巴里の空の下セーヌは流れる:作品を観た感想(1)
巴里の空の下セーヌは流れる(’51)
1日という時間の中で、色んな人生の断片を見せたドラマ、意外と渋く面白かった、というか、残る感慨も。映像的にも、モノクロながらパリの色んな景色の中の、セーヌ川、建物、石畳、街灯、階段、橋、通り、車、噴水などの歴史を刻んだシックさ、そこにあるだけでデザイン的な佇まい+カメラワークのせいか、そう飽きがこなかった感じ。ストーリー的には、パリのある1日というスパンの中で、様々な状況、心理状態の人々の絡み合ったエピソードの1つ1つが、風景のシックさと共に、なかなか味わい、という作品でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2012年5月22日
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