刑事コロンボ 完全版10:作品を観た感想(2)

サプライズパーティ
「刑事コロンボ/野望の果て」本作のクライマックス、コロンボがヘイワードの悪手を軽く凌いで逆に王手をかけるところ、一発逆転の妙手と信じた一手を、ヘイワードに打たせたコロンボが凄い。そこまで追い詰めた手腕を称えるべき。犯行後に警察に掛かってきた匿名電話の記録における矛盾点をコロンボが突いて、ヘイワードの動揺を誘う。携帯電話が使われる現在では通用しない攻め手である。
MESCALINE DRIVE
2008年9月17日

肴はあぶったイカでいい
「刑事コロンボ/別れのワイン」ファンの間でも名作と位置付けられている本作は、掛け値なしに面白い。エイドリアンに迫るコロンボと、エイドリアンとが、互いに一定の距離をおいて駆け引きを展開する。そんなふたりの距離を縮めるのはワインだ。ワインを小細工とは無縁の、尊ぶべき本物としてコロンボとエイドリアンが扱う。そして、ワインを仲介して、最後には互いを最良の理解者として認め合う。その一瞬の美しさを玩味し酔う。
MESCALINE DRIVE
2008年9月14日

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