ラブリーボーン:作品を観た感想(47)

ラブリーボーン/The Lovely Bones
本作の主軸たる部分に同調も焦点を合わす事も出来ず仕舞い、今ひとつピンと来なかったのでした、という事ですけれども。しかしばあちゃんのキャラクターやら、カウパー氏腺液で亀頭をてらってらに滑らせていそうな若造辺りに為す術なく滅多打ちにされるウォールバーグの図、そして犯人に訪れるまさに油断大敵な末期などの場面やら。物語の舞台である1973年を再現した美術やら衣装やら、この辺りを存分に楽しませていただいた次第、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2012年4月4日

ラブリーボーン
もどかしくスッキリ終わらない作品です。後半の金庫を廃棄するシーンでは、どうにかならないのかと思ってしまった。のうのうと暮らす犯人、すれ違う家族、それを見守ることしか出来ない自分。やはり死を受け入れることで前に進めれるという事なのでしょうね。悔しいのは、妹が証拠をつかんだ直後であったということ。死後の世界は不思議で美しいですね、現実的にどうなのかは別として、美しく撮られていたと思います。シアーシャ・ローナンちゃんが主演ですが、さすが演技力達者です、恐れる表情なんかがとくに凄く上手かったと思います。
いやいやえん
2011年7月20日

ラブリーボーン (The Lovely Bones)
★★★★ スージーの悔いや憎しみは家族を縛り付けてしまうし、その逆も然り。彼女が本当に望んでいる事は、遺体が見つかる事でも、犯人が逮捕され罰せられることでもなく、愛する家族に笑顔が戻る事、そして忘れられないくらい素晴らしいキスを経験することなのだから。殺人者の末路に食い足りなさを感じる方も多いだろうが、本作の世界に則って考えれば、死んでからが更に大変だろうと。そのキャリアに大ダメージを与えかねない鬼畜役を熱演したスタンリー・トゥッチらも見事なのだが、作品の顔を決定づけさせたシアーシャ・ローナンが圧倒的に素晴らしい。
Subterranean サブタレイニアン
2010年9月12日

【映画】ラブリーボーン…(サブタイトル自粛)
★★★★ これは結局、生き残った家族や友人が、彼女の魂は天国で平穏に暮らしている…と思って、リハビリが終了というお話なだけ…辛い記憶と一緒に生きていくのはきついですから、そう至る事を否定しませんし、それは現実社会だと重要な事。でも、これは物語なんだから、確実に天国はあることを訴え、もっと具象でベタな展開にしてほしかったとも思う次第。が、映画全体としてはそんなに嫌いじゃないんです。映像の美しさ、退屈しないテンポ…なんかが普通に良い感じ。事件に至る部分ではハラハラさせられたし、妹の潜入捜査でもハラハラ(汗)
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年8月26日

ラブリーボーン
★★★★ 残酷なのに寛大で、ゴーストものとしては画期的ではないだろうか。思った以上に深い物語。天国と地上の狭間をさまようスージー。のうのうと暮らす犯人、壊れていく家族、それをただ見守ることしかできない自分。若くして殺された少女の未練…かわいそうなスージーと何度も思ってしまう。父親に自分の想いを伝えたい。必死に念をおくるスージーが健気。だけど憎しみから何も得られないことをスージーは悟る。最初から犯人を捕まえることが問題じゃなくて、死者の魂と遺されたものの救済の物語ですね。スージー役のシアーシャ・ローナンの熱演につきる。
小部屋日記
2010年7月7日

『ラブリーボーン』
ちょっと残念。生と死の間をイメージした世界をジャクソンならではのCGを駆使して表していましたが、いささかチープな表現に思えました。むしろその中間的な世界が必要だったのかどうかが疑問でした。犯人役のスタンリー・トゥッチ。いかにもな不気味な役を演じていて、アカデミー助演男優賞にノミネートされているのも納得です。主人公のスージーを演じているシアーシャ・ローナン。[つぐない]以来2年振りに観ましたが、すっかり大人びていて全然違う魅力を発揮!早くも大女優たる片鱗をみた気がします。先々が楽しみな女優ですね。
シネマのある生活〜とウダウダな日々
2010年2月23日

