ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書:作品を観た感想(19)

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
★★★★ 報道の自由、正義とカッコよくは言うが、この作品のとおりだったなら、さすがによくやったねと思う。
或る日の出来事
2020年2月2日

『ペンタゴン・ペーパーズ』(2018)今も昔も世界は変わらない?
★★★ 公文書漏洩事件を巡る歴代政府の隠蔽体質と新聞社などメディアの機密暴露への対応を扱った社会派映画です。政権、メディア各々に大義名分があり、一方のみを批判することはできないので評価は難しい。どこまでが国益で、どこからが国家の体面なのかの境界線を引くのも困難です。見どころとしてはメディアのオーナー一家と政治家たちとの交友関係としがらみ、権力への妄執で周りが見えなくなっているニクソンが報道各社にかける圧力とそれに対抗するトム・ハンクスらイケイケの記者たちとの争いが見ものです。
良い映画を褒める会。
2018年5月21日

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
ペンタゴン・ペーパーズとは、その長いアメリカのベトナム戦争の中で政府がとった行動をレポートしたもので、そこには軍とCIAとが暗躍する様、暗殺、ジュネーブ条約の違反、不正選挙、アメリカ連邦議会に対する嘘といった闇の歴史の証拠が記されていたのだ。作品で描かれているのは、良くも悪くもアメリカそのものである。
ここなつ映画レビュー
2018年5月17日

『ペンタゴン・ペーパーズ』をユナイテッドシネマ豊洲2で観て、
★★★★ スピルバーグは相変わらず緩急が上手い。飽きさせない。シリアスな物語の中に、たまにちょこんと出てくる子供たちがスピルバーグ幼児嗜好症ちゃうんかと思うくらい可愛くてホッとする。一番、権限を握っている人物なのに、単に女性であるという一点のみで「お飾り社長」として存在がないみたいに扱われるメリル・ストリープの不条理と、正しさを問わないが豪腕であるトム・ハンクスの危なさがいい対比になっている。そして一見、本当に「できる」人材に見えないメリル・ストリープが覚悟を決める場面の鮮やかさが素晴らしい。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2018年4月29日

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』ワシントン・ポストが“真実”を公開す(^^)/
地味な作業に映りそうですが、メリルとトムの、華と重みでせわしさに煽られながらも、緊張感と高揚感アップの見ごたえです!懐かしいような、胸騒ぎを残してくれる終わり方も良い!
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2018年4月21日

80『ペンタゴン・ペーバーズ』今だからこそ!
★★★★ 超スピードの製作に乗っかったのが、トム・ハンクスとメリル・ストリープという超大物オスカー俳優。ここにもハリウッドの反トランプの力強さが垣間見られます。圧巻だったのが、告発文書に対するスタンスや葛藤は対称的な所にいた二人が、見てる我々が「そうであって欲しい、そうでなければ困る」所。いや本当、穴がなくて、スピルバーグ流石すぎる!万人におススメ出来るエンタテインメントな社会派ドラマ。
シネマ・ジャンプストリート 映画のブログ
2018年4月17日

『ペンタゴン・ペーパーズ』を見てきました
★★★★ 硬派な社会派ドラマであり、重厚な作品に仕上がっているとは思いますが、あえて難を指摘するとするなら、ストーリーがやや直線的にすぎるのと、キャストの新鮮味のなさでしょうか。主役級にトム・ハンクスとメリル・ストリープという芸達者を起用したことで、たしかに物語に重厚さが加わりましたし、安心して見ていられたのですが、一方で、「また同じ顔」という「飽き」のようなものが出てしまうのも事実。非常によく出来た映画ですし、今の日本人が考えるべき、重大な問題を含んでいると感じます。
旅と遺跡とセルベッサ
2018年4月16日

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』('18初鑑賞32・劇場)
★★★★ 今の日本のマスコミ(報道関係者)は特に観るべき作品。日本のマスコミはレベル低すぎ。作品としては、非常に淡々と進行するので、普段アクションものしか観ない方は、退屈極まりないと思います。
みはいる・BのB
2018年4月12日

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
★★★★ 70年代に起きた実話を基にした本作。アメリカ映画の王道的な作品であり、それがとても上手くいった作品だと感動しましたね。本当に感心しましたよ、これが日本ではこんなに単純化して歴史を扱うなんてことは中々できないことであり、これはやっぱりアメリカ映画の底力だと羨ましく思ったりしました。
映画に夢中
2018年4月10日

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 一刻も早く観よう!
本作はジャーナリストに矜持を求める映画でもある。スピルバーグ監督の凄いところは、この硬派の映画を、政治的主張に凝り固まったお堅いだけの作品に終わらせず、スリルとサスペンスに満ちた抜群に面白い娯楽作に仕上げ、最後には観客を感動させてしまうことだろう。専業主婦だったキャサリン・グラハムが、男性役員と対立しながら経営者として成長していく様が、本作のもう一つの見どころだ。我が国では、本作のような文書を巡るサスペンスは作れそうもない。
映画のブログ
2018年4月9日

