ローサは密告された:作品を観た感想(5)

映画評「ローサは密告された」
★★★ この映画が仮にフィリピンの実情を捉えているとしてもそれがイコール映画の価値と言えないこと。あるいは、いかにも最近のセミ・ドキュメンタリーらしく、ピントが合っていなかったり、多くのショットが大して意味がなかったりするなど、映画の映像としての体を成していない、という問題。僕には見るに堪えない程である。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年6月1日

「ローサは密告された」
★★★★★ 素晴らしい人間ドラマになっている。恐らくは実際の街の風景をそのまま撮影しているのだろう、まるでドキュメンタリー映画のような臨場感がある。観終わって、深く心に染み入った。ブリランテ・メンドーサ監督は、哀しい人間の姿を、憐憫と愛情の篭った眼でやさしく、かつ厳しく見つめているのである。それに私はとても感動した。ローサ役を演じたジャクリン・ホセの演技が圧巻である。フィリピン映画の成熟と実力をまざまざと見せ付けた、これは本年屈指の傑作である。必見。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2017年8月27日

ローサは密告された
★★★★ 本作は、フィリピン映画で、首都マニラのスラム街でたくましく暮らす主役の女性とその家族の様子を描いています。雨が絶えず降る暗いスラム街を背景にして合わさって描き出されると、また独特の雰囲気が醸し出され、それに主演のジャクリン・ホセの肩肘をはらないどこまでも自然な演技が、見る者に深い感銘を与えます。
映画的・絵画的・音楽的
2017年8月25日

『ローサは密告された』 フィリピン映画に圧倒される
照明なし、手持ちカメラの撮影が圧倒的だ。まるきりドキュメンタリーを見ているリアルさだ。
Days of Books, Films
2017年8月7日

「ローサは密告された」
混沌としたマニラのスラム街の様相と、そこで生き抜くしかない家族の有り様。警察署内でさえカネが全てを支配する。誰がローサを密告したのか、の解も苦味が残るものであった。だがそんな中でも、ローサの逞しさと意地、そして家族の絆をも感じさせられた。
ここなつ映画レビュー
2017年8月3日

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