マイレージ・マイライフ:作品を観た感想(48)

映画『マイレージ、マイライフ』アナ・ケンドリックが素敵なヒューマン・ドラマ
自分自身の存在を、マイルで換金することなどできないのであるというメッセージ性を持った、人間の人生改造計画的な映画であり、ハートフルなようであって皮肉でブラックに満ちたユーモアに富んでおり、最終的には結構鬱な映画なんじゃないかなと思います。ジョージ・クルーニーの演技がいいこともさることながら、この映画、ナタリー役のアナ・ケンドリックがとても素敵ですね。おっちょこちょいで若干天然っぽいところとか最高です。ちょっとスタイリッシュすぎるかな?と思うところがあったので、もうちょっと笑いの要素があってもよかったかな?とも思いますが、単純にオススメです。
映画マニアの徹底レビュー
2015年7月5日

【映画】マイレージ・マイライフ
★★★★ 全体的に分かりやすい映画でしたしね。ただ、まぁソコソコ面白くて、結構雰囲気も良い作品なんだけど…だから何なんだよ!?…とも思っちゃう作品ではありました。何が面白かったかと問われれば少し困ります…まだ人生のなんたるかを見極めていない私にとってはオチが共感できる訳でもなくね。…私は割と人生というバックパックにドンドン詰め込むタイプかも…オモチャとかナカナカ捨てられないしね…ってそういう話とは少し違いますかね!?
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年11月12日

マイレージ・マイライフ(99点)評価:◎
★★★★★ "アナログ(≒ライアン)vsデジタル(ナタリー)"という古典的な世代間闘争の図式を踏襲し、安定した推進力で物語を進める脚本をベースにして、大胆なカメラワーク、キレのある編集、小気味良い演出、役者の絶妙な演技、気の効いたSE&BGMといった、あらゆる映画的表現の快楽を高次元で結実させた作品となっており、開始わずか数十秒で心を鷲掴みにされ、そのまま空を飛ぶかのようにエンディングまで連れて行かれる感覚を味わいました。本作は、文句のつけどころのないパーフェクトな作品だと思います。この映画は俺の映画だ…。人生ベスト1かもしれない。
映画批評OX
2010年10月24日

マイレージ・マイライフ
★★★★ ラストシーンでの空港でのライアンの表情が印象的でした。もう前のような思いではいられない。楽しみにしていた1000万マイルを達成しても空しさだけが残る。ジョージ・クルーニーのためにある映画のよう。まさにはまり役。大人の男の人の悲哀、そして渋くてかっこよくて ユーモアもある素敵でしたね! ナタリーを演じたアン・ケンドリックがすごくよかった。出張先で知り合ったアレックス、私もライアン同様ショックでした。二人の女性との出会い。久しぶりに再会した姉妹。ふと自分を見つめなおすヒューマンドラマでした。しがらみも、また人生。
voy's room
2010年10月14日

mini review 10449「キャデラック・レコード」
★★★ ミュージシャンたちの夢は、貧困や疎外からの脱却。そこでは時代の寵児になっていくにしたがって、金や女や酒や麻薬や暴力やといったものがつきものになっていく。そして金を巡るトラブルや仲間たち同士の嫉妬、裏切り、主導権争いといったものが露呈せざるを得ない。それも含めたミュージック・シーンなのである。レコード業界も成り上がりの時代から、次第にエンタテイメントビジネスの資本の時代に入っていく。そのことを予感させながら、映画はレナード・チェスをあっけなく死なせている。まさに「キャデラック」に乗りながら、20年間を疾走してきたのであろう。
サーカスな日々
2010年9月22日

【映画】マイレージ、マイライフ
優秀な成績で入社したナタリーは自分に自信を持っていて、ライアンに自分の考えを認めてもらえないのが悔しい。ビデオチャットでクビを宣告すればいいだろうなんていうナタリーの考え方には賛同できない。そして、アレックスという女性もライアン同様世界を飛び回る生活。二人は気楽な大人の関係と割り切って付き合いが始まる。二人の女性と出会って、ライアンは人ととの繋がりを考え始める…。音楽もとってもお洒落で、世界を回る楽しさも…ちょっとはあるかな? ちょっとお約束な展開だけど、悪くないです。なかなかの良作。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年9月18日

