借りぐらしのアリエッティ:作品を観た感想(48)

別館の予備(感想217作目 借りぐらしのアリエッティ)
★★★★ 予想してたより普通で最後が微妙だった 自然&ドールハウスなど画は凄く綺麗だったよ翔&アリエッティの出会い&交流&別れ良いが 家政婦が母を捕まえた所は少し微妙だった
スポーツ瓦版
2012年4月22日

借りぐらしのアリエッティ
この映画の感想は?と聞かれたら、「顔芸だったかな……」と答えるかも。 作品の良いところ。アリエッティが可愛い。小人達の家の雰囲気や小物とかはよい。その位です。
映画感想メモ
2011年12月17日

借りぐらしのアリエッティ
翔の「君たちは滅び行く種族なんだ。」というのは自分に向けての言葉でもあった。心臓が悪く手術を控えている身で療養するためにここに来た。その翔が画的に美しく描かれていたなーと観ながら私は思っておりました。儚げな美しさというのか、薄く笑った表情や1つ1つのしぐさが流動的できれいだった。純度の高い出会いだったんだろうなと。別離ながらもそれぞれに希望のあるラストでした。ただオチはないので、小人の少女と少年とのひと夏の交流というのかなんていうのか、そういう話だったんだと思います。
いやいやえん
2011年6月29日

借りぐらしのアりエッティ
最近ジブリをほめるときに、音楽と映像の美しさに走ってしまうのは、登場人物の魅力やシナリオが音楽や映像を超えないからでしょうか…今回のアリエッティも、小人という特殊な設定なのを差し引いても、それほど魅力がつまった人をひきつけるキャラクターかと言うと…。病気の少年も、ほろびについて冷たく語るところとか唐突な感じがありましたしね。十分見る価値のある水準に達していても、決して心から満足することはできない最近のジブリ作品。また私たちに元気をくれるような、価値観を広げてくれるような作品を世に出して欲しいですね^^
映画とTVとゲームの感想
2011年6月25日

借りぐらしのアリエッティ
滅び行く種族であろう小人アリエッティ、心臓に疾患を持ち手術を控えた翔。どこかこの二人には、共通点を見いだすようなところもありね。終末的な雰囲気よりも、どこか希望的にも思える切り抜けがあったせいか、私はすんなりいけちゃったのかもしれないです。アリエッティたちの床下のおうちも、人間たちの色んな道具をお父さんがちょっと手を加え、すてきなおうちをつくってました。特に感じが良かったのは、三浦友和さん。お父さんって雰囲気がよかった。心にどこかほわんとしたものを残してくれるところは、この映画にもきちんとありました。
晴れたらいいね〜
2010年10月15日

借りぐらしのアリエッティ 
見っかるたんびに引っ越しなんてしてたら大変やってか、良い人間か悪い人間か見極めて、良い方やったら借りぐらしなんてやってんと思いきって共存した方がエエやんなぁ。その方が守って貰えて安全やし。食べるもんも困らへんやん。ま、借りぐらしって言ってるけど、借りてへんしな。完全にパクッてる(笑) 翔くんの術後にもう一度アリエッティとの再会があるのかぁとか思ったけど…。スピラーたちと一緒に暮らして子孫も残せそうやなー。あのお母さんは森で暮らせそうにないから、又、どこかの家の床下で借りぐらしかな。
HAPPYMANIA
2010年9月23日

「借りぐらしのアリエッティ」
これがもしも宮崎駿監督だったら…なんて比較はあまり意味がないのかもしれないけど、おそらくもっと盛り上がる演出をしたように思える。米林監督はそれほどドキドキさせてくれるようなこってり演出はせず、全般的にいささかあっさり系。しかし本作のような登場人物の少ない小品の場合、これはこれで良かったのではなかろうか。それほど盛り上がらないし感動も特にないけど、瑞々しい緑溢れる旧家の敷地内で繰り広げられるひと夏の小冒険に、懐かしさと心地良さを感じた。それだけで充分堪能することができた。ハルさんの声の樹木希林、ピッタンコだった。
古今東西座
2010年9月12日

