重力ピエロ:作品を観た感想(40)

「重力ピエロ」 自分で考えろ
本作はまさに、人生を決めるのは意志であるということを描いています。家族とは、血によるものなのか、それまでの積み重ねてきた愛情によるものなのか。いかに過酷であろうとも、人生を運命だとへんに物わかりよく納得してしまうのは、投げ出してしまうことなのかもしれません。考えて自分の意志で選んでいるからこそ、人生は受け入れられるのかもしれません。意志を持つということは、彼らの家族を見ていればたいへん厳しいものであることは伝わってきます。けれどもとても満ち足りたものであることも伝わってきました。
はらやんの映画徒然草
2010年9月19日

重力ピエロ
サスペンスの謎解きよりも全体の映画の雰囲気に何かを感じるような作品。しかし、その大事な雰囲気に重要なのもが欠けていて、作品事態にリアリティさが感じられない。弟の「春」がこのような性格になった事情も理解は出来るが、ガンジーの言葉を引用するには違和感がありすぎる。背負った者の重さ(重力)は感情を揺さぶられる。加瀬亮と岡田将生の2人の俳優が巧く、不思議な雰囲気を出していたのは良かった。ラストはいささか疑問というか不愉快さが残るが、小説の映画化として、フィクションだ。と思ってみれば面白いのかもしれない。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月23日

重力ピエロ
遺伝子は鑑定まではいいけれど、それと絡めたパズルのようなものはやり過ぎ。特に春の部屋の偉人の写真はやり過ぎというか、これじゃ、春本人の意図というより、作者の勇み足的な仕掛けだろう。こういう仕掛けが多過ぎると、肝心の映画の情感や文字通りの心の「重力」が台無しになる。「春」が落ちてくるシーンはピエロの曲芸とシンクロしていて良かったのだけれど、作品そのものもはピエロのようにうまくいかずに落ちてしまっている。仕掛けが成功しているのは、小日向文世が深刻な顔で息子たちに説教するところだろうか。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年12月13日

『重力ピエロ』 (2009)
きっと、この映画が描きたかったのは、「ミステリー」ではなく、子供の「遊び」を大人がすると、こんなことになっちゃうけれど、それも、みんな子供の「幻想」でしかなかったよって感じの、幼い頃の幻影に囚われた兄弟の、「まぼろしの家族」についてのお話。かなり重い話のはずが、何故かとっても爽やかに語られている。巧妙に演出されたギリギリの生活感のなさは、役者に負う所も多分にあるんだろうけれど、何も事件は起こらなかったと、つい錯覚してしまいそう。
よーじっくのここちいい空間
2009年11月20日

重力ピエロ
久しぶりに鈴木京香を見ることが出来、また若い岡田将生のフレッシュな演技にこれからの成長を期待出来そうなこともあって、実に良い映画を見たなと思いました。ただ、弟が自首しようとするのを、「警察や検察にあれこれ云われる筋合いはない」として兄が止めてしまうシーンには、随分と違和感を感じました。
映画的・絵画的・音楽的
2009年11月19日

重力ピエロ
難しいけど面白かった。遺伝子の並び方と放火の地図の場所と対になっている遺伝子と場所。24年前におきた連続レイプ事件の場所と落書き(グラフィティアート)を消した場所が一致する過程等かなりよくできていたかな? ただサスペンス要素は少ないと思いました。小日向文世さんのかつらが…気になるといえば気になる。
単館系
2009年11月17日

映画の「重力ピエロ」
この4人家族…ホントに報われない。世間からの重力に対してピエロのようになんとか笑顔で乗り越えようとしても、結局救われない。その都度その都度、嘘偽りのない"強い家族愛"を感じ取ることができるけど、それをあざ笑うかのように、いちいち襲いかかる"重力"。それなのにも関わらず!邪険に扱っていたストーカー夏子に対して笑顔を見せた、という背景と眩しいばかりの爽やかな"春"の笑顔によって、、「深刻な家族の話を、最後兄弟の二人が深刻に終わらせなかった」と、なんとか救われた思いなのです。
Q-Days
2009年10月27日

重力ピエロ
★★★★ ミステリーの側面と家族それぞれの人間ドラマの側面があって、私は後者にすごく惹かれました☆ 冒頭のシーンから同じセリフで終わるラストまで、ずっと優しい空気に包まれていて、レイプ・癌・自殺など暗い言葉が出てくるにもかかわらず、そのやさしさが最後まで続いていたのがスゴイと思った☆ そして素晴らしかったのが、「楽しそうにしていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだ」などの印象に残る様々なセリフ!! 兄弟愛とか家族の愛が感じとれたし"最強の家族"に見えた☆
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2009年9月19日