マイレージ、マイライフ/Up in the Air(映画/DVD)
★★★★ この映画は、きっと何らかの期待とか希望とかを見出すような映画ではないと思います。人間の人生改造計画的な映画であり、ハートフルなようであって皮肉でブラックに満ちたユーモアに富んでおり、最終的には結構な鬱映画なんじゃなかろうかと…。個人的にはちょっとスタイリッシュすぎるかな?と思うところがあったので、もうちょっと笑いの要素があってもよかったかな?とも思いますが、単純にオススメです。なんせ、ジョージ・クルーニーの演技がいいこともさることながら、ナタリー役のアナ・ケンドリックに萌え。。
映画を感じて考える
2010年9月13日

マイレージ・マイライフ
言わんとすることは分かるんだけど…見ている側に伝わりにくい感じ。リストラとかネット社会、そんなテーマもあるんだけど、ライアンの生活ぶりを見れば見るほど空しくなっって、どよ〜んとした気分に‥。仕事に対しての姿勢や信念はとても立派なのに、自分自身は人生から逃げ、文字通り地に足がついていない。妹の結婚式で目にした写真詰の地図。リストラ対象者が語っていた家族や夢…バックパックを持ちやすくしてしまったライアンには何も残っていないと気付いた時"ぞぞ〜"っとしますね。バックパックの重さを感じるべきはライアンだったのに…(苦)
ひばなのシネマの天地
2010年9月11日

マイレージ、マイライフ
★★★ 評判が良いので驚いています。ジョージ・クルーニーが嫌いだからかなぁ^^; アレックスみたいな女性は過去にいただろうに。何故彼女で人生に目覚めたかというところの説得力が薄い。アレックスもよく相手の男の家族の家に行くよなーと思います。その辺のアレックスのキャラクターも今一つ理解が出来ませんでした。各地で写真撮影をやるのでライアンと一緒に各地を巡っているような気分になるのは良いですね。原題は、宙ぶらりんとか不安定なという意味の[Up in the Air] 空を飛び回るライアンの生活と彼の人生をかけているんでしょうね。
映画、言いたい放題!
2010年8月11日

マイレージ、マイライフ
★★★★ マイレージ上級者ライアンの、ワンランク上の飛行機ライフを描く様子は地味ながらも新鮮で面白かったです。それに人生をバックに詰め込む…といったたとえも。彼が女性にふられる展開も良かったです。薄っぺらな人間関係だった時に知り合ったからこそ、合わなくなったのでしょう。ただ一つ。あることがキッカケで強情な主人公が改心するのですが、あれだけ強情な主人公がそれだけで…? ちょっと強引さを感じました。けれど、大きな感動!大きなインパクト!はないのに良い映画だったな、と思う作品でした。
☆☆むらの映画鑑賞メモ☆☆
2010年8月7日

『マイレージ、マイライフ』|ウディ・ガスリーの「我が祖国」が再び流れる時代
主人公はアメリカ中を飛び回って、いろんな会社へ出向き"解雇勧告"する。出張を楽しんで、目標マイルまで貯まるのを心待ちにしている。冒頭、ウディ・ガスリーの「我が祖国」のカバーが流れる。この曲がつくられたきっかけとなったのが1930年代の大恐慌。映画がつくられたのが景気の悪化にあえいでいる2009年のアメリカ。「我が祖国」という曲の生い立ちを知る者は、どうしてもこの2つを重ね合わせずにいられない。ツッコミたいところはいろいろあるけれども、観終わったときあたたかい気持ちになっていたことも白状しておく。邦題がすごく良いと思った。
23:30の雑記帳
2010年7月3日

マイレージ、マイライフ
★★★★ 淡々と職務をこなしているだけって感じで人間的ではないんだよね。そして仕事も人間関係もドライで、結婚願望もなく、家族とも距離を置いて生活している。なんか非日常的な異空間で生活する人間って感じなんだよね〜。その日常に麻痺しているわ…そんな彼でもこの日常に孤独を感じているところがわかるから、嫌いになれない、、ジョージ・クルーニーだから!? こんな世の中だからこそ、人とつながることの大切さを問いかけてくるね。自分をかえてくれた人とであい、抜け出そうと行動したライアンがうやらましく見えた!ジョージ・クルーニーはやっぱり素敵☆
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年6月2日

