ｱﾝﾀｯﾁｬﾌﾞﾙ:作品を観た感想(2)

映画『ｱﾝﾀｯﾁｬﾌﾞﾙ』階段乳母車ｼｰﾝが光るﾛﾊﾞｰﾄ･ﾃﾞﾆｰﾛ出演作品
ﾌﾞﾗｲｱﾝ･ﾃﾞ･ﾊﾟﾙﾏの手腕によって､俳優達の演技が引き出され､ｼﾝﾌﾟﾙなｽﾄｰﾘの中にも美しいｼｰﾝや､悲哀に満ちたｼｰﾝ､血なまぐさいｼｰﾝなど巧みな演出が光っています｡映画の中でもっとも印象に残るところで､ｹｳﾞｨﾝ･ｺｽﾅｰとｱﾝﾃﾞｨ･ｶﾞﾙｼｱが活躍するｼｰﾝがあります｡このｼｰﾝの演出が感動で鳥肌が立ち､涙が溢れるくらいに美しく､そしてｶｯｺｲｲ｡ｶｯﾄ割からほぼ無音に近いような音楽､ｽﾛｰﾓｰｼｮﾝ､銃声､乳母車が階段から落ちていく音､どれをとっても完璧な名ｼｰﾝです｡決して血なまぐさいだけの映画になっていないところに好感が持てます｡ﾃﾞ･ﾊﾟﾙﾏの手腕に俳優の演技力が光る美しい傑作！
映画ﾏﾆｱの徹底ﾚﾋﾞｭｰ
2015年6月22日

『ｱﾝﾀｯﾁｬﾌﾞﾙ』 (1987)
広い心で､ｴﾝﾀｰﾃｲﾝﾒﾝﾄとして受け入れるべし｡僕にとっても本作は､子供の頃からTV放送の度に鑑賞し､現在でも定期的に観直す思い入れの深い一作である｡本作は､監督のﾌｨﾙﾓｸﾞﾗﾌｨの中では､金稼ぎ映画の部類に入るのだが､なかなかどうして監督の特性が一番ﾊﾞﾗﾝｽよく抽出された作品に仕上がっていると僕は思う｡意外に奥深いﾒｯｾｰｼﾞを秘めた映画なのだ｡
相木悟の映画評
2014年10月3日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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