【ラブリーボーン】「ラブリーボーン」の意味を知る時・・・
★★★★ 「ラブリーボーン」という意味を理解して涙。未練を捨てなければ天国へ行く事はできない。スージーの最後の願いは、自分の遺体を見つけてもらう事ではなく、恋した人とキスする事。この選択が14才の少女らしい。犯人の証拠を見つけたのに、帰ってきたママとパパの気持ちを思ったら、それを渡せない妹・リンジー。自分の化身のように犯人を憎むパパを、もう傷つけたくないスージー。親思いの優しい子ども達である。子供の死も、時間が経てばそんな風に受け入れられる物なのかな。理解の範疇は越えるけれども、映画としては美しいラスト。
見取り八段・実0段
2010年2月18日

【ラブリーボーン】少女の願いと家族の絆
途中、何度も涙した…優しく、子供への愛に溢れる母と父。仲の良い姉弟。羨ましいくらいに平和で明るい家族。そんな家族を襲った突然の不幸。突然命を断たれたスージーの行動や願いが、14才の少女の物だと納得出来る幼さ。現世を求めるスージーの姿と、スージーを求める父の姿に親である者は誰でも泣くだろう。スージーが彷徨う世界の映像は、絵の中のように美しく、ストーリーは緊張感と悲しみの連続。とても後味が良いとは言えないけれども、親子の繋がり、家族の絆に、深く感動する。
映画@見取り八段
2010年2月17日

ラブリーボーン / 60点 / THE LOVELY BONES
★★★ どこか欠点があるか?っつーとそーゆーわけでもないし。こういう映画を撮ろうとして、その通りに出来上がってるんやろから、自分が合わんかったからってゆーて何とも評しにくいよなー…。最後まで飽きずに観れたけど、イマイチしっくりこない感じ。ただ、しっくりけーへんけど言いたいことはわかるし、そーゆー考え方もあってええと思う。非常に作家性が強くて、ストーリーよりもテーマが前面に出てる作品っつー感じ…。
ゆるーく映画好きなんす!
2010年2月17日

「ラブリー・ボーン」
スージーの無念、家族の再生、犯人を追いつめるサスペンスが大きな3つの要素とし混在しているのだが、ピーター・ジャクソン監督がどこを一番描きたかったのかが読み取り難く、各々のテーマを描き切れていない中途半端な印象を受けた。また、全てのキーマンであるはずのスージーが、この世の物語に直接的に関わってこないのも観ていてもどかしさを感じた。中心人物が物語に参加してこないと盛り上がりを欠いてしまうのではなかろうか。決して悪くはなかったんだけど、もうちょっと何とかならなかったのかなぁ…。
古今東西座
2010年2月16日

【映画】ラブリーボーン
★★★ 見方は色々あるがどれをとっても結局は破綻する。娘の為に戦う事を決意した父親、姉の為に真実を突き止めたい妹、なにもかもなかったことにしたい母。一人の人間の死に対して、それぞれがそれぞれの思いを抱えているが、娘の感情にリンクして暴走していく父親の姿が生き生きと描かれていたのに対し、母の感情がいまひとつ描写不足だったような気がするのは、原作者が女性で監督が男性だからだろう。そういう感情を理解できなかったのかも知れない。演出的には色々と面白いところがあったのだが、最後の最後で残念な感じになってしまった。
新!やさぐれ日記
2010年2月15日

ラブリーボーン
★★★ 彼女が最後まで家族を見守り、自分への愛情を感じるシーンはとてもよかったです。嫌いじゃない映画です。天国の描写は綺麗ですが、それはこの作品の持つテーマにはいらないかもと思います。そうすると見どころが減るのか(爆) シアーシャ・ローナンはキュートでした。彼女が嫌がってたニットの帽子も含めてファッションが可愛いですね。他のキャストも良かったです。スーザン・サランドン 、久しぶりに見ました。こういう役も良いですね。物足りなさは残りますが、悪い映画ではありません。
映画、言いたい放題!
2010年2月15日

