少年H:作品を観た感想(14)

『 少年H 』そんなに「間違いだらけ」でもないかなと
この時代にこんな考えの人間いるかよ…という目線で見るよりは、言いたい事が言えず、考えを統制され、右へ倣えを強いられる怖さを見る作品。
映画@見取り八段
2014年8月28日

少年H
ごく普通の人々が戦争の狂気によって変えられていく様が良く出てたと思う。再現された昭和前期の神戸の街並みが、空襲で壊されてしまう様も良く出来ている。水谷豊演じる父親が凄く良かった。気の強い眼差しで戦争のありがままを見つめる主人公H役の少年の好演が光る。けれど、さすがに15歳の役を演じるのは無理があったかな。
いやいやえん
2014年2月23日

『少年H』『麦子さんと』『グッモーエビアン!』『ザ・コール [緊急通報指令室]』 
『少年H』の特徴は、キリスト教徒というマイノリティの家族を主人公にしたことだ。マイノリティだからこそ、戦争へと急激に傾いていく世情の不気味さを距離を置いて見つめられる。この視点が本作の肝だ。マイノリティの少年の目から歴史を描く本作は、妹尾肇を演じた吉岡竜輝(よしおか たつき)さんの演技に負うところが大きい。
映画のブログ
2014年1月5日

「少年H」
思った以上に良い作品でした。そして、深い。終戦後に、父親がしばらく魂を抜かれたようになってしまう所が印象的。周りと自分の考えが違う時にそれにどう対峙していくのか、世の中の価値観が全く変わってしまった時にその変化にどう対応していくのか、大きな課題を投げかけられたような気がします。
ここなつ映画レビュー
2013年9月17日

映画「少年H」その時「NO」と言えるのか
★★★ この映画では最後まで、日本全体のマンインドと少年Hの家族の気持ちの違いが描かれたが、やはりそれもしっくりこなかった。ことさら強く反戦を訴える映画じゃなく、どちらかというと淡々とし過ぎていて物足りない部分もあったが、こういう映画を自分達は折りに触れてみたり触れたりすべきなんだろう。
soramove
2013年9月10日

少年H
戦争を実際に体験した方々は見たくないと言うが、戦争を知らない自分は焼夷弾の見かけと違う恐怖にびっくりした。若い方に見て欲しい映画だと思う。あまりにもリアルな空襲のシーンで恐ろしくなった。黒焦げになった遺体があちこちにある焼け野原を歩くシーンは、衝撃的であった。主人公の少年が美術の才能を見せて終わるエンディングが救いになっている。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2013年8月27日

「少年H」:少年目線の反戦映画
少年目線からの庶民の太平洋戦史として、きちんとした出来栄え。十分に娯楽映画でありながら、真摯に訴える姿勢に貫かれています。水谷豊演じるお父さんの、リベラルで誠実なカッコ良さが素敵です。圧倒的に暴力的な破壊。その廃墟を乗り越えての再生というと、当然東日本大震災を連想してしまうわけですが、それよりもやはり優れた反戦映画として評価したい作品です。
大江戸時夫の東京温度
2013年8月22日

少年H あの戦争は何だったんだ!
原作とは違って、お父さんを中心として構成されたので、原作とは基本的に別物だと思っていいようだ。昭和14年から戦後の昭和21年までの約8年近くの物語を、一人の子役で描こうとすることに無理があって(8年間、容姿が成長しないのだから)、だんだん感情移入しにくくなっていくのが難点、そして、母と娘を演じる伊藤蘭と花田優里音が、まったく他人のはずなのにむちゃくちゃ似ているということがある意味怖すぎた。
労組書記長(←元)社労士 ビール...
2013年8月21日

少年H : 何時観るの?「今でしょう!」
★★★ 本作も片手落ちの印象が拭えない作品となっておりました。本作は少年Hの目線から見た物語です。しかしながら、敗戦後の大人たちの変わり様を、どこか冷めた目線で軽蔑のまなざしを持って見ています。そんな少年Hならばこそ、開戦前の国民の様を同様のまなざしで見て欲しかったなぁ。但し、片手落ちの戦争感を除いては、よく出来ている映画でした。戦前・戦中のホームドラマとして、見事に親子愛が描かれた作品だと思います。その原動力となったのは、少年Hこと妹尾肇を演じた吉岡竜輝の演技力。「少年H」は、私と異なる歴史観を持つ方が観れば、とても感動できる作品かもしれません。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年8月12日

少年H
戦後の庶民たちのパワーに、これが本来の生活なのだろうなとしみじみ感じました。本当に素直な視点で綴られている物語ですね。こんな時代の中でも自分のやりたい道を決められた主人公の強さにはちょっと感動でした。観終った時、戦時中という時代の怖さを感じると共に、それでも強く生きることの大切さを実感した1本です。Hの心の強さが見せる優しい友情には泣かされました。
とりあえず、コメントです
2013年8月12日

少年H
いかにもありそうだな、というか既視感のあるエピソードばかり。淡々と予定通り進み過ぎている。日本人の描く戦時中のエピソードは妙に不自然にバイアスがかかった力みが入るみたい。ラストの「フェニックス」の画家(濱田岳)はどう見ても手塚治虫。確かに手塚は終戦直後、阪神方面で生活していたのだけれど、ちょっとnamedropping気味。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年8月11日

少年H
蘭さん(母親)は、今でもキレイですねー。妹役の子は、この中でインパクトが大きくて、演技上手ですねー。戦争のシーンが多いかなあと思いながら見ましたが、意外に少なくて良かったです。少年Hというからには、彼が主人公だと思うのですが、水谷さんの印象のほうがインパクトが大きいです。いいお父さんでした。
うろうろ日記
2013年8月5日

少年H
戦争映画だけど重くなく、思ったことが言えない時代に疑問に思ったことをバンバン言っちゃう、肇くんの言動にクスっとなってしまいました。そんな肇くんを柔軟な考えでアドバイスできるお父さんが素敵でした。空襲で焼夷弾が落とされるシーンは怖かった。何が怖いって周りに流される人たちが一番怖いと思った。肇少年がどんどんしっかりしてくる姿も良かったですよ。
はるみのひとり言
2013年8月4日

少年H
「おかしいことはおかしい」と言えないような社会になってしまったのでしょうか。この映画はその原点を教えてくれるような気がします。
優雅な一時、休日すき間時間の映画...
2013年7月1日


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