わたしは、ダニエル・ブレイク:作品を観た感想(14)

『わたしは、ダニエル・ブレイク』('17初鑑賞85・劇場)
★★★★ 実話を元にした、すごく重い社会派の作品でした。主人公ダニエルを演じるデイヴ・ジョーンズは有名なコメディアンだそうで、セリフが実に生き生きとリズミカルで面白い。ほとんど劇伴音楽が流れない、ドキュメンタリー・タッチの作品です。現代イギリスの現状と、日本の現状を比べて、考えるのに良い作品。
みはいる・BのB
2017年8月1日

『わたしは、ダニエル・ブレイク』 一人でも多くの人が観よう
本作のエピソードには、脚本のポール・ラヴァーティが出会った人の実話が織り込まれている。この映画を観たならば、誰もが感じているはずだ。より良い世界にするために、やれることがたくさんあると。
映画のブログ
2017年7月12日

わたしは、ダニエル・ブレイク
★★★ 本作では、社会福祉を巡るいろいろな問題が描き出されていて興味深いところ、それだけでなく、主人公とシングルマザーとその子供たち、そして主人公と隣人との交流の様子も描かれており、そちらの方もなかなか面白いなと思いました。こうした問題については、いきなり熱く語るのではなく、一体どんな事情にあるのかを冷静になって調べた上で、一つ一つ判断していくべきではないかと思ったところです。
映画的・絵画的・音楽的
2017年4月18日

国の財産って何?『わたしは、ダニエル・ブレイク 』
★★★★ 心に突き刺さる内容でした。娯楽性は極めて低い作品ですが、とても他人事とは思えない映画です。
水曜日のシネマ日記
2017年4月16日

「わたしは、ダニエル・ブレイク」:怒りのメッセージ、ケン・ローチの集大成傑作
これまでに観たケン・ローチ監督作品の中で一番好きです。この作品を観て、義憤にわななかない人はあまりいないのではないでしょうか。制度や役所の非人間性をストレートに糾弾して、強力なメッセージ性で訴えかけてきます。ダニエル役のデイヴ・ジョーンズ(なんとコメディアンなのだとか!)も、ケイティ役のヘイリー・スクワイアーズも人間の魅力にあふれた見事な演技。この100分に込められたケン・ローチの渾身の(でも力み過ぎない)メッセージを、私たちは無駄にしてはならないと思うのです。
大江戸時夫の東京温度
2017年4月12日

『わたしは、ダニエル・ブレイク』:
★★★★ 活動家・アクティヴィストと言われるケン・ローチ監督らしい作品であるが、デビュー当初に撮っていた冷徹ともいえるような厳しさは薄らいでいる。最後の最後にケイティが告げるダニエルの言葉、これがこの映画でケン・ローチが言いたかったことだろう。
キネマのマ〜りゃんひさ映画レビュ...
2017年4月12日

「わたしは、ダニエル・ブレイク」
役所ってどこの国でもそうだが、ホント形式にこだわるなぁと切に感じる、映画だからより以上に執拗にこだわりを見せる。でもウイットに富んだやり取りはイギリスらしくて面白い。ケン・ローチ映画の主人公は皆素晴らしい!本作のデイヴ・ジョーンズはホントに素晴らしかった。
ヨーロッパ映画を観よう!
2017年4月12日

わたしは、ダニエル・ブレイク
★★★★★ 「私は犬ではない、人間だ」という非常に重たい言葉が出てきて心をうたれます。一方で、プライドというのはそこまで必要なのかというのも考えさせられます。現代を生きる人すべてにみてもらいたい作品です。なお、有料で鑑賞すると50円が貧困支援にあてられます。
映画好きパパの鑑賞日記
2017年4月12日

「わたしは、ダニエル・ブレイク」
なんという胸を打つ、そして胸が苦しくなる作品。ただ実直に生きていくことの難しさをここまで見事に描き切るとは!ダニエル・ブレイクは、制度故に窮乏の状態に追いやられ、遂には市井の民が喝采するある出来事を起こすことになる。世の中をきちんと生きてきた男だからこその気概、反骨精神に満ちたものなのであるが、何故だか私には物悲しく感じられた。そしてこの物悲しさは恐らく他人事では、ない。
ここなつ映画レビュー
2017年4月10日

わたしは、ダニエル・ブレイク(I, Daniel Blake)
一言で片付けてしまうのもなんですが、日本で言う生活保護とか、そういった類の補助金にまつわるお話でした。まあ、イギリスも色々問題がある様で、日本でも貧困の問題は色々考えないとダメですよね。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したとのことで、いい映画でしたので、ぜひご覧ください。
シネマクマヤコン
2017年3月31日

わたしは、ダニエル・ブレイク
★★★★ 外国の話だろうけど、どの国にも同じことがあるように思えました。本当に必要な人のもとへ援助が届いていなくて、お役所は、事情を考慮しないで、通りいっぺんの対応をしている場合もあるのではないでしょうか。引っ越してきて、知り合いもいないケイティにとっては、ダニエルのことが何よりも心強かったと思います。社会のしくみからすべり落ちて困っている人々が、助け合っているのを見ていると、強く応援したくなります。
Spice -映画・本・美術の日記-
2017年3月27日

ショートレビュー「わたしは、ダニエル・ブレイク・・・・・評価額1700円」
★★★★ 80歳の巨匠が引退を撤回してまで作った作品だけあって、ローチの現状に対する沸々とした怒りがスクリーンのキャラクターを通して伝わってくる。観ているうちに、ダニエルとケイティの感情に寄り添い、いつの間にか自分の中でも怒りのボルテージと諦めの気持ちが同時に高まってくるのを感じる。巨匠入魂のヘビー級の力作であった。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年3月25日

『わたしは、ダニエル・ブレイク』 為政者の方々にはお薦めかと
ケン・ローチは前作『ジミー、野を駆ける伝説』で一度は引退を表明していたらしいのだが、それを撤回してまでこの作品に取り組んだのは、ダニエルのような人たちの怒りを放っておくわけにもいかないという義務感のようなものなのだろう。そうしたケン・ローチ自身の怒りにも関わらず、この作品は幾分の気負いも感じさせずユーモアを交えつつ静かな調子で進んでいく。そのあたりが妙にリアリティがある部分だったと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2017年3月20日

わたしは、ダニエル・ブレイク
さすがは英国の良心と言われる監督さんらしい、じわじわと心を揺さぶるような作品でした。本当に身につまされる作品でした。誰もが孤独な老人になりえる現代では、明日は我が身と感じるような物語でした。観終った時、ダニエルのような人たちが幸せになれたらなあとため息をついた1本です。
とりあえず、コメントです
2017年3月19日


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