マイレージ、マイライフ
ジョージ・クルーニー演じるリストラ宣告人が、大学を出たばかりの新入社員に反対にリストラされそうになる。その二律背反の設定から繰り広げられる物語は、興味深い人間ドラマになった。妹が結婚式を挙げるという事件がきっかけになって、ライアンの心情に波風が立ってくる。そのドラマチックな描き方が、非常にうまい。アレックスの割り切った生き方と比べると、男の方が不器用に描かれているのも愉快だ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年5月20日

映画[ マイレージ、マイライフ ]人生、時には振り返ってみるのもいいものだ
今回特に面白かったのは、旧世代の男性・ライアンと新人類女性・ナタリーという世の中で一番理解し合えないはずの世代が、知らず知らずのうちにお互いが新たな道を踏み出すにいたるくらい、それぞれの価値観に影響を与えてしまうこと。お互いの存在が、自分に足りなかったもの、または忘れかけていたものを、気づかせてくれる。結末もよくあるハッピーエンドじゃないところが憎らしい。現代社会の一面をシニカルに反映しているのだろう。こうした雰囲気のヒューマン映画ではあまりみない幕切れだが、お決まりのハッピーエンドよりも爽快である。
アロハ坊主の日がな一日
2010年5月5日

マイレージ、マイライフ
合理的でスマートだけど、リストラ宣告人としてはただ非情というだけでは無くだからと言って決して同情はしないその姿は仕事人としてのプロ意識を感じてかっこいい。だからこそ普段は合理的主義のライアンが、システムの合理化を受け入れがたかったのはマイルが溜まらなくなるだけでは無かったんだろうと思います。ナタリーが恋人から別れを告げられたのも携帯メール、リストラ宣告もインターネット、この不況時代にリストラっていうのも現代社会を現してて身近に感じるストーリー。ライアンもアレックスもナタリーにも共感が持てて見入ってしまいました。
Diarydiary!
2010年5月4日

マイレージ、マイライフ
★★★ 航空会社が絡むストーリーと思ったのですが、実際は飛行機を多用する出張族のお話。個別のエピソードも全体のストーリーも実に面白く仕上がっていて、また主演のクルーニーがキャリーバッグを引っ張って空港内を闊歩する姿は、よきハリウッド・スターの貫禄が出ていました。秀逸なエピソードは、独り身を謳歌しているライアンが、妹の結婚相手に結婚の重要性を強調せざるをえない羽目になる場面。これをきっかけに、彼が自分の地に足のついていない生活の空しさを感じ取ってもいくのですから。
映画的・絵画的・音楽的
2010年4月25日

マイレージ、マイライフ(UP IN THE AIR)
見る前は軽いコメディーかと思ってたんですが、おそらくリーマン・ショックに端を発したむちゃくちゃなリストラへの風刺。そして結婚せずに気楽に過ごしていくことへの風刺。これらを含んだプチ・シリアスな映画でした。と書くと、暗い内容かと感じるかもしれませんが、そこはジョージ・クルーニー主演ということで、見ていて小気味いい、軽快な感じにはなっていました。こう言った内容もちゃんと娯楽作品になってしまうところが映画のすごいところですね。ま、お薦めしておきます。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2010年4月19日

『マイレージ・マイライフ』(2009)/アメリカ
★★★★ ここに登場する2名の女性との、ライアンの距離の取り方が面白かった。この、アレックスとナタリーの描き方が対照的なのも本当に興味深いところ。一言でいえば「歳の差」なんでしょうけど、何事も「こうあるべし」と考えるナタリーは、自分も若いころはそんなこと言ってたっけ…と思わせることばかりだったし、アレックスの男性観なんか聴いていると、「細かいとこなんかは別にどうでもいい、一緒にいて楽しい人」みたいなのはすごくうなずける訳(笑) 女の歴史みたいなのが垣間見えて面白かった。
NiceOne!!
2010年4月17日