借りぐらしのアリエッティ
お話のキモは、小さな小人の視線で観た普通の人間の日常風景のスペクタル感であろうかと思われます。映像のすべてが小人目線で統一されているわけではありませんが、小人目線の分量が多く、かつ面白いのはその場面。スケール感のちがいを巧みに扱ったこうした描写の数々は、目にも楽しく感覚も刺激され、丹念な水彩風の絵柄とあいまって、まさにファンタジックな画面ができあがっています。そしてそうした仕掛けの中から紡がれる物語はとっても明確でわかりやすい。そうは言っても実は色々と、こいつはわがんね、と思うポイントがありました。
キノ2
2010年9月5日

『借りぐらしのアリエッティ』 (2010)
脚本は、宮崎駿と丹羽圭子の共同ということになっているんだけど、本人が映画化したらきっと全く違う作品になっていただろうし、全く違う脚本を何年もかけて推敲して、とんでもなく感動的で楽しく面白い作品に仕上げてしまったかも。アリエッティの冒険譚として…。このアニメはその序章なのかもしれない。極めて慎ましやかな序章なのかもしれない。本編はきっと創られないのだろうけれど、私はこの序章が、押し付けがましくなく、さりげなく、はかなくて、秘めやかで、清々しい、その慎ましさに、好感を持ってしまった一人です。
よーじっくのここちいい空間
2010年9月5日

借りぐらしのアリエッティ
物語は小人と少年2人が一緒に1週間を共にするというもの。たった1週間なので全体としては物足りないかなぁ。結構集中して観ることができて、面白かった。小人の目線からの景色がこんな感じなのかな?という映像がよく再現出来ていたと思います。その映像が面白い。ひとつ気になったのは角砂糖をアリが食べていくシーン。アリが小さいよ?アリエッティと同じくらいの大きさじゃないの? 小人は人間に見つかったら別の場所に引っ越さなくてはいけない。そこからの少年とアリエッティのやりとりもなかなか良かったのではないでしょうか?
単館系
2010年8月22日

借りぐらしのアリエッティ
隅々まで心配りの行き届いた映像、特に、ゆるキャラ風にデザインされた虫以外は、繊細で詳細な花や草や水滴など、思わず目を瞠る自然の描写や、初めて聞いても懐かしさを感じるような哀愁を帯びたメロディが素晴らしい。主人公の女の子の性格や行動力、優しい物言いのお父さんの雰囲気、途中で僅かに登場する「仲間」の男の子の性格、声優以外を起用する吹替えなど、いろんな意味でジブリらしい作品。正直、いくつか「?」と思うところがあったり、不満がなくもないんだけれど、コンパクトな中にもテーマはちゃんと盛り込んで、巧くまとめられた佳作だと思う。
悠雅的生活
2010年8月5日

借りぐらしのアリエッティ
★★★★ 物語を実に綺麗な画像が紡ぎ出していきます。最初から最後まで見ている方はウットリし通しです。なにしろ、人間の10分の1の小人が主人公なため、周囲のさまざまの物が拡大されると同時に、本当に細かいところまで丁寧に描かれているのです。ですからこの映画全体がファンタジーというわけでしょう。でもやはり、このアニメは、このラストから、これから起きるに違いないファンタジックな冒険譚の序章に過ぎないように思えます。
映画的・絵画的・音楽的
2010年8月5日

借りぐらしのアリエッティ(’10)<2回目>
ミクロ世界での工夫でペンのキャップを花瓶に、というのは新たに気付いたり、アリエッティが、そもそもアクティブ少女という以上に、手に入れた待ち針をいざという時とっさに武器にしようとしたり、いわば野生生活家族の一人娘。という立場からか、戦う少年らしさ、のような部分も今回感じられたり。2度目鑑賞で前回より増しこそすれ劣らなかった視覚・聴覚的瑞々しさ+共存は出来ない立場の、翔とアリエッティの束の間の交流〜純愛。角砂糖1カケラで繋がれる心、というささやか、楚々とした味わいも改めて、でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2010年8月4日