「ラブリーボーン」喪失と可能性を秘めたファンタジー
★★★★ ミステリーとホラーをファンタジーで包んだ意欲作。評価は分かれるだろうが、自分は楽しく見た。子供を失うことで崩れていくこれまでの日常。それでも毎日は繰り返されるが、その喪失感は埋まることはない。出来れば誰だって穏やかに暮らしたいのに、社会生活の中で調和というものはいかに脆いものか実感する。マーク・ウォルバーグが苦悩する父親を好演。少女の死から始まる物語は人の魂の不死を思わせる。美しい映像で語られるファンタジーはしっかり心に届いた、あと何かがもう少し違ってたら名作となりえたかもしれない。
soramove
2010年2月12日

「ラブリーボーン」胸に迫る想い
結末がどうより、冒頭から胸に苦しく迫ってきて・・・初めての体験。初めての感覚。どの登場人物にも感情移入しにくい、謎のふわふわ感。辛いのか、苦しいのか、それとも美しい天国へ行って幸せなのか、恨みを残して幽霊になるわけでもなく、小さな復讐を遂げてハッピーエンドだったのかも良く解らない。でも・・・この、良く解らない感覚が・・・・本当なのかもしれない。リンおばあちゃんが、いい味を出している〜☆このくらいハチャメチャな人が来てくれなければ、もっと家族は救われなかったかも。
ノルウェー暮らし・イン・London
2010年2月10日

ラブリーボーン
★★★★ スージーはこの世を見渡せるが見えない壁に阻まれて決して何かを伝えることができないし、外に出ることもできない。そのことは、子供たちを玩具のように弄ぶ大人たちへの怒りも表現されている。スージーが撮影して残した夥しい写真フィルムをなぜすぐ全部印画しなかったのか。スージーが生きていてほしいというかなわぬことを引き摺る心理の象徴なのだけれど、思えば登場する大人はダメ人間ばかりだ。家族の中で一番のしっかり者は妹リンジーで、この映画は端無くもだらしない大人の為に犠牲にされる子供という図式で告発しているかのようだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年2月9日

☆ラブリーボーン(2009)☆
★★★ 猟奇サスペンス、崩壊し再生する家族(家族愛)、スピリチュアル(天国)、この3つの要素が、噛みあっていないようにも感じてしまいました。殺人犯のシーンなどは、ドキドキハラハラするのですが、その緊張感が死後の世界を見せられる度に途切れてしまったように思います、、。家族それぞれの人物描写が浅く感じられ、スージーが亡くなった後の家族の絡みも深くなくて、絆みたいなものが感じられません。家族が再生し、スージーも旅立つラストは一応希望は感じられました。全体的にはいまひとつ、でも、エンドロールの時になぜか涙が流れてしまいました。
CinemaCollection
2010年2月8日

「ラブリーボーン」 死により生を描く
この物語において、人は天国へいくには自分の死を受け入れなくてはいけないようです。そのためには自分の死を追体験しなくてはいけない。スーザンにとって、それはまさに死ぬほどの恐怖であり、またキラキラと光る自分の人生を失ったことを認めたくないという気持ちもあったのでしょう。けれどスーザンは彼女の死によって、大好きな家族がずっと呪縛され続けている姿を見ているうちに、自分の死を家族にも受け入れてほしい、そして自分も受け入れなくてはいけないと考えます。やはりこれは人の生について語った物語であると思うのです。
はらやんの映画徒然草
2010年2月6日

ラブリーボーン
スージーが家族の側にいたくてそして真犯人を教えたくて天国まで行かず必死に伝えとようとしてる。そしてそこで出会ったホリーの真実、それはハーヴィの過去も明らかになること、次の犠牲者を出さない為にも必死に伝えようとしてる姿に思わず心の中で「早く気づいて!」と叫んでいました。残された家族は崩壊しかけ、そしてスージーの死を受け入れる事でやがて再生していく、スージーも死を受け入れ天国へ向かう。それまで全員の苦しさに胸が締め付けられそうになりましたが、ラストそれぞれが気持ちに決着を付けた形になってホッとしました。
Diarydiary!
2010年2月4日

