ｳｫｰﾛｰﾄﾞ 男たちの誓い:作品を観た感想(19)

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い
生まれ育ちが違う､それぞれの人物と､考え方､求めるものの違いによって､3人が辿ることになった過酷な運命を描く人間ﾄﾞﾗﾏであり､とても見応えのある作品であった｡生きるために選ぶ道の違い､男たちの思い､腐敗した末期の清朝､清朝軍の軍服のﾃﾞｻﾞｲﾝのある意味の新鮮さなど､それぞれが見応えのあるものばかりで､思っていた以上に､強く心に残りそうである｡ｴﾝﾀｰﾃｨﾝﾒﾝﾄよりも､人間を描くことに主眼を置いた､中国の事実を元にしたこのお話｡これは､観てよかったです｡未見の方は是非に｡
悠雅的生活
2010年8月6日

｢ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い｣
★★★ 命を懸けて戦場をくぐり抜けていくが､だんだん思惑が違ってきちゃうし…ちょっと複雑な人間関係..｡正義のために戦う･･ってどういう事??貧困から民を救う為にとか言ってる割には､貧しい農民上がりの兵士を虐殺…義を重んじる精神で人心をまとめるのは､ちょっとｱｼﾞｱﾝ的｡ｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰは偉そうにする役がはまり役｡ｱﾝﾃﾞｨ･ﾗｳは人望ある役が似合ってる｡金城武は華のある演技で､二人に負けてない｡この三人の共演は中国映画では最高ﾄﾘｵだった｡最後は政争に翻弄された義兄弟…もともと生き抜く為に契りを結んだんだけど､思惑が違ってたのね｡
☆☆ひらりん的映画ﾌﾞﾛｸﾞ☆☆
2010年1月12日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い
日本では命よりも大事である義兄弟関係に同調しづらい｡そのため兄弟の絆部分が前半では急にこんな仲良くなるの？な感じで違和感はあります｡この時代ではみなが崇高な目的のため生きているわけではなく､大部分は食料と金のため｡後半はなかなか人間ﾄﾞﾗﾏ部分に見所が多かったです｡ｱｸｼｮﾝに関しては､派手さのない動きながらも抜群のｱｸｼｮﾝ性､ﾘｰさんは凄いのは勿論､金城さんがあれだけ動くのも初めて見た！中身の濃さでいえばﾚｯﾄﾞｸﾘﾌよりも格段に上でしたね｡
いやいやえん
2009年9月21日

映画『ｳｫｰ･ﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い』劇場鑑賞
★★★ ｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰは得意のﾏｰｼｬﾙｱｰﾂを極力封印し､演技派に徹して渋みのある存在感を発揮！それでいながら戦闘ｼｰﾝは自身の身体能力を十分に活かした殺陣を披露し迫力満点｡ｱﾝﾃﾞｨ･ﾗｳや金城武も役柄にﾋﾟｯﾀﾘで､それぞれに見せ場があって良かったです｡特に3人が同じ場面でそれぞれ違った想いで涙を流すｼｰﾝはｸﾞｯときましたね｡想いは間違っていないからこそ､なんとも遣る瀬無い｡
続･蛇足帖〜blogばん〜
2009年6月18日

｢ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い｣
中国の歴史が好きで､ｱｸｼｮﾝが好きな人ならば観ては損はないです｡天京攻防戦なんかもちょろっと出てきますし､なかなか見応えがあります｡なかでも注目すべきはｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰの演技です｡演技の内面も中年に相応しいﾍﾟｰｿｽに溢れていてﾅｶﾅｶのものです｡やればできるじゃん｡映画自身も､映像のｸｫﾘﾃｨも高く､戦闘ｼｰﾝも不備が少なく､当時の風俗もｷﾁﾝを描いているので､質は高いと云えます｡
ｸﾏの巣
2009年6月4日

☆ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い(2008)☆
★★★★ "投名状"を交わしたことからの心の交流､葛藤､固い絆みたいなものが思っていたより感じられなかったことは残念でしたが､それでも､やはり3人の演技のｱﾝｻﾝﾌﾞﾙは見応えありましたし､泥臭い感じのﾘｱﾙな戦いのｼｰﾝとか含めて結構好きな作品でした｡義兄弟の絆よりも戦争に巻き込まれて､翻弄されて行く人間たちの無残な生と死を見せつけられたような気がします｡
CinemaCollection
2009年5月25日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ 男たちの誓い
★★★ 豪華ｷｬｽﾄで楽しみに観に行ったのに､ちょっと拍子抜けだった｡ﾊﾟﾝ将軍の行動は､結果としては要するに義兄弟を利用しただけ｡清王朝の女王も首脳も好きになれないし､戦争に共感できなかった｡太平天国の首謀者に同情しちゃう｡
映画初日鑑賞妻
2009年5月22日