二つの父親像 「重力ピエロ」
よくできた作品だ。 しっかりした原作、 きちんとした映画化。 子役の二人はよくみつけてきたなあ。 加瀬と岡田のミニチュアのようだった。 父さんがカッコよかった。 "神様に相談したが 自分で考えろと言われた" "死ぬことなんて恐くない 父さんには恐いものなんてない" ブレがなくて覚悟があって、 この父親像が作品中でもっとも素敵かもしれない。 しかし同時に、 もう一人の父も魅力的な、 自分で考える人間なのだ。
シネマ走り書き
2009年9月1日

『重力ピエロ』(映画)
連続放火事件の発生現場の共通点。事件を追う中で、兄弟自身にも関わる17年前に仙台市で起こった事件が交差して…家族の絆をテーマにしながら、魂の浄化をクライマックスに盛り込んでいる。物語のメインキャラクターよりも、渡部篤郎や吉高由里子などの癖の強い配役に力を感じた作品。
まろまろ記
2009年7月6日

重力ピエロ
意外な人の証言から意外な真相が発覚したときは意外すぎて、かなりの衝撃を受けた。心臓ドキドキしてた。気を緩めてるところ、突然のタイミングだったから。思い返せば伏線はあったはずなんだけど作品的にサスペンス一辺倒の雰囲気で無いから頭より心で見る姿勢になってて、注意力が弱まってた。思う壺。しかしそれこそが最も楽しめる見方に違いない。極めてかっこいい小日向文世なのであった。
h
2009年6月24日

重力ピエロ
★★★★ 原作が面白いというだけあって、さすが脚本がしっかりしてる映画はやっぱり面白いと改めて感じた。終盤近くの夏子さんにびっくりそうきたか!段々と明らかになるひとつの家族の真相。やっぱり家族って何にも代え難い絆で結ばれてるものなんだな...シリアスで重いテーマではあるけど、そんなに暗さや重さを感じさせないドラマでした。最後の方のお父さんの息子への言葉、じんわり良かった。
我想一個人映画美的女人blog
2009年6月10日

☆重力ピエロ☆
★★★★ 「お前は俺に似て、嘘が下手だ」の言葉が泣かせるんだなあ…。ストーリーは絶望的なはずなのに、「俺たちは最強の家族だ」と言う言葉の希望に、二階からふわ〜と飛び降りる春の姿に、観終った後、気分は重くならずに晴れやかになりました。ラストは、意見のわかれるところだと思いますが、原作は設定から実際にはあり得ないお話だと思うので、そう考えるとありかなと思う私でした。
CinemaCollection
2009年6月3日

【映画】重力ピエロ
★★★★ 「想像力のそのさらに向こう」を知るために、自らの想像力を総動員して初めて気づくことの出来る領域。その魂には、一切の救いも、赦しも受けることが認められず、ただただ深く、暗く、悲しい絶望感があるのみ。なるほど…こんなテーマをさりげなく内包しているとは、奥が深い。表立ってやるわけにはいかないからなぁ…だからこんなに巧妙に隠したわけだ。他の伊坂幸太郎作品もこういうのあるんじゃないだろうか?
新!やさぐれ日記
2009年6月2日

重力ピエロ 見たよ
細かい部分は忘れてましたがなぜか「夏子さん」がでてきたところでいろいろと思い出してきました。映画化された伊坂作品の中では一番よかったです。だんだんよくなってきたというか。あちらこちらに話しを分散させておいて最後にはまとまっていく快感もあり。キャスティングもいいし、久々の邦画ヒットなのでした。これでますます伊坂幸太郎人気に拍車がかかるか、、な。
日本サッカーホールディングス
2009年5月31日

重力ピエロ
★★★ 渡部篤郎や小日向文世など上手い演技をしていたので、キャスティングもマッチは良かったと思いますが、岡田将生が多少セリフを棒読みで喋っているようなときがあったので、まだまだ経験不足かもしれません。大どんでん返しのサプライズもあり、家族の絆をテーマにしたのも良かったと思います。最強の家族ならどんなことでも許されるのかなど疑問に思うことも多く、僕にとってはややスッキリしない内容でした。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2009年5月30日

重力ピエロ
春役の岡田将生は、イメージには合っていたと思います。兄の加瀬亮もイメージにピッタリでした。夏子さん(吉高由里子)が一番おいしい役だよね♪ 幾つかある好きな部分を映像で観れたのは楽しかったけれど、映画全体としては厳しいですねぇ、、仕方が無いのだろうけれど、やはり小説を超える物には、なっていないです。でも原作の世界をかなり再現出来ていたので、まぁ良いかなって、、、。
アートの片隅で
2009年5月30日