ラブリーボーン(試写会)
★★★ VFX技術を駆使した映像は良かったものの、ストーリーの起承転結があやふやだったため、終盤には消化不良の感じが否めません。サスペンスものやミステリー作品のように、犯人が誰なのかに重点を置くのではなく、亡くなった少女が違う世界から、残された家族を見守っているという構成は斬新で好感が持てました。スージーが殺されることが分かっているため、ハーヴェイと一緒にトウモロコシ畑に誘われたシーンは、ハラハラドキドキして見入ることができました。しかし、ストーリー展開に一貫性がなく、中盤以降はやや薄っぺらい展開に。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年2月4日

☆「ラブリーボーン」
★★★ 死んでからの話だと思ってたら、結構死ぬまでが長かった。たぶん婦女暴行致死なんでしょうが、そのシーンはカットして、気づいたら幽霊になってた…というファンタジー系に仕上げたのね。この世とあの世の間の世界の映像化は、製作者の腕が試されるよねーー。この世の人にアクセスしたいけど…っうスージーの気持ちも上手く映像化してたね。この主役で、ますます評価を上げたであろうシアーシャ・ローナンちゃん、今後の活躍が凄い楽しみ。ラブリーな骨は結局見つからず…でも、家族は新しい人生をスタート。
☆☆ひらりん的映画ブログ☆☆
2010年2月4日

ラブリーボーン
ピーター・ジャクソン監督とかスピルバーグ監督の作品…確かにそれっぽかったような気がするのだが、観ている間は「あれ?」という感じが否めなかった。ファンタジー?サスペンス?猟奇殺人?アクション無しのマーク・ウォールバーグもなんかもどかしかったし。ストーリーも復讐する的なものかなとか、許せない犯人を追い詰めてやれと思ったが、勧善懲悪的好きな僕には「お尻を拭かないでトイレから出てきた状態」 一応決着はついているといえばついたのだけれど、幸せな気持ちとかスッキリした気分にはなれずに終わってしまった。
ゴリラも寄り道
2010年2月3日

【ラブリーボーン】☆シアーシャ・ローナン
学校帰りのスージーに危険が迫る映像と一方ではスージーの帰りを待ちながら家族団欒の映像が交互に映し出され、正反対の映像にハラハラドキドキしながら観てました。スージーが現世と天国の中間で、自身の死を考えつつも受け入れる事が出来ず、家族を思う気持ち、叶わなかった淡い恋、14歳の少女の心の葛藤、そして成長。スタンリー・トゥッチは怖かった。一人で居る時の表情、行動にはゾクッとしました..流石の演技。やはり題材が題材だけに、重く辛かったです..。最後は良い終わり方?納得いかない部分もありますが、取りあえず良かったのかな?
猫とHidamariで
2010年2月2日

【ラブリーボーン】
リアル部分でのパートは面白かったんです。ドキドキハラハラもあり、観客に犯人は解っているけど追っている警察や家族には解らない。早く気付いてーって思いながら楽しく見たのですが…交互に入るファンタジー部分がやっぱり苦手。この映画は突然殺されてしまった若いスーザンの魂が色々なことを受け止めてそして旅立つというのが軸なんだとは思うのですが、私は全く乗れず・・特にラスト間際「え・・??そんなことしてる場合じゃないんですけどっ!」ってイライラのピーク。面白くないわけじゃなく、ファンタジーを好まない私に合わなかっただです。
日々のつぶやき
2010年2月2日

ラブリーボーン
それにしてもスージーがいるこの世と天国のはざまの映像美が素晴らしくて圧巻。これが大きなスクリーンで観れたのは良かった。それとヒロインのスージー役のシアーシャ・ローナンが可愛い。娘や姉を失った家族がバラバラになり、その喪失感を乗り越えて再生していく様や、妹が姉を殺害したと疑惑を持つ人物の家へ侵入し、証拠探しをしている中、住人が帰ってくるあたりのくだりは大いに見応えありました。ただ、ラストの展開がどうも個人的にはなんかモヤモヤしてすっきりしない。せめて遺体は発見されてほしかったなぁ。
だらだら無気力ブログ
2010年2月1日

