黒い家 :作品を観た感想(2)
黒い家
果たしてそこで何が進行しているのか、じわじわと背筋を這うような不気味さが素晴らしいです。 否応なく事件に巻きこまれていく保険会社社員の若槻が、いかにも仕事のストレスに押しつぶされる寸前という感じなのに、それでも自ら進んで真相究明に首をつっこんでいく様子もまた、ハラハラを増幅させる要因となっていました。
キノ2
2011年12月26日
【映画】黒い家
菰田家は大まかに言えば保険金詐欺を繰り返す「指きり族」 一番怖いのは夫の菰田ではなく、妻の幸子のほう。話が進むにつれ、だんだん幸子の本性が明らかになってくるともう…!大竹しのぶが演じているんだけど、彼女のちょっとぽわーんとした雰囲気ときつい台詞がミスマッチしていて、恐ろしさを煽る。対抗する若槻の腰の低さったら(苦笑)喝を入れたくなるくらい、ビビリ。視覚や映像効果で少しイラっとする部分もあったけど、予想つかない展開と、役者さんの恐ろしいまでの真剣な演技に引き込まれました。人間が怖いホラー、傑作です。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年11月5日
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