*重力ピエロ*
この映画はこのお父さんのキャラによるところが大きいですね。最大のポイントは"兄弟愛!!"です。小さなときから同じポーズして撮った写真の数々。オトナになってもケイタイで始終する会話。いくつにはってもいつでも"味方"になってくれるお兄さんと弟の関係はこの先一生続いていくことでしょう。そして…"春が二階から落ちて来る"生きることの"重力"をはねのけ、超越したことなのでした。
Cartouche
2009年5月30日

重力ピエロ
映画の中で、ひとつひとつ起きる出来事が悲劇の連発で、けっこうエグイ。ちょっと、疲れましたね。気分のいい時に観ないと落ち込むぞ(笑) 「おれたちは最強の家族だ」 観てるわたしたちも、映画の中に出てくる家族の一員のつもりで観ないと、感情の移り変わりなんかが、ちょっと理解しにくいかもしれませんね。わたしは完全に映画鑑賞気分でしたので、うわー、うわー、なんてことしか思いませんでした。
幕張コーポ前
2009年5月29日

重力ピエロ
遺伝子っていうのもかなり深い意味があって、泉水が研究してるのも遺伝子だし24年前に起こった事件に関しても遺伝子が関係してくるし。だからこそグラフィックアートにも遺伝子配列使ったのかな。泉水役の加瀬くん、弟思いの優しい兄良かったですね。そして弟の春役の岡田くん、結構難しい役どころだったとは思うんですが上手に表現されてたと思います。でもやっぱりお父さん役の小日向さん、存在感バツグンで素敵でした。
Diarydiary!
2009年5月27日

【重力ピエロ】楽しそうに生きていれば重力なんて消える
春と言う青年が、どれだけ重力を感じながら生き続けてきたか、それを想像すると心が痛い。たぶん、賛否両論の決断なんだろうな、と思った。受け止める事も受け取る事も難しい。観る人の立場によっても全く感じる事の違う映画だと思う。映像的には、桜の花びらと共に落ちてくる美しい春の姿に初めから釘付け。家族として、人間として、人の一生を支えていく愛の大きさ、深さを考えさせられる映画。
映画@見取り八段
2009年5月27日

【重量ピエロ】
連続放火と家族の過去の事件、二つが交差してとても切なく悲しいけれど、家族愛を感じる作品です。春がバットを持って男子生徒をやっつける冒頭から泣けてきちゃいました。春の気持ちが痛いほど伝わって…。淡々としているお父さんの強さと優しさ小日向文世さんとても良かったです。兄弟の子供の頃の子役さんたち、とっても加瀬くんと岡田くんと似ていました〜すごい! とても綺麗なラストだったと思います。
日々のつぶやき
2009年5月27日

「重力ピエロ」
★★★ 加瀬亮は淡々と兄の役をこなし、岡田将生くんを盛り上げていたという印象。心理的に重いことを上手に描いていたと思いました。原作を読んでいない私でも、犯人は彼だというのがすぐわかり、だけど、どうして彼がそういうことをしているのかというメンタルなところが解き明かされていく構成はすごく好き。岡田君が本当にきれいな美少年ってところがすごく切ない。
てんびんthe LIFE
2009年5月25日

[映画]重力ピエロ〜このタイトルはあらゆる評論を駆逐する
兄弟で追いかけている連続放火犯の正体は割りにすぐ分かったけど、その理由にきっちりとミスリードが効いていて、すっかり騙された。人は生まれながらにして平等に社会の一員である、この大前提が崩れた時に近代社会ってのは大崩壊を始めるんじゃないかと思う。なんにしても不思議な余韻の残る映画で、エンドロールに仕掛けがあるわけでもないのに、客電付くまで誰も席を立たなかった。
NOW HERE
2009年5月25日

重力ピエロ (加瀬亮さん&岡田将生さん)
ミステリーを期待してご覧になると拍子抜けするかもしれません。ミステリー要素はありますが、この映画の一番の魅力は"家族の絆"が描かれているところにあると思います。それは、家族4人の絆だったり、父と息子たちの絆だったり、兄弟の絆だったりするんですが、その人間の関係性が独特な雰囲気で描かれていて、重いテーマを扱っていながらも、その重圧に押し潰されるような感じではなく、温かさが漂っています。タイトルの"重力ピエロ"の意味の深さに感嘆しました。
yanajunのイラスト・まんが道
2009年5月24日

重力ピエロ
これはかなり良かったです。あの原作を2時間にうまくまとめたなぁと。原作とは多少の違いはあったものの、これはこれで良かったです。出だしが原作と同じように「春が二階からおちてきた」で始まったのが個人的にはツボでした。キャスティングも抜群で、原作のイメージどおりで良かったです。泉水役の加瀬亮と春役の岡田将生も素敵でしたが、それ以上に父親役の小日向文世が最高でした。優しさと強さがとても良く感じられました。
だらだら無気力ブログ
2009年5月23日