マイレージ、マイライフ
とっても好きなタイプの映画だった。洒落てる。テンポいい。重過ぎない。でも一筋縄ではいかない。少なからぬ共感をもってライアンを見ていたから、彼がころっと行っちゃわなくて、なんだか安心した。それは彼が望んだことではなかったけれども。結局はお決まりのレールに乗せて収めてしまうのかと、がっかりな先行きが予想される流れを見せつつもそこはシッカリ裏切ってくれた。甘くなかった。それが良い。彼にとってはアンハッピーなんだけど、申し訳ないけど、良い。そして、あのタイミングで達成しちゃうのも、良い。
h
2010年4月15日

「マイレージ、マイライフ」
機内の窓から見える数千メートル下の景色(地面)が映し出されるオープニングは飛行機好きにはたまらない。家族とは疎遠状態、自身はもちろんシングルで、仕事は一匹狼。ライアンの人生には恋人も友人もいないのか?と思うくらい仕事一筋人間。そこに現れた魅力的な大人の女性、アレックスにじわじわと惹かれて行くライアン…彼の行動はいささか軽率ではなかろうか? 新入社員ナタリーを連れ歩く彼の姿はまるで保護者のよう。しかし中身は全く保護者じゃなくて、エアポートをウロウロする二人の姿が微笑ましい。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年4月11日

「マイレージ、マイライフ」 しがらみと絆
ライアンは独身主義者ではありますが、冷血な人間ではありません。リストラ宣告人であり、その業務をクールに実行しますが、相手の人間性への配慮は欠かしません。彼は人間性はとてもある男で、イタイ結末を何度も味わったのだろうなと思いました。そのうちに人と距離をおく生き方をするようになったのだと思います。反発し合うライアンとナタリーが、それでもシンパシーを感じるのは人間関係への臆病さなのかもしれません。ライアンはそういう関係を許容できるという意味では大人ではなく、ナタリーに近い純粋さを持っていたのでしょう。
はらやんの映画徒然草
2010年4月10日

マイレージ・マイライフ・・・・・評価額1650円
★★★★ ナタリーとの旅や疎遠だった妹の結婚式への出席を経て、自分の人生を見直す事になったライアンが、初めて"バックパックに入らない物"を背負いたいと思った時、物語は大きな山場を迎える。この意外性のある展開は、女はリアリストで、男はロマンチストという事だろう。ここで予期せぬ状況に直面したライアンも、ある意味でとても情けなく、とても人間的に見える。そしてネット経由のリストラ宣告と言うシステムが、意外な理由で頓挫し、以前と変わらない日常が彼に戻ってきた時も、そこにいるのは色々な意味でもう過去のライアンではないのである。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2010年4月9日

映画<マイレージ・マイライフ>
半分以上は飛行機の上から色々な町が見れる^^ってのが魅力的だったのです。ちょっと大人の映画かな〜〜。大学卒業したてのナタリー(アナ・ケンドリック)側からこの映を見ると、共感できない人もいるかもしれません。でも30代・40代以上の人は身につまされると思います。リストラ担当として全国を駆け巡る男、ライアン(ジョージ・クルーニー)が、一見、身軽そう、でも、実はそうでもない。そんな人生を軽快なテンポで見せてくれています。「マイレージ、マイライフ」という邦題はぴったり!^^! じわ〜っと心に染みる"何か"がある映画でした。。。
美味−BIMI−
2010年4月9日

【映画】マイレージ・マイライフ/UP IN THE AIR
貯まるマイルに生き甲斐を感じ、人生の重荷とかには興味がない。でも、確かにマイルは貯まるのだけど、自分の人生というか、生きてきた証みたいな物が実は何も無い事に気がつきます。リストラを告げられた人達は、仕事を失うという大きく悲しい出来事なのだけど、結局ジョージ・クルーニー演じるライアンには無い心の支えを持っていたりで、その合理的な生き方と人間臭さがマイルという数字に対比されながらユーモアを交えこの映画を素敵な物にしています。脚本の上手さとジョージ・クルーニーの素晴らしさを感じるお薦めの作品です。
映画が好きなんです!
2010年4月7日