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」☆成長ものがたり
登場人物が多すぎて、誰の話をしているのか、誰が敵で誰が味方なのか判らなくなってしまう。後半ぐっと白熱したシーンが連続し、ハラハラしてくる。一番面白かったのはウォーターゲート事件を匂わすラストのシーン。
ノルウェー暮らし・イン・原宿
2018年4月6日

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
★★★★ 政府vsメディアの闘いはとても見応えありました。全体的に地味めでゆったりとした展開でしたが、文書を手に入れてからはテンポが良くなり見入ってしまいました。後半でのライバル紙が一斉に真実を報道した時はみんな同じ思いなんだとテンションあがりました。タイプライターや電話、印刷所の機器などその当時はこうして新聞が作られてきたのねと興味深かったです。
☆yukarinの映画鑑賞ぷらす日記☆
2018年4月5日

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 今、言っとかないと
報道の自由はアメリカでは合衆国憲法修正第1条として定められている。報道機関が仕えるべきは国民であって、統治者ではない。そんな理念が共有されているからだろうか、この作品で描かれる顛末はベンやキャサリンだけの力ではなく、多く人の信念に基づいた行動があって成り立っている。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2018年4月5日

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
★★ ウォーターゲート事件を暴いた「大統領の陰謀(1976)」の前日譚となっている。トランプは本当に北朝鮮の金正恩と会って会談するのか、本作の射程は現在まで連鎖している。なのに本作そのものは薄っぺらでそこまで想像させない。
佐藤秀の徒然幻視録
2018年4月3日

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
報道の自由を守るために戦うジャーナリストの心意気は素晴らしい。大人の鑑賞に耐えうる映画だと太鼓判を押せる。輪転機が回って新聞ができあがる達成感は感動する。映画の終わりに、ウォーターゲート事件の発端が流される。エンターテイメントとしてもシリアスなドラマとしても満点の出来栄えだ。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2018年4月3日

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(日本語字幕版)」 感想と採点
★★★ 約1年間で作り上げたタイムリーな骨太政治ドラマ!周知の事実の映像化に、フェミニズムを取り入れたのがスゴイ!女性経営者グラハムを演じるメリル・ストリープが良い。報道の自由を守り抜く力強い作品であると同時に、弱者への優しい眼差しを持っている巨匠スピルバーグらしい作品だ。大量の字幕を読む点は好みが分かれるでしょうが、米国でタイムリーな本作を、今の日本政府と役人に重ねて観るのも面白いです。
ディレクターの目線blog
2018年4月2日

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
スピルバーグの偉大な所は、こういう政治性、メッセージ性の強い作品でも、あくまでも上質なエンタテインメントとして提供すること。感動的なのは、伝統的な「職業倫理の映画」にもなっているところ。メリル・ストリープはやっぱりうまいですねえ。とにかく繊細で、見事なんです。トムはあくまでもトム・ハンクスなんですけど、メリルは作品ごとに完璧に別人です。本筋のテーマ意外に、女性の時代の嚆矢だったということも、彼女の演技ゆえに説得力を持って描かれています。アメリカのみならず、日本にとっても非常にタイムリーな題材となったこの映画。両国のすべての報道関係者には、ぜひ鑑賞していただきたい作品です。報道関係者のみなら...
大江戸時夫の東京温度
2018年4月1日

ペンダゴン・ペーパーズ 最高機密文書・・・・・評価額1750円
さすがスピルバーグ、地味な素材ながら圧巻の面白さ。結果を知っていても最後まで目が話せないサスペンスフルな仕上がり。公文書管理の在り方が、深刻なイッシューになっている今の日本にとって、ものすごくタイムリーな作品でもある。面白いのは、現場が権力の不正を追求する一方、キャサリンはケネディ/ジョンソン政権の国防長官であり、ペンダゴン・ペーパーズの責任者であった、ロバート・マクナマラの親友だという人間関係。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2018年4月1日

劇場鑑賞「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
とても、見応えがありました。トム・ハンクスとメリル・ストリープの二大アカデミー俳優を起用し、2人の演技が素晴らしく、演技合戦が見事としか言いようがありません。ヤヌス・カミンスキーのカメラワークも見事!全体を通して、今作は一人の女性の勇気と成長の物語でもあったと思います。彼女が徐々に成長していくのにも注目して欲しいところ。テンポも良く、スリリングな展開で、サスペンス映画としても楽しめるかもしれない。
日々“是”精進! ver.F
2018年3月30日


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