ラブリーボーン (2009)
★★★ 前半の元気なスージーと家族のやりとりはかなり丁寧に描かれていて入り込みやすかったですね。そこから犯人ハーヴィの魔の手に落ちる描写も結末を知っているだけに悲しみ倍増です。しかし天国と現世の間にいるというスージーの立ち位置がよく分からないまま物語は進んでいった感があります。取り残された家族の行動に一貫性がないような…出演陣の気持ちがいま一つ伝わってこなかったんですよ。"スージーの魂と家族の再生"であることは解ってはいたんですが、そこに結び付けられる描写があまりに中途半端すぎる気がしましたね。
肩ログ
2010年2月1日

mini review 10436「ラブリーボーン」
★★★★ 地上と天国、殺人鬼のミスター・ハーヴェイを追い詰めていくサスペンス劇に、あちら側のスージーが微妙に加担していくことになる。そしてそれはオカルトというよりは、どこかトポロジー的な位相・次元の歪みや結合のように思えるような比喩をとっている。スージーは同級生のルースの体を借りて、レイに再会することになる。もうそこでは悲劇の少女ではない。遣り残していた初めてのキスを、14歳の少女は本当に嬉しそうに、体験するのである。僕たち観客は、どこかで異界の存在を、恐怖ではなく癒しのように感じ取りたくもなるのである。
サーカスな日々
2010年2月1日

「ラブリーボーン」え〜と、何と申しますか…。
残念ながらこのストーリーにまったく感情移入出来ませんでした。途中までスージーは、ただひたすら家族を見ているだけ。事件の解決に繋がるような動きは何らございません。ラスト近くになってようやく或る行動に出るのですが…、「アンタのやりたいことって、そんなことだったのか〜!?」って、ツッコミながらズッコケてしまいました。いやまあ、そりゃわからんでもないけど、それって…。唯一この映画で見出せた光明、それは「スージー役のシアーシャ・ローナンちゃんが、素晴らしかった!」この一点に尽きます!
シネマ親父の“日々是妄言”
2010年2月1日

【映画】ラブリーボーン/THE LOVELY BONES
ファンタジーなのだが、重く切ない。犯人をリアルに描き、家族の悲しみも痛いくらいにリアル。対照的にスージーの置かれたその世界はスージー自身の心を映し出す夢の世界。時に悲しかったり、ときに夢や愛に溢れる世界。その世界は美しく、そして悲しい。この対象的な世界感がこの映画。リアルとファンタジー。ラブリーなファンタジーで、ボーン(骨)というリアル。14歳の少女の切なる願いがとてもとても素敵で、愛らしい。涙を誘う! ちょっと中だるみはあるけど、良質なであり、温かくも切なさを感じさせてくれるしっかりとした映画です。
映画が好きなんです!
2010年1月31日

ラブリーボーン/THE LOVELY BONES(映画/劇場鑑賞)
★★★★ ファンタジックかつミステリアスかつ家族愛を描いた、ミステリアスファンタジーヒューマンドラマとでもいう映画でしょうか?シアーシャ・ローナンの可愛さと、スタンリー・トゥッチの気持ち悪さを観るだけでも一見の価値はあるかもしれません。正直何かが足りないというか、何かを省いたほうがイイという印象を受けましたが、これはこれでイイような気もします。個人的には、子を持つ父親には、是非とも観てもらいたい作品ですね。「犯人は知らない。父親がどんなに自分の子供を愛しているかを」
映画を感じて考える
2010年1月31日