マイレージ・マイライフ 寅さんのような映画
★★★ じわりじわりほんわかくる感じ。僕が年を重ねたときに観たら違う印象だろうな。ジョージのことを「mr,エンプティバッグパック♪」とファーミガが現したセリフ。彼はそれを今までポリシーにして講演するくらいだったし、ファーミガもそこが都合よかった。だけど、いろんな影響で心に変化がでてきて、本当の幸せを求めて迎えた結末は、ちょっとビターテイスト。空港の案内板をジョージが見上げるシーンがあるけど、きっとこうつぶやいたんだろうな。「男はつらいよ、だけど、また旅にでなきゃ…」
映画 大好きだった
2010年4月4日

[映画『マイレージ・マイライフ』を観た]
面白いのが、ドライな人間関係、わずらわしい所有物と距離を置いていたライアンがナタリーに、「人に解雇を告げることは、そんな画面を通して言うべきことじゃない」といった理由で反対する矛盾であり、なた、ライアンの、相手を唯一無二のものとして見ない恋愛を非難するナタリーが、非情なテレビ電話による契約解除通告システムを発案する皮肉。この作品の優れた点は、人々の表情をやや長いカットで見せてくれる点だ。個々の役者が、セリフのないショットで、絶妙の「間」の演技を見せてくれる。…この作品は安易な教訓を残さない。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年4月3日

*マイレージ・マイライフ*
もしビンガムが病気になったときもずっとついててくれうる人も、せっかく1000万マイル貯めてもそれを喜んでくれる人もいません。その点、一見クールなデジタル派のナタリーの方は結婚を望んでいたし、リストラした人のその後のことで動揺するなど、よっぽど人間味がありました。ネットと現実の社会の在り方。リストラ宣告されたとき励ましてくれる人がいるか。そしてそれを機に新しい人生を歩み出せることができるか。そんな色々なことをユーモラスに、そして段々と温かさを感じられるよう描きだしてくれたとても素敵な作品でした。
Cartouche
2010年4月2日

マイレージ・マイライフ
★★★★★ 映画を見て思って一言…自分の生き方って何なんだろう?ですね。感動や強烈なインパクトはなかったものの、起承転結がしっかりしており、とても後味の良い終わり方になっています。ライアンの一言一言に思わずうなずいてしまい、2枚目の俳優なのに3枚目っぽく振舞う演技が新鮮で、ジョージ・クルーニーの渋い演技が特に光っていたことが大きな特徴。殻に閉じこもったままだと、自分もこうなってしまうのではないかと、変に危機感を持ってしまいました…。人生の目標や目指しているものがあやふやな方には、うってつけの作品ではないでしょうか。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年3月30日

マイレージ・マイライフ
辛口ながらも、共感したり、笑ったり、自分の人生について考えたり出来る映画。合理化したネット社会の最近の人のつながりの気薄さも描かれていて、アンビエント社会(将来の情報社会像を表す概念。「ユビキタス情報社会のさらに進化した段階」という意味)になるような技術の発展と共に、人間との係わり合いが変っていく事も考えさせられる。現実的で哀しくもあるが、人生をまた見つめ直すきっかけを少し与えてくれる映画だと思う。色々考えてしまったな〜。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年3月29日

【マイレージ・マイライフ】
想像していたのとはちょっと違っていました…。恋人アレックスや家族との関係などの方が多かったような印象。あまりナタリーとのやり取りで変化したという感じじゃなかったですねー。面白くないわけじゃないんだけど、話があっちこっちに移動してどうも集中できなかったかなー。ライアンの変化もイマイチよく解り難かったし。そしてラストが!あれ・・ここで終わり?という拍子抜けな感じ…全然悪くないんだけど、ちょっと期待しすぎだったかなー。
日々のつぶやき
2010年3月29日