借りぐらしのアリエッティの感想 〜宮崎駿に潜む人間への絶望感〜
我々人間も自然の資源を「借り」てずっと生き続けています。しかし本当に「借り」ているのでしょうか。この経済システムでは自然から「強奪」している状況です。宮崎駿は自然から「強奪」している人間達は小人のように慎ましやかに、一生懸命生きる事を訴えたいのではないでしょうか。しかしそれが容易に出来ない事も明白で、この事に対する絶望感も同時に感じているのだと思います。本作はこうした人間への希望と絶望、そして自然の大切さを、自然を壊す事に加担している映画で訴えるという矛盾、これらが入り混じった作品であると感じました。
アニプレッション!!
2010年7月31日

「借りぐらしのアリエッティ」 童話の本を開いてみると
★★★★ 美しいと感じたのは「滅びの美学」を感じるからか。アリエッティが高い屋根から見た世界や普通の人間の暮らしへの驚きなど、常に彼女の視線は何気ないけれど、見過ごしてしまいがちな小さな発見をいくつか教えてくれている。彼女が何かを見つめる時の眼差しは力強く、その姿は美しい。好奇心旺盛な小人のアリエッティと、どこか生きることを投げているような少年のわずかな時間の交流、そして別れ。この後二人はそれぞれどうなるのか分からないが、なんとかやっていくんだろうなとほのかに明るい未来も見せてくれた。
soramove
2010年7月30日

『借りぐらしのアリエッティ』|鑑賞二回目
また泣いてしまった。今回ツボにきたのは、大伯母の貞子がドールハウスのティーポットの底にハーブを見つけるシーン。実に気品がある。いい人たちである。その対極にいるお手伝いのハルさんが面白い。今回観てファンになってしまった。悪い人じゃないと思う。あと気づいた点がもうひとつ。アリエッティはずっと外の世界と出会いたかった。あの人間の少年と話したかったんだ。あれがあったから仲間とも出会えたんだし。希望の灯はまだついえたわけじゃない。何にせよ、生きていくしかないのだ。そうして我々は翔と同様、勇気を受け取る。
23:30の雑記帳
2010年7月29日

『借りぐらしのアリエッティ』@ワーナーマイカル板橋
あまり面白くなかったです。メッセージ性も薄かったような。返さないのに借りてると言いきっているところがどうも納得いかなくて。その生き方が悪いと言ってるわけじゃないんです。私たち人間だって、生きる為に動物や植物を殺して生きているわけですし。ただ「盗む」ことを「借り」という言葉に替えて良いように表現してしまっているのが、子供の為の良質なアニメを作るジブリだからこそ、そう思ってしまったんです。共存の難しさ、わかりあえないというのはとてもさみしい。だからこそ、アリエッティと翔の友情をもっと深く描いて欲しかったかな。
映画な日々。読書な日々。
2010年7月28日

「借りぐらしのアリエッティ」感想
★★★ ジブリらしい、確かな仕事と分かりやすい物語が好印象、と言いたいが、黄金期を知る身としては、やはり物足りなさが否めない。人間達から少しずつ借りて来た物だけで作られた小人の家は、描写の美しさもさることながら、その意外な使われ方を探すだけでも充分に楽しめる。しかし「宮崎絵」に慣れている我々からすると、どうにも描き込みの甘さが気になってしまうのは正直なところ。ストーリーはシンプル。考察してみたが、単純な生命の力強さを描きたかったのと同時に、お互い干渉しあってはいけない種同士の暗黙のルールをやりたかったのではないかと。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年7月26日

【借りぐらしのアリエッティ】
綺麗な色彩たっぷりの御伽噺。なかなか良かったです。小さな道具を色々駆使して借りをする様子はとっても微笑ましかったです。見られたのは自分のせい、そう思って翔に近づくアリエッティですが、気持ちはわかるけど、もし相手が悪い人だったら…ちょっと浅はかな行動がねー。これあまり子供には受けないのかな?主題歌がちょっと大人向け?見られてはいけない…のコピーがちょっと怖かったのかも。あ、でも希林さんの声のお手伝いさんの迫力ぶりには劇場内の子供たちの笑い声聞こえていました♪
日々のつぶやき
2010年7月26日

