刑事コロンボ 完全版13:作品を観た感想(2)

雉も鳴かずば
「刑事コロンボ/自縛の紐」スタッフォードの本来の靴紐の結び方との比較すると、死体発見時に履いていたトレーニングシューズは、他人の手によって履かされた疑いが濃厚…。靴紐の結び方は逮捕の決め手ではなかった。動かし難い供述にそれは紛れていた。ミステリ的論理の妙に興奮。美しさすら感じる。外線使用時にそれをランプが点灯することで示す電話機。その機能から犯人の作意にコロンボが気付く。
MESCALINE DRIVE
2008年9月29日

住宅事情
「刑事コロンボ/権力の墓穴」は面白い。コロンボの上司が犯人?捜査方針を自身の職権により誤った方向に導ける犯人は、これまでの刑事コロンボ作品には存在しなかった。捜査の進捗状況を把握でき、コロンボが真相に肉薄すれば捜査を打ち切らせることもできる立場。コロンボに対して、これ以上ないほど優勢だ。最も手強い犯人を相手に、コロンボが如何にして勝利をおさめるのか、非常に興味深いところだ。しかし、事態はコロンボにばかり不利と云うわけではない。
MESCALINE DRIVE
2008年9月22日

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