映画「マイレージ・マイライフ」1000万マイル貯めた男の映画を機内で見る
★★★ このタイトルはしゃれてる。なにより分かりやすいし、映画を一言で言い当ててる。主人公は仕事にも深入りせず、スーツケースに整然と必要最低限のものを詰め込むように、自分の生活さえもシンプルでなるべく人と関わらないように生きている。合理的と言ってしまえばそれまでだし、一見クールでスタイルを持った生活はある種理想とも言える。でもなんだか淋しい。快適と合理的は似て非なるもの。この微妙な違いをこの映画は伝えている。ではどうしたら良いのか、それは自分自身の問題だ。いかにもアメリカらしいクールな映画だった。
soramove
2010年3月28日

☆マイレージ・マイライフ(2009)☆
★★★★ 結婚とは?家族とは?人々とのつながりとは?人生とは?といろいろと考えさせられちゃいました、、。大きな感動とかインパクトのある作品とかではなかったのですが、なんか良かったなあ〜と感た作品でした。大不況・リストラ・デジタル社会・人間関係の希薄さなどの現代社会が抱える問題がタイムリーに描かれていましたが、それをシリアスに重い社会派映画として見せるのではなく、シニカルなコメディタッチの娯楽作品にして、サラリと描いているのは監督の手腕なのでしょうか…そこが好みでした。ちょっと切ない、希望もあるラストに思えました。
CinemaCollection
2010年3月27日

マイレージ・マイライフ
★★★★ 恐らく原点は「できるだけ軽い方がいい」とライアンが言うバックパックにあるのだろう。ライアンは若い時はバックパッカーで、社会人になってもバックパッカーの延長線上で暮らしていたに違いない。あの"記念写真"もバックパッカーのノリだということが分かる。しかし「バックパッカーの平和」もナタリーというネット族の出現によって危機を迎える。彼女の出現は長い惰眠の貪りから目覚めさせるほどの衝撃だった。同じバックパッカー族と思われたコンビニ恋人のようなアレックス役のヴェラ・ファーミガ、こちらは実は地に足が付いていた。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年3月26日

☆「マイレージ・マイライフ」
★★★★ 重い荷物は背負わないで生きていく合理的な人生を実践してたライアン…もっと合理的なネット社会の現実には抵抗感、、。人の感情はネット上では推し量れないのを現場で実感してるから。妹の結婚を機に、煩わしいものも時には必要・・なんて邪念??が沸いたのか、男って単純で複雑だから…(略) なんか解かる気がするが、割きりが出来てるのねー。そんな心境からか、荷物を背負わない人生なら、マイルも貯め込まずに使うべきだって、悟ったのかな? それにしてもさすがオスカー5部門ノミネート…主要部門のノミネートは出来の良さの象徴。
☆☆ひらりん的映画ブログ☆☆
2010年3月25日

映画:マイレージ・マイライフ Up in the air クルーニー好き「必見」のハマリ役
「歌詞」と空「撮影映像」だけで物語世界に引き込む。そのノリのまま、クルーニーが彼らしさをこれでもかと発揮。大人vsガキ、達人、シロートなどのフレーズが、最初は頭に湧いてきた。が、そんなことよりこのクルーニーのハマリ具合のイメージがそれらを吹き飛ばすばかり。要領のよさが生き甲斐で喜々としている少年っぽさといい、「結婚」という概念が全く自分の辞書にないところといい、ピッタリすぎる(笑) そんな起承があって、ところが彼が…というのが転、という展開も安心して観ていられる。かなり笑えるし、お勧めな1本!
日々 是 変化ナリ
2010年3月25日

マイレージ・マイライフ
★★★ ライアンはキャリーバック一つで自由自在に移動する!彼にとって最もわずらわしい"お荷物"となるものは人間関係。だけど新入社員のナタリーとキャリアウーマンのアレックスによって、クールに見えてた彼の人生が本当は寂しいものであるという実態があぶりだされてしまう。ライアンの姉妹の結婚式も彼に何かを感じさせ始めた。私はあのアレックスがいまいち分からない。ライアンならずも驚かされた。便利なツールを使うことで浮いた時間を他の大切なことに使うはずだったのに、実際には単に人間関係が希薄になっているだけ。それは言えてるね。
映画道
2010年3月25日