｢ｳｫｰﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い（投名状）｣映画感想
★★★★ 義兄弟の契りを利用してのし上がっていった男と､よそ者を仲間に入れるために止むを得ず交わして､仲間を納得させようとした男｡純粋に誓いを信じて誓いに殉じていこうとした男｡3者3様の"投名状"が引き起こした事件を渋く､深く描いています｡前半の戦闘ｼｰﾝ映像もありふれた物ではなくｱｲﾃﾞｱも斬新でかなり楽しめました｡後半は一転して､名誉と地位を手に入れ､思想のずれによる軋轢を人間ﾄﾞﾗﾏとして描いています｡
Wilderlandwandar
2009年5月15日

『ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い』ﾋﾟｰﾀｰ･ﾁｬﾝ監督
心揺さぶられる傑作だった｡戦闘ｼｰﾝは満載だが､華麗なｱｸｼｮﾝではなく､苦痛や死を見据えたﾘｱﾙな戦闘｡役者陣も皆いい｡ｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰが苦悩する理想家を陰影深く演じている｡徐静蕾は美人女優のはずだが､ﾉｰﾒｲｸ風ﾒｲｸで､薄汚れてて､あまり美人には見えない｡すばらしい｡時代劇はこうでないと｡ﾂﾙﾂﾙしたきれいな顔ばかり並べたｺｽﾌﾟﾚ大会のような映像ではこの感動はなかった｡
本､映画､音楽
2009年5月14日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ 男たちの誓い
★★★ 3人の義兄弟の固い団結が主軸に描かれるだけに､結末にはやりきれなさがありました｡この時代､死ぬことはたやすい｡だが､生き延びることは難しい｡この言葉が非常に胸に残る作品｡自分の考えを押し出すためなら手段を選ばず未来のために戦うﾊﾟﾝ｡仲間を一番大切に思うｱﾙﾌ｡投名状を守り抜くという考えが自分を苦しめてしまうｳｰﾔﾝ…｡ｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰ､ｱﾝﾃﾞｨ･ﾗｳ､金城武と演技は期待通りでした｡
必見！ﾐｽﾀｰｼﾈﾏの最新映画！
2009年5月14日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い
聡明で野心もあるﾊﾟﾝ､彼の欲しいもの…｡粗野だが儀に厚いｱﾙﾌ､彼が捨てられなかったもの…｡純粋で前向きなｳｰﾔﾝ､彼が大事にしたもの…!!彼らの演技､ｱｸｼｮﾝは素晴しいです｡ここはｶｯﾄされたのだろう的な部分が多々ｱﾘ､ｲﾝﾀｰﾅｼｮﾅﾙ版の編集が残念｡金城ﾌｧﾝ､ｱﾝﾃﾞｨﾌｧﾝは必見ですよ〜！ｱｸｼｮﾝ､演技ともに凄いですから｡ｸﾞｵ･ｼｬｵﾄﾞﾝ､ｱﾝﾃﾞｨと彼のｼｰﾝがとても印象的でした…｡
to Heart
2009年5月12日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い
義兄弟の契りを交わして一致団結して戦に望むなんて､ｿﾞｸｿﾞｸするような謳い文句｡骨太で戦の様子も十分素晴らしく､少し予習しとけばもっとﾜｸﾜｸﾄﾞｷﾄﾞｷしながら観れたんじゃないかと反省｡が､やはり所詮は実際の戦争を描いた映画｡どんなに美談に描かれていても､歴史を伝えていくのは良いとしても賞賛すべきかどうかは微妙なとこ｡戦争が無くなっても映画や感動が消えてしまう事は無いと思うが…｡
映画君の毎日
2009年5月11日