「トイ・ストーリー3」と「借りぐらしのアリエッティ」から見えて来るもの
★★★★ 翔から見ればささやかな親切でも、小人たちから見れば天変地異のように感じて慌てふためく、という演出が効果的。ハルさんが決して悪人ではなく、好奇心旺盛な普通の人間として描かれている点も見逃せない。・・最後のシーンは泣ける。アリエッティの悲しみに、この世で永遠に続く、"差別する者とされる者"あるいは"強者と弱者"の間に横たわる相互不信の溝の深さを思わざるを得ない。派手さはないが、丁寧で、小さな小道具等のディティールにまで配慮が行き届いた米林演出は、ジブリの新しい方向性を感じさせる。新人監督に拍手を送りたい。
お楽しみはココからだ
2010年7月25日

ジブリらしいヒロインが帰ってきた!『借りぐらしのアリエッティ』
★★★★ 少女アリエッティは目的を持ってひたむきに頑張ります。やっと、ジブリらしいヒロインが帰ってきた!こんな印象を受けました。物語のテーマは生物の共存といういかにもジブリっぽいモノでしたが、絶対に避けては通れない世代交代の中に、大切なモノを受け継いでいるスタジオ・ジブリのハートが感じられるこの作品。人気タレントを主人公の声優に起用する事もなく、人気監督を前面に出す事もなく、それでもこんなに良い作品が出来るのだから、これからの作品にも期待できそうな気がします。
水曜日のシネマ日記
2010年7月25日

「借りぐらしのアリエッティ」 小さなアりエッティが持つ大きな大きな生命力
この世に生を受けたけれど、滅んでしまうのは仕方がない。自分で何か抗ったってよくなるわけなんかないという諦めが翔の心にはあった。けれどアリエッティと出会い、彼女が困難を前にしても挫けず、生きていきたい暮らしていきたいという生命力に触れたとき翔の心は変化したのでしょう。小さな小さなアリエッティが、自分よりも大きな生命力を持っている。懸命に生きようとしている。自分も生きていけるのではないか。「君は僕の心臓の一部だ」と翔は最後に言います。これはアリエッティから心臓と比喩される生きる力を得たということでしょう。
はらやんの映画徒然草
2010年7月25日

借りぐらしのアリエッティ
★★★ 借りっぱなしのアリエッティじゃない?借りても返せないし。ん〜、確かにねジブリ作品なんで映像は文句無しよね。しかし、それ以上のものが無かったような気もするのね。私的にはアリエッティや後半に登場したスピラーたち小人どうしの暮らしがもっと見たかったわ。スピラーもっと活躍するのかと思いきや、そうでもなかったね。でもさ、樹木希林と志田未来は吹替えも上手いね!ジブリもそろそろ後継者にバトンタッチしておきたいところ…。今作は宮崎さんがきちんと企画と脚本は構築して手渡したんだろうけど。宮崎さん、ジブリの未来は見えてます?
映画道
2010年7月24日

シネマ『借りぐらしのアリエッティ』を観て
小人たちが人間から借りてきたこまごまとしたものを、如何に工夫を凝らして使っているかに作品の醍醐味があるのに、作者の独創性は映画では消されてしまっている。制作者には原作者の意図がわかっていないと感じさせるところがある。人間は地球上で、土地や動物や植物や仲間の人間に至るまで、我が物顔で自分のものにして暮しているが、実際は全部が自然からの借り物で、人間の暮らしは借り暮らしというのが本当のところ。原作の意義をほぼとり落とした映画となっているのは残念だが、映像は綺麗だから、これはこれとして楽しめばいいのかもしれない。
マダムNの覚書
2010年7月24日

【借りぐらしのアリエッティ】小さな人、小...
★★★★★ 豊富な緑も古い家も子供時代の不思議な夢もこの映画は全て味わせてくれた。声優陣も久し振りにハマる。とっても懐かしくて、優しくて、美しくて‥これぞジブリ。この物語は本当に小さなお話。でも、そこにはたくさんの大きな夢が詰まっている。子供の目線で見る小さな世界は大人の目線で見る世界と全く違うだろう。小さな冒険を終えて翔は小さな希望を得る。アリエッティとは二度と会えないかも知れない。でも、会えるかも知れない。だって彼らは絶滅なんかしない。2人はずっと生きていくのだから。少年の夏の日の思い出は、美しいほどに懐かしい。
見取り八段・実0段
2010年7月24日