【マイレージ・マイライフ】バックパックに入れる物
★★★★ ネットでサラッと解雇を言い渡す事を発案したナタリーは、恋人など人との関わりを深く望み、人との深い関わりを望まないライアンは、解雇される人と直に接する事を望む。2人のその対人と仕事との考えの食い違いが面白い。仕事や面倒な事は、パソコンでサラっと…万国共通らしい。アレックスはちょっとショックだった、、。たぶん、生まれて初めてバックパックに、燃えない物を入れてみたいと意識しただろうライアン、、。でも、それも含めて人生なんだな。どんな風に生きたって、ちょっとくらい不満が残ってしまうのが人生なんじゃないかな。
見取り八段・実0段
2010年3月24日

【マイレージ・マイライフ】何が孤独なのか何が充実なのか
家族も決まった恋人も持たない、バックパックに入らない荷物は元から持たない、持っているのは仕事だけ。そんな仕事人間のライアンの仕事が、人から仕事を奪う事だと言うのが何とも皮肉。そして家族とも恋人とも親密に接する事がないライアンが唯一人と接するのが、この首切りの仕事の時だけと言うのも…こんなライアンが2人の女性と出会った事で、今までの人生を考える時間を与えられる。どっと落ち込む事もないが、幸せな気分になれるわけでもない。何だか、ちょっと甘酸っぱい…いや、しょっぱいかな^^; そんな気持ちになる映画。
映画@見取り八段
2010年3月24日

映画『マイレージ・マイライフ』劇場鑑賞
★★★★ ライアンの生き様は筋が通っているので嫌いではないが、どんなに自分の哲学を貫いても「UP IN THE SKY=宙ぶらりん」であることには変わりない。そこが何とも遣る瀬無い。彼が妹の花婿に「幸せな時とはどんな時か?」と、説くその言葉が心に響いて少し寂しい気持ちになったけど、きっとライアンも自分で言って寂しさを感じてしまったんじゃないかな? 現代社会は宙ぶらりんでも人生を謳歌できるけど、「そこに幸せがあるのか?」と問われると答えが出ないような気がする。この作品を観ると、「家庭の温かさ」が恋しくなってしまうのは私だけだろうか…。
続・蛇足帖・blogばん〜
2010年3月24日

『マイレージ・マイライフ』の宙ぶらりん人生
この映画が本当に描くのは、主人公の仕事ではなく、仕事に疲れたビジネスパーソンを迎えてくれる家族である。主人公を取り巻く人々は、仕事に対するスタンスは様々ながら、みんな家庭を築いている。築こうとしている。退職させられる人ですら、勧告を受け入れるかどうか判断するポイントは家族のことだ。劇中、こんなセリフがある。「人生で1番楽しかったことを思い出してみろ。そのとき君は1人だったか?」 家庭を持たず、友人もいない主人公にこの言葉が突き刺さる。
映画のブログ
2010年3月24日

マイレージ・マイライフ
結構面白かったです。観賞中は、リストラ宣告される人達の立場側で観てしまった。従業員たちからしたら悪魔な存在のリストラ宣告人よりもドライなのが、新人のナタリー。解雇される従業員から見たら、まだ直接会いに来て解雇通告するライアンらの方が人情的に見える。でもナタリーを演じるアナ・ケンドリック、めっさタイプやわ!メールで彼氏に別れを告げられ、人目もはばからず泣き散らすナタリーのキャラクターも結構好き。で、ライアン、自業自得ってもんです。
だらだら無気力ブログ
2010年3月23日

マイレージ・マイライフ/ UP IN THE AIR
★★★★ ウィットに富んだ会話とリアルな人間像の描き方が秀逸☆ 感情やセリフがリアル。リストラ・転職・ネット社会、、この世界的不況の時代にうまくあったテーマで、かつ、小難しいことを訴えるんじゃなく、ユーモア交えて展開するストーリーは人間ドラマであり、質の良いコメディでもあり。出逢いはどんなものも奇跡。自分にとってその出逢いはなにかの意味があったりっていうのも感じさせる。まさにそんな作品。あ、妹の夫がまさかのマリッジブルーは意外。ジョージの一言ですぐする気になったその切り替えの早さにびっくり(笑)
我想一個人映画美的女人blog
2010年3月22日