『ラブリーボーン』
マーク・ウォルバーグの父親、レイチェル・ワイズの母親、スーザン・サランドンの祖母に時代の流れを感じ、シアーシャ・ローナンという成長株の新進女優の活躍やスタンリー・トゥッチの新たな悪役路線に新しい時代を感じようとも、映画愛の原点は変わらないもの。人間の骨は血や肉と違い長くこの世に残るように、オリジナリティとアイデア勝負はリメイクや最新技術といったブームとは違い時代の波に決して流されない映画の原点。それが長年映画の面白さを世界に発信し続けてきたスティーブン・スピルバーグからのこの世に遺したい想いだと感じました。
めでぃあみっくす
2010年1月31日

『ラブリーボーン』
スージーのシアーシャ・ローナンがいい! そんなに大芝居じゃないのに、気持ちが全部伝わってくる。多感でちょっと反抗期ながら、家族思いのスージーにしか見えない。少女独特の好奇心と虚栄心、そして無知。自分が誰かの注意を引いてしまうことに気づかない、その危うさがエロティック。でも、本人はまだ恋に恋してる状態。その全部を自然に、でも的確に演じている。たがら"天国"も違和感なく受け入れられる。重くて、深いテーマを扱っているのに、見終わった後、救われた気持ちがする。映像が美しくて、残酷。その世界観が素晴らしい。
・*・ etoile ・*・
2010年1月31日

[映画『ラブリーボーン』を観た]
P・ジャクソンくらいになると、この悲惨なテーマでファンタジーを創れるのだなと感心した。殺人者を演じた男もケレンなく、日常に潜むおぞましい恐怖の存在を見事に演じていたが、それに対した「少女」としてのシアーシャ・ローナンの演技は凄まじかった。物語のスージーのパートと現世のパートは、完全に独立している。登場人物たちも、それぞれが主人公の如く自立して物語を牽引する。つまり「他者が亡くなってしまっても、自分の人生は続く」と言うこと。人生の美しさ(ラブリー)と暗黒(ボーン=骨)を表裏一体不可分にして描いたこの作品は「不愉快だが凄い」
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年1月31日

ラブリーボーン
★★★★★ スージーを演じたシアーシャ・ローナンも上手いけど、犯人のハーヴィを演じたスタンリー・トゥッチが凄かった! 見所はスージーが旅立っていく天国の映像。広々とした草原や、透き通る海が広がっていたり大自然の美しさが映える景色がスクリーンいっぱいに広がります。スージーがどのように殺害されたのかは描かれておりません。しかし残酷な殺され方をしたのであろうというイメージが映像からしっかり伝わるのです。手を伸ばせば家族がそこにいるのに自分の存在は相手に見えていないというもどかしさ。それでも残された家族の人生は続く…。
映画道
2010年1月30日

ラブリーボーン
★★★ 天国に行く前に家族たちに自分を殺した犯人の元へ導いていくものだとばっかりおもっていたので、スージーがいつまでも天国と地上の狭間に留まってるのがイラついちゃった。後にレイと仲良く!?なった彼女にのり移ったシーン。てっきりレイに"犯人はあいつよ!"と知らせるのかとおもったのに、キスしたかっただけだとは、、。なんか完全にトーンが冷めちゃった。殺された子供たちがひとりひとり出てきたシーンとか、子供を殺された親の気持ちをおもうとウルウルしちゃうシーンもあったけど、すっきりと席を立つことができませんでした。
Lovely Cinema
2010年1月30日

ラブリーボーン、ネタバレなしのつもり
1970年代前半のアメリカの田舎町で、突然命を奪われた少女の目から見た残された家族と犯人の行く末を見守るファンタジー的な演出の映画だ。キリスト教の国なのでもっと厳しい結末が待っているかと思ったが、見た後に爽快な気分になれた。14歳で時間が止まった少女にはつらくて苦しい決断だが、犯人の正体が明らかになるにつれて一歩を踏み出していく。とても切なくて、ノウノウと生きている犯人が憎たらしくも思う。しかし、神様はしっかりと道を示してくれている。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年1月29日