借りぐらしのアリエッティ
思っていたほどの面白さは無かったけれども小人の世界観が良くてそれなりに面白かったです。結構あっさりしてる感じがしました。ただ、ここ最近の中では結構いい作品、特にアリエッティがお父さんと初めての借りに出かけるところなんてワクワクしちゃいました。お父さんが角砂糖を取る為にテーブルをクライミングするシーンなんて最高にかっこ良かったです。ラストはもう少し続きがあっても良いんじゃないかって思ったんだけど、小さな子供さんも沢山鑑賞する作品なのであまり長くなりすぎてもいけないのでこれくらいの尺が丁度いいのかな?
Diarydiary!
2010年7月23日

映画:借りぐらしのアリエッティ 今、この物語を映画化する「意味」とは。
この仮ぐらしの種族自体が「絶滅」に向かっており、明るい希望は持てない。少年、翔のこれからも決して明るくはない。だが、観賞後の気持ちが清々しいのはなぜか。これから先を決定的に左右するのは「自分の持つ意思」。少なくとも、この物語の登場人物たちはのベクトルは、厳しい状況を共有しながらも「上向き」 どちらも相手からいい刺激を受け、これから出てくる問題に積極的にかかわっていくメンタリティである。「このような、ありようを示す」ことが「なぜ今、この物語を世に出すのか」の解答ではないか。メッセージが少しでも子供たちに伝わることを願う!
日々 是 変化ナリ
2010年7月23日

『借りぐらしのアリエッティ』 The Borrower Arrietty |称賛の言葉しか出ません
実写映画と比べ、水はより水っぽく、食物はより美味しそうで、風はより吹きつける。ジブリはなにか魔法でも使っているのか。とにかく五感を刺激してやまない、官能の1時間半だった。小人たちの飲むお茶がやけに粘性があるようにみえるのが不思議。アリエッティが少年の前に全身を晒す。ただそれだけなのにもかかわらずエロティシズム爆発。彼らは自給自足生活をしている。決して人間からのほどこしは受けない。だから彼らはわざわざ「借り」といって自分たちの心に刻み込むのだと思う。
23:30の雑記帳
2010年7月23日

借りぐらしのアりエッティ (The Borrowers)
アリエッティたちが何も返す予定もないのに"借りている"と主張する点には疑問を感じました。しかし、人間もある意味、自然から恩恵を受けたり、生きるために他の動物を殺したりと借りを作っている割には返していません。そういう意味で人間と自然や他の生物との共存についても考えさせられました。正直、物語が平坦で物足りなさを感じました。でも、小人の家族がささやかな日常を守るために懸命に生きている姿は、じんわりと胸を打つものがありました。大きく心を揺さぶられるようなことはありませんが、癒しや励ましが感じられて、心地よく楽しめました。
yanajun
2010年7月22日

借りぐらしのアリエッティ
久しぶりに大変にわかりやすいジブリ作品だ。小人は人間の家に借りぐらししているのに、人間は地球に借りぐらししていることに気づかない。閉塞感に覆われた時代に是非こういう映画を見て、自らの生き方を見直したい。そんな難しいことを考えなくても、楽しいけど。お勧めだ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年7月21日

*借りぐらしのアリエッティ*
生物界の絶滅種と同じような運命を小人たちは担っていて、滅びていくかもしれません。武器も持たずただ人間に見つからないようにして生きる。弱いけれど弱さを認め、それでもたくましく生きていこうとする姿が感動的でした。全体に静かで静寂と音がひとつの主人公。雨の音、さわさわとした風の音‥それに対して、温和で静かな翔くんでも彼の立てる音は大きくて暴力的。それも仕方のないこと、人間と小人たちの関係でもありました。この静けさの中にあるオドロキや自然の豊かさを充分に味わってほしいと思います。とても素敵でした。
Cartouche
2010年7月21日