マイレージ・マイライフ
★★★★ 面白いのはナタリーとアレックスの初対面のシークエンス。結局アレックスが本質的にはライアンの側の人間ではなくナタリーの側の人間だということ。実はこれは後半への隠された布石になっていたのです。現代ではライアンのような生き方をしている人はそう特別ではありません。必要最低限の他者との関係だけで生きていける社会、便利であるかもしれないけれど、本来人生はもっと充実して楽しいもの。他人との能動的でポジティブな関わりが、一人の時よりも人生を何倍にも充実させてくれる。と、そんなことを本作は教えてくれているようでした。
LOVE Cinemas 調布
2010年3月21日

『マイレージ・マイライフ』
オスカー候補の3人が見せるアンサンブルがとにかく素晴らしい。リストラされる人たち一人一人の人生模様を投影するかのようにインタビュー形式で見せながらも、J.K.シモンズのくだりで「自分なりの夢」と「自分なりの生き方」を具体的に見せるジェイソン・ライトマン監督の演出の巧さに唸りつつ、帝国の英雄たちもスポーツ選手も「自分なりの夢」を追って「自分なりの生き方」で生きているからこそ、いつまでも子供たちの憧れでいる。それが本来の大人の在り方ではないかと思いながら、人生を改めて考え直させてくれる、何歳になっても見たい大人の秀作。
めでぃあみっくす
2010年3月21日

『マイレージ・マイライフ』・・・背負う荷物はほどほどに
忙しいビジネスマンであるライアンが、時に依頼を受ける講演で話すバックパックの話が興味深い。コメディのようなヒューマンドラマは私にはちょっととっつきにくくもあった。会社を去ったナタリーに対しライアンがある手段で彼女をフォローする優しさなどは憎いくらいにカッコイイのだが、クールな世渡り上手に見えた彼がなまじ人と人とのつながりに目覚めてしまったために受けるアレックス絡みのあの仕打ちは、どちらが悪いわけでもないけれどやっぱり酷だよなあ。まああの手の関係は深入りしないのが暗黙のルールなんだけど。
SOARのパストラーレ♪
2010年3月20日

マイレージ・マイライフ
この役にはやっぱりジョージ・クルーニーですね。独身貴族を楽しそうに生きている様子や、リストラの対象者を上手く導いてしまう芸達者なところなどは軽快な演技の似合う彼にぴったりでした。そして、若くて自分の望む理想を目指そうとするナタリーを演じたアナ・ケンドリックの堅物ぶりやアレックスを演じたヴェラ・ファーミガの大人の女性の美しさとしたたかさも良かったです。次々と映し出されるリストラ対象者たちの言葉が心にしみました。観終った時、もう少し余裕を持たなくちゃと思うのと同時に、家族が恋しくなった1本です。
とりあえず、コメントです
2010年3月11日

映画* マイレージ、マイライフ/ Up In The Air
アカデミー賞受賞有力候補の声も上がる本作。世相にマッチしたタイムリーなテーマのコメディ・ドラマですね。青臭いといえば青臭いのだけれど、若さゆえの情熱や夢を抱くナタリー。存分に大人の関係を楽しめるアレックス。人間関係に縛られることを避けて、人生の荷物をなるべく持たずに歩んできたライアンですが、この二人の女性との出会いをきっかけに、それまで謳歌していた自分の人生、価値観に思いもよらず揺らぎを感じ始める心の動きが見所です。もしかして、この映画を観る人の人生観も変わる…かも!?
有閑マダムは何を観ているのか
2010年3月5日

着陸しようか 「マイレージ・マイライフ」
企業の解雇通告を代行する会社。男はアメリカ中の解雇を引き受け、年中飛び回ってマイレージは月に行けるよりも貯まっていた。しかし出張費もバカにならないということで、新人の提案により業務をオンライン化する計画が浮上。男には気軽な関係の大人のガールフレンドがいたが彼女には秘密があり、やがて解雇のプロにもカバーできない事件が起きた…。静かな日常の胎動みたいなものを感じる作品。クルーニーは浮き草のような男を好演しているし、ファーミガのクールな大人の女は印象的。演出も音楽もいいし、旅立ちの春に見るならこんな映画^^
シネマ走り書き
2010年2月8日


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