映画レビュー 「富江 アンリミテッド」
.★★★★ どれほど怖いものが出てくるのかというと、これが20年以上前のホラー映画、その年代のお化け屋敷的なクオリティ。最近の映画では見られないチープさやあからさまさ、そこに真剣さが加わると見方によってはこれほどおぞましいものはない。昔ながらの気色悪さな恐ろしさでの勝負しているのは新鮮だ。しかし、怖いものをとことん突き詰めていくと、可笑しなものになることがままあり、本作も頑張りすぎて、一歩引いてみると笑えるものになってしまっている。真剣ともお笑いとも取れる本作は、遊び心溢れる興味深い作品である。
No Movie, No Life (映画・DVDレビュー)
2011年5月17日
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