悪女の怪しさ抜群で素敵だった。特に二人がメインらしい曲(予告で流れる部分であり、件の店の為に品定めしている最中やラストのラストで歌われる奴である)を歌う部分は甚く気に入っており、サントラでも出たら是非買ってみようと思っている程。
黄昏ミニヨン想録堂
2008年7月3日

【映画 DVD】 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
もし、ミュージカル形式じゃなかったら、おそらく単なるホラー映画になっていたでしょうし、バートン&デップで映画化する必要もなかったでしょう。この作品での二人のコラボのポイントは間違いなく歌にあると思います。ジョニー・デップの歌に注目が集まりますが、ヘレナ・ボナム=カーターのパートが一番難しそうで、一体どこでブレスを入れるんだろうという難曲を見事に歌い上げています。
Coffee and Cigarettes
2008年6月24日

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
非常に完成度が高い映画だったと思う。が、どうにも、バンザイ!って気分になれない。自信を持って好きと言えない。人にも勧められない。たぶん、その原因のうち最も大きなものは、歌だ。歌モノには弱く、ほぼ反射的に感動する自分だがこの映画を見ている間、一度も歌に胸を打たれる事が無かった。
h
2008年2月19日

☆☆ 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
ブロードウェイでヒットしたミュージカルの映画化作品らしいが、映画は、色彩をおさえた暗い、しかしモノクロとは違う画面で統一されていて、登場人物の顔色や服装まで暗く統一され、血の色だけがあざやかに映る、という舞台では表現できない印象深い画面になっていた。
映画の感想文日記
2008年1月25日


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