借りぐらしのアリエッティ
★★★★ それにしてもアリエッティの美しいこと。14歳だから[耳すま]の雫と同じ年齢。雫より、魅惑的な表情も垣間見せる若い美女という感じで、12歳の翔よりはるかにしっかりしている。2人は淡い恋心を抱いているようだが、仲介役はやはり[耳すま]に出てきた猫。2人の仮初めの恋と別れは翔の童心からの決別でもあり、心臓病というのは童心を卒業したくない、子どものままでいたいという病の隠喩でもあるのだろう。そのため御伽の国の住民であるアリエッティの方が皮肉にもより現実的に大人に見え、その違いが「叶わぬ恋」の原因だったりもするのだろう。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年7月21日

借りぐらしのアりエッティ・・・・・評価額1600円
★★★★ 本作には、派手なアクションも無いし、手に汗握るスリルもない。だが物語はわかりやすく、テーマ性は明確で、何よりも途中からぶっ壊れてゆかない(笑) 個人的には、宮崎駿にももう一発派手な花火を打ち上げてもらいたいが、こういう作品をきっちりと作れる次世代の作家がようやくジブリ内部から出てきたのは素晴らしい事である。米林宏昌監督の次回作にも大いに期待するが、次はもう少し弾けた作品も観てみたいかな。音楽がフランス人のセシル・コルベルなのも新鮮で、テーマ曲は妙に耳に残る。ジブリ作品はいつもこのあたりが上手い。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2010年7月20日

借りぐらしのアりエッティ
これはなかなかに良かった。"借りぐらし"って言うよりも"借りパクのアリエッティ"じゃないの?物語が平坦すぎやしないかとかいろいろと突っ込みどころはあるんでしょうが、個人的には大いに楽しめました。志田未来の声はアリエッティのキャラにきっちりハマって違和感なし。他のキャラの声も良かった。違和感なく聞けて話に集中できたのは良かったです。個人的には前半の借りのシーンなんかは結構好きで、小人の視線で観ると人間社会はこう映るんだなぁとか思いながら観てました。ジブリ作品、映画館もTVも、なんだかんだ毎回最後まで見てしまうんですよね。
だらだら無気力ブログ
2010年7月18日

『借りぐらしのアリエッティ』 なぜベンツに乗っているのか?
私にとっては、好きなクリエイターがジブリにいるのであって、ジブリというスタジオの作品が好きなわけではない、と思っていた。もちろん、宮崎監督も高畑監督も一人ではアニメを作れないから、スタジオ全体の総合力あっての作品だろうが、それでも「ジブリが好き」とまでは云えなかった。しかし今回、米林宏昌氏の監督作品である[借りぐらしのアリエッティ]を観て、ジブリはすごいと痛感した。宮崎駿氏のクレジットは「企画・脚本」にとどまった。本作は、ジブリの人々が先達に学び、すでに高度なレベルにあることを改めて実感させてくれる。
映画のブログ
2010年7月18日

『借りぐらしのアリエッティ』
鈴木Pがジブリ内部の関係者である作画監督の米林宏昌氏を起用。個人的に気になったのはキャラクターたち。ヒロインのアリエッティはナウシカのように誰にでも優しく勇気があり、サツキやキキのように凹んだり泣いたりと表情が豊か。宮崎駿監督に「幼女ではなくジブリが昔から描いてきた思春期のヒロインでもう一度映画を…」というメッセージでもあるような気がするんですよね。映画の中身はシンプルでも、映画の裏側は複雑な思いが渦巻いているジブリ作品はやっぱり鈴木敏夫プロデューサーを基点に見ると、本当に面白いと思える映画でした。
めでぃあみっくす
2010年7月18日

映画「借りぐらしのアリエッティ」
イギリス舞台でもおかしくない作品を設定変更をした違和感は拭えない。アリエッティは実にジブリらしいキャラクター。冒険心が強く活発で凛とした少女像は正にジブリ作品のDNA。心配性でオーバーリアクションの母親を見ているとイライラ感が募る。吹き替えが大竹しのぶなのも頂けない。本作の絵は非常に綺麗でジブリ作品のクォリティは十分クリアしているし、音響デザインが非常に優れている。音に関しては近年のアニメ作品でここまで気を使った作品はないであろう。映画の幕引きは非常にアッサリとした物で、何ともご都合主義的な一家である。
masalaの辛口映画館
2010年7月18日