｢ｳｫｰﾛｰﾄﾞ/男たちの誓い｣
戦に勝ち進んでいくにつれ心が離れていく3人が物悲しいです｡もちろん誰がいい悪いなんてないんですよね｡でも何がいけなかったのｶﾅ…て思っちゃうんですけど｡ﾊﾟﾝが欲張りだったのか､ｱﾚﾌがﾊﾞｶに義理堅すぎたのか｡ｳｰﾔﾝﾀｲﾌﾟが長兄ならよかったのかなｰとか｡食うに困って戦､責任問われて死刑､契りを結ぶにも殺人･･人の命がぺらぺらに薄い当時をすごく感じました〜｡
かいｺ｡の気ままに生活
2009年5月10日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い　睡魔と戦うおつむでは難しかった
難しかったのです｡ﾓﾉﾄｰﾝな映像､ﾛﾝｸﾞｼｮｯﾄが多くｶｯﾄ割りも長め､台詞のない戦闘ｼｰﾝが多く､台詞は独特の言い回しで難解で言葉少なめで物静かで､お話は難しいときたもんやから､睡魔との戦いが酷くて…｡映画の奥深いところへ入っていけないまま､予想だにしなかったﾗｽﾄｼｰﾝ｡しかし戦闘ｼｰﾝの凄さはぜったいにﾊﾘｳｯﾄﾞを超えてるぞ｡
労組書記長社労士のﾌﾞﾛｸﾞ
2009年5月10日

[ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い] 映画
★★★★ 生きていくために交わした｢投名状｣ この義兄弟は思いは同じだったんだけど最終的に目的が変わってしまった…｡多くを守るために多少の犠牲は仕方ないﾊﾟﾝ､みんなを助けたいと思うｱﾙﾌ､投名状の契りを信じるｳｰﾔﾝ｡それぞれ考え方が違うんですが､どれも正しいんですよね｡そこが何とも切ないお話…｡なので三人それぞれの思いには共感できました｡それぞれの涙するｼｰﾝも良かったなぁ｡
映画鑑賞☆日記･･･
2009年5月9日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ　男たちの誓い
★★★ 義兄弟になる儀式が怖ぁ〜い！盗賊一味だった集団が軍として認めてもらうため奮闘するところは見応えあり｡最初は三人の心が一つになって進んでいくんですが｡蘇州城に攻め込むところから歯車が狂ってしまいます｡三人のｷｬﾗｸﾀｰがそれぞれにはっきりと描かれていました｡ただ､あれ？って思ったのが､途中省略されてない？と言う感じに観えたところ｡死ぬことより生きることが難しい時代を必死で駆け抜けた三人の男｡
ＵｋｉＵｋｉれいんぼｰﾃﾞｲ
2009年5月9日

｢ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い｣みた｡
★★★★ "投名状"は"血判状"の意味合いが含まれていることに驚いた｡時代と官僚の都合に翻弄させられた男たちの悲哀に満ちた物語｡前半に最高潮が来るだけに､中盤から早くも雲行きが怪しくなり､すれ違ったまま救われなのが遣り切れない…といっても｢尻すぼみ｣ではなく､最後まで三兄弟それぞれの想いによる闘いが熱く描かれ､見応えのあるものだった｡ｱｸｼｮﾝは言うことなし！生々しく感じられる演出に思わず目を覆ってしまうことが度々｡
たいむのひとりごと
2009年5月9日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ 男たちの誓い
★★★ それぞれのｴﾋﾟｿｰﾄﾞは内容が濃く､俳優陣の演技も内に秘めた苦しみがﾋｼﾋｼと伝わってくる好演なのですが､そのｴﾋﾟｿｰﾄﾞとｴﾋﾟｿｰﾄﾞの繋がりを描くのに丁寧さが足りません｡時系列をもう少し工夫して観せることで､ｽﾄｰﾘｰとしてまとまりが出るのではと感じます｡太平天国の乱は元々は中国におけるｷﾘｽﾄ教徒の反乱｡死体から奪ったｸﾛｽのﾈｯｸﾚｽをお守りとして身に着け､反乱を鎮圧するのが皮肉でした｡
LOVE Cinemas 調布
2009年5月9日

ｳｫｰﾛｰﾄﾞ／男たちの誓い
最後までだれることなく話に引き込まれました｡すごく見応えがあり､戦闘ｼｰﾝも迫力ありましたし､大義を第一とするために多少の犠牲は厭わないﾊﾟﾝと情を大事にし､交わした約束を第一とするｱﾙﾌ､義兄弟の仲を第一と考え､対立する義兄2人の間に立って苦悩するｳｰﾔﾝと三者三様の苦悩と心境が良く描かれていたと思います｡これは中国物が好きな自分としては大好きな一本です｡
だらだら無気力ﾌﾞﾛｸﾞ
2009年5月9日


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