*ラブリーボーン*
これから恋を経験し結婚し、家庭をもっていく人の人生を奪うことの無念さ、理不尽さ!!それは想像を絶することでした。日本語で"成仏できない"と言う言葉があります。そして以降は天国と現世の境目のようなところでいて、自分の家族に寄り添って生きていくことになります。でもその世界では悲しい場面もあって、現実とファンタジーがクロスしていて見ごたえあります。遺された遺族が悲しみを受け容れ、その死によってバラバラにならずに明るく生きていくことこそが最高の弔いなのですよね。こうしていい作品を見るとそのことを想わずにはいられません。
Cartouche
2010年1月29日

ラブリーボーン
★★★★★ 犯人探しではなくスージーの成長のドラマ。切なくもあたたかい素敵なお話。こっちでもあっちでもない世界,幻想的ですんごく美しい。おぞましい部分をしっかり見せてダークを演出。サスペンスフル! リンジーの侵入シークェンス,めっちゃ怖い! スージーの喜び・戸惑い・恐怖・怒り・嘆き・嬉しさ。様々な感情を伝えるエモーショナルで,スピリチュアルなファンタジー。素晴らしかった。死者と生者に触れ,心が成長してゆく様子が救いの余韻へと繋がる構成が巧い。彼女も共に歩んだであろう家族の成長の道が切なくて・・涙。
Akira's VOICE
2010年1月29日

ラブリーボーン
お話はファンタジックでありながら、途中からは、俄然サスペンスフルになってくる。犯人は、観客には最初からわかっているのだが、終盤、思いがけない展開が待っていて、それがいったいどう収まってゆくのかがわからなくなって。不安と焦燥でいっぱいになってしまう。そうして、原作が小説であるらしい結びの後に訪れる静かな解放感がいいね。突然、命を奪われた14歳の少女と、その家族のその後を描きながら、愛する人を失ったのちも、これからを生きてゆく人間たち全てに向けたメッセージが込められた、ちょっと風変わりな物語。どうぞ大きなスクリーンで。
悠雅的生活
2010年1月29日

劇場鑑賞「ラブリーボーン」
作品は家族の"再生"ドラマなんだけど、そこにサスペンスを織り込むことで、緊張感溢れる展開となっている。ファンタジーやホラー要素もあるので、どのジャンルも当てはまる感じでしょうか。スージーが留まる現世と天国の中間地点の映像は、マジカルな雰囲気を出していて、さすが監督ならではと言ったところ☆ スージーを演じるシアーシャ・ローナンが透明感のある存在で…非常にマッチしていました。犯人を捜すサスペンス部分ではハラハラドキドキ。ともあれ、家族愛を見る作品としても、なかなか良質。他にも見所満載なので、結構感動しますよ。
日々“是”精進!
2010年1月29日

びんの中の船 「ラブリーボーン」
殺戮シーンなどは一切なく、気づけば浮遊しているのは逆にショッキングかもしれない。だが娘を理不尽に奪われた父や母の悲しみが伝わることはなく、怒りの矛先も空中分解。理不尽なことも"あるべきもの"として受け入れよう、 そんな結論が置かれているのだろうか。 むしろ後半で霊媒のようなルースや妹のリンジーが活躍する。 彼女たちは理不尽なことを "あるべきもの" として受け入れてない若い不良であり、 その活躍は限定的ではあるが予定調和な映画製作のなかで、 監督の無意識の期待が投影されているようにも思える。
シネマ走り書き
2010年1月23日

『ラブリーボーン』 試写会鑑賞
★★★ スージーを失った悲しさは皆、一緒。お互いが家族を思っているのに、崩れ書けてしまう一家。そんな家族を見守るスージー。観ている側は、犯人がわかっているのに捕まらない、もどかしい気持ちを抱えたまま鑑賞し続けることになります。スージーのいる死後の世界は彼女の気持ちによって多種多様に変化するところが面白かったです。その映像がすばらしかった。 映画自体もファンタジー要素もあり、サスペンス要素もありで結構盛りだくさんな内容。ラスト近く、妹リンジーの思い切った行動にはドキドキでしたしね。スージーの最後の笑顔が素敵でした。
映画な日々。読書な日々。
2010年1月23日