「借りぐらしのアリエッティ」:小滝橋車庫前バス停付近の会話
登場人物は何人かに限られ、それほど波乱万丈な展開もないから、ジブリの映画にしては、とっても小品を観たっていう印象。よけいな贅肉は削ぎ落とし、ジブリお得意の奇妙なキャラクターの登場もなし、ファンタジックなスペクタクルにも昇華しない。そのぶん、屋内の家具や調度品、屋外の緑のまぶしさとか、背景の美術、色彩設計には目を見張る。小人の少女っていう設定は、明らかにファンタジーの世界の人物なんだけど、描き方はリアリズムに徹している。ちょっとファンタジーに寄り過ぎていたジブリ映画が忘れていた世界に戻ってきたようで嬉しかった。
【映画がはねたら、都バスに乗って】
2010年7月18日

映画<借りぐらしのアリエッティ>
セシル・コルベルとゆ〜女性の素晴らしい「歌」 コレなしではこの作品は成り立ちませんね〜^^ 心の奥底まで響いてくるような古き欧州的な音楽と、強さと、透明感のある歌声。「小人の生活」は、見ていてわくわくしますね。ボタンや切手が絵皿や絵のように使われていたり、鉛筆キャップが一輪挿しになっていたり、両面テープが壁のぼりに使われていたりするトコ。いいですね〜^^ そして「水」の描写の綺麗さ。小人から見た水の分子って、こんな感じ?とにかく綺麗なんです^^ 葉っぱの上の水滴、お茶を入れる時の水の動き。さすがジブリ!って思いました。
美味−BIMI−
2010年7月18日

『借りぐらしのアリエッティ』・・・夏の草花、角砂糖・・・そしてノイチゴの実
深い緑と色鮮やかな夏の草花たちが織り成す美しい風景、そしてそこに息づくジブリらしい表情豊かなキャラクターたち。こじんまりとまとまった愛らしく優しい作風はとても心地よかった。声優陣も本作では納得の合格点。アリエッティや家族の"小ささ"を感じさせる描写も興味深かった。翔がポケットから小さな包みを出した時点でうるっと来てしまった。それに続くアリエッティの少女らしい一連の行為もたまらない。涙腺決壊。劇的な感動は控えめながら、じんわりと心に伝わるものがある素敵なアニメーション。多くの方にオススメできる一本である。
SOARのパストラーレ♪
2010年7月17日

借りぐらしのアリエッティ
★★★★ いきなり見つかっとるがな!守りたいじゃなく,捕まえたいで支配されたハルさん…。取り過ぎない狩りならぬ借りが楽しい!慎重かつ大胆に!ディテールに凝りまくったアリエッティ家も素晴らしい!人間の物を再利用し,工夫に溢れた生活。彼らの日常の様子だけで満足。そして主役のアリエッティが可愛い!翔との束の間の交流を経て成長する彼女の未来に幸あれ!最後の会話で泣きそうになった。将来に悲観していた翔は,かけがえのない経験をしたね。古い慣習を打破するのは若い世代の柔軟な躍動。希望の光のラストが好き。「小さな手 一期一会の 宝物」
Akira's VOICE
2010年7月17日

借りぐらしのアリエッティ(’10)
原作の後半部分から脚色、舞台を日本の田舎にして異次元に住むアリエッティと少年との純粋な交流・・のエキスを生かした。時間も94分とコンパクト。珠玉作として割と満足という感触。ジブリ少女にしてはやや控えめキャラクター。それでも翔の示す無償の好意には、勇気を持って応えていくという芯の強さは感じられたヒロイン。大作感はなかったですが、期待を裏切らなかったし、ある面期待以上でした。個人的にはジブリ、という事を抜きにしも、あえて特に子供層に勧めるとしたら、色んな意味で原作本含めこういう作品だけで十分と思いました。
Something Impressive(KYOKOV)
2010年7月17日

劇場鑑賞「借りぐらしのアリエッティ」
[ポニョ]より数倍は面白い!!! ジブリ作品の初期の頃に戻ったような印象を受けました。ただ、初期のジブリ作品特有のド派手なヤマ場というのはなく…物語は少し淡々としているのだが、決して飽きさせません(OK) 自然の描き方の美しさがジブリ作品の特徴。さらに人間目線と小人目線の絶妙な描き方には脱帽でした^^ アリエッティが2階の部屋へと行くシークエンスは凄い!音の使い方も思わず心の中で上手い!と唸ってしまいました。小人の日常と、アリエッティと翔との淡い"絆"・・"ツボ"を充分に抑えていて、ジブリ好きは絶対に観ておいた方が良いと思います。
日々“是”精進!
2010年7月17日

借りぐらしのアリエッティ
アリエッティが見つかりませんように! と声援をおくりつつも、翔にもエールをおくってしまう私。背景に描かれているアリエッティの家の借り物も、なにげに凝っていて、それらを見つけるのも楽しい。ジブリ作品の絵は相変わらず美しい! 内容は「小さな大冒険」という雰囲気。良い方向へ進むんだろうな、という余韻を残した終わり方なので、物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、前向きさは私的には◎ なんていっても印象的だったのは、このお屋敷の家政婦さん!! 声を樹木希林さんがあてているんですけど…もぉサイコーです(笑)
Peaceナ、ワタシ!
2010年7月15日

借りぐらしのアリエッティ
★★★ 悪くはなかったけど、イマイチ盛り上がり感がなかったです。「借り」っていってるけど、正直窃盗と変わらんような…。でも、"借り"の行為は面白そうですね。しかしあそこまで小さいと地球じゃ生き辛いと思いますね。虫と同じサイズということは、最早虫は猛獣と同じ存在。アリから砂糖を取り上げるとかかなり勇気のいる行為かと思うんですけど。ネコパンチはもう即死でしょうって。アリエッティは14歳、髪をおろしてる姿は大人っぽいです。声優に関してですが、悪くないかと。樹木さんの声はいやーな感じにぴったりでした。
メルブロ
2010年7月12日

借りぐらしのアリエッティ
★★★★ とても静かなお話です。でもとってもよかったです。良かれと思ってやったことが相手にとっては良くないことなのかもしれない。一緒に生きて行きたいと思っても、叶わないこともある。滅びゆく運命かもしれない、でも生きていかなければ。ほんの小さなことから大きなテーマが伝わってきました。主人公二人の気持ちが特に丁寧に描かれていたと思います。緑や雨や石や、思わずにおいがしてきそうな感じ。日光の温かさや日差しの加減も伝わってきます。ただ背景に比べて、人物や動物の絵が…。公開されたらもう一度観に行ってもよいです^^
映画、言いたい放題!
2010年7月9日

借りぐらしのアリエッティ
アリエッティのキャラクターが可愛かった。元気でちょっと世間知らずで素直。両親と自然をとても愛しています。虫と戯れているシーンなどは思わずナウシカを思い出しました。そんな彼女が動いている姿を観るだけで、とても楽しかったです。声を担当している志田未来さんもぴったりで可愛かった。舞台が原作のイギリスから身近な日本の洋館になったのも良かったです。もしかしたら…とアリエッティを探したくなるような自然の風景に、ちょっとワクワクしました。小人が信じられる年頃にこの作品を観たら、きっと小人探しをして遊んだろうなあとニッコリ。
とりあえず、コメントです
2010年7月7日

借りぐらしのアリエッティ
★★★★ 静かに素朴に込められた想いに感動しました。彼らの視点からみる人間の世界はそれだけでとてもユニーク。アリエッティがポッドと出かける初めての"借り"はちょっとしたアドベンチャー。翔の声優を務める神木隆之介が素晴らしく上手い。志田未来も元気で両親想いで利発な少女アリエッティのイメージにピッタリ。アリエッティたちは懸命に生きようとしていました。引っ越すのもそのための知恵の一つです。小さな人々の世界の面白さ、そこから見た人間界という視点、素直な心の交流。それぞれの要素はしっかり無駄なく、情緒豊かに描かれています。
LOVE Cinemas 調布
2010年7月6日


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