『ラブリーボーン』(2009)/アメリカ・イギリス・ニュージーランド
★★★★ 無念の死、非業の死を遂げた人々が持つ想い、そして残された家族が抱える想い。それをどこまで昇華できるかということ。これも、犯罪に巻き込まれた時の選択肢としてあり得るのではないでしょうか。いつの時代にも変質者はおり、犠牲者もいる。その許しがたい事実をしっかりと覚えておくということが前提ですが。彼女たちへのレクイエムのようでした。締めくくるオチとして、仏教の「輪廻」(というか、循環?)の概念が組み込まれているのは面白い。短い場面でしたけど、これを読み取れると、この映画が持つ深みにもさらに触れられるような気がします。
NiceOne!!
2010年1月22日

ラブリーボーン(試写会)
★★★ 確かに、亡くなった少女が違う世界から、残された家族を見守っているという構成は斬新で好感が持てました。しかし、ストーリー展開に一貫性がなく、中盤以降はやや薄っぺらい展開になっています。リンジーが決定的証拠を見つけたにもかかわらず、出すのをためらったこと。また、霊感に強い同級生のルースは、大きな見せ場もない「チョイ役」で、肩透かしを食らったようでした。事件は闇に葬られたままだったため、全体的にピンボケしている印象が否めません。突っ込みどころが多く、どこで感動したらいいのか迷うほどでした。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2010年1月21日

ラブリーボーン [映画]
★★★★ いろんな要素がつまった作品でした。ややサスペンスが強かったかなーと。最初からスージーは死んでしまうことはわかっているので、生前の何気ない出来事にもドキドキ。スージーの無念さや家族の喪失感が伝わってきてとても切ないお話でした。とても悲しく切ないお話なのだけれど見終わった後は、ちょっぴり感動して素敵な作品だったなという気分でした。最後にスージーの願いが叶った時はグッときてちょっぴり感動の涙しました。だけどあの終わり方でスージーはちゃんと天国に行けるのだろうか…。大霊界映像がとても美しかった。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年1月20日

ラブリーボーン
★★★ スージーが殺されると言っても、実際に殺されるまでの幸せそのものの一家を丁寧に描いている点は好感が持てました。それがあるだけに、家族の、特に父ジャック(マーク・ウォールバーグ)の悲しみの大きさが際立ちます。そして死を受け入れない彼女の存在を、ジャックや弟バックリー(クリスチャン・シュデール)は感じ取っていました。結局のところスージーを含め登場人物の行動がどうも中途半端なんですね。一部を除いてキャラクター間の連鎖的な交わりが欠けているのです。だから話が薄っぺらい。監督とスピルバーグで期待しすぎた…。
LOVE Cinemas 調布
2010年1月17日

ラブリーボーン/ THE LOVELY BONES
★★★ 望まずして失われたいのちは、どこへ行くのか。殺した人間は分かっていて、死んだ少女は別世界から家族を見ている。一風変わったストーリーにまず惹き付けられる。天国と地上の間にある自分(スージー)の世界に惹き込まれ、犯人の男が早く捕まるように、どういう風にして捕まるのかとやきもきしながら引込まれ、妹もヤラレるのか!?という緊迫感でちょっとドキドキした気持ちにさせられ、王道な展開ながらも面白いじゃん!なんて思って観ていたけど…最後の方で、あれ?って感じのところがいくつか..。全体的には楽しめたので◎ ファンタジーだしね★
我想一個人映画美的女人blog
2010年1月15日

ラブリーボーン
家族の崩壊はスージーの胸を痛めました。彼女は初めて強い憎しみを知る。でも、自分の憎しみが家族に影響を与えているのではないかと感じ、その憎しみを超えていきます。そんな家族への愛によって成長していくスージーの強さは、観ている者の心も揺さ振りました。スージーを演じたシアーシャ・ローナンの笑顔が可愛かったです。彼女がどれだけのものを喪ったのかが伝わってきました。そして、生き生きとした姿に切なさで胸が痛みました。最後に彼女が願ったことは、本当に純粋な想いからの願い。その願いに14歳という可愛さを感じて、切ない気持ちが残った1本です。
とりあえず、コメントです
2009年12月26日


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3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
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