映画 【重力ピエロ】
★★★★ 犯人探しやミステリー性というのはこの作品の味付けになっていますが、実はかなり重苦しい家族の物語。飄々としていて、いつもいい一事を言ってくれる父親。一見のんびりしているけれど家族思いの兄。そして、外見は美しいのにイマドキの男の子とは違う雰囲気を持ち、生きていることに何度も疑問を持って悩んできたであろう弟。この男3人の家族の雰囲気がなんとも言えず良かったな。本当に"最強の家族"に見えましたよ。
ミチの雑記帳
2009年5月23日

重力ピエロ
★★★ もひとつ響いてこなかったというのが正直なところでした。グラフィティーアートの頭文字と遺伝子の暗号の関連も、[天使と悪魔]のラングドン教授の謎解きくらいよく分からなかった。でもですねぇ、この泉水と春の兄弟は良かったです!そこへポジティヴシンキングのお父さんも加わるとナイスな親子でした! なんだか人物一人一人をあっさり描きすぎてる気が。もぉちょっとドロ臭いところもあってもよかったかと。
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年5月23日

重力ピエロ
★★★★ この家族の秘密が何なのか、問題の存在すら無いように途中までずっとぼかして描かれていたので、序盤の何気ない伏線の数々が後半になって悲しい秘密にひっくり返された衝撃が印象に残りました。テーマが重いのに、加瀬亮と小日向文世の人間味溢れる自然体の演技が温かな空気を産んでいて心地良いのと、問題に対する苛立ちの両方が同時にやってくる。弟を思う兄の気持ちや、兄を慕う弟の気持ち、全部を包み込む父の気持ちがズシーンと来た。
そーれりぽーと
2009年5月23日

重力ピエロ
伊坂ファンの端くれのわたしの意見は、「物語の本質をきちんと捉えて、巧く2時間に纏めた、小説への愛を感じる作品」だ。あの小説がこういう映画になっていて、とても嬉しい。テーマに繋がる、小さな欠片をあちこちにちりばめ、大上段で大見得を切るような野暮なことはせず、涙よりも笑顔で、あくまでも軽やかに描く、最強の家族の物語。映画が好きになった方は、是非、小説もご一読を。
悠雅的生活
2009年5月23日

『重力ピエロ』
この映画がいいと思えたのは、OPから春風に吹かれたような温かな雰囲気が最後までずっと続いていることなんですよね。「俺たちは最強の家族だ」とか「楽しそうに生きていれば地球の重力なんて消えてしまえるんだ」など、小日向さんの見事な演技と共に心を温かくさせてくれるセリフの数々が凄く素敵で、特に「神様ばかりに相談せずたまには自分でも考えてみろ」というセリフはまるで物事を優しく見ろと言われているようでした。
めでぃあみっくす
2009年5月23日

『重力ピエロ』 重力なんて大したことない…そんな愛が、欲しいのです。
加瀬亮の、気合いの入った演技が物語を序盤から引っ張ります。吉高由里子演じる夏子…この映画の絶妙のスパイスになってます。ミステリーというよりは、家族の絆の物語なんですね。その題名の意味するところは…。春が2階から…落ちてこなければ、はじまらない。落ちてこなければ、おわらない。そんな家族の物語。重力なんて、別に大したことないのだから…そう思えるほどの、愛が欲しいと思いませんか−。
ketchup 36oz. on the table
2009年5月22日

『重力ピエロ』
家族ドラマの側面とミステリーの側面があるけれど、全体的に淡々と静かに描かれているような印象かな。テーマとしてはかなりシリアスな要素は持ち込まれているものの、重くなりすぎることを敬遠したのか、そのシリアスさもどこか深みが足りないような印象。そのうえミステリーの部分も重さが足りなくて物足りなさが残る点はあるかな。ただ、この作品、キャストの演技に救われてるところが大きくある気がする。
cinema!cinema! ミーハー映画・DVD
2009年5月21日

重力ピエロ
★★★★ 原作同様、映画も良かったです。キャスティングも申し分なく、色々と考えさせられる重いテーマではありますが、家族の絆、血の繋がり、社会の秩序など、目には見えないけどとても大切なものがわかりやすく描かれていたと思いました。"楽しければ重力なんて感じないんだよ" というお父さんのセリフは印象的でした。
☆試写会中毒☆
2009年5月21日

重力ピエロ
面白いセリフがあってなかなかよかったです。話の内容は結構重いです。落書きと放火犯はなんとなく見当がつきますが、作品は別のところに焦点をあてているのでそんなには気になりませんでした。丁寧な感じで話に引き込まれては行くのですが、ラストの重力とピエロの話が唐突過ぎる感じがします。言いたいことはわかるのですが。楽しく暮らしていれば、重力なんか吹き飛ばせる。それは信じていたいですね。
映画、言いたい放題!
2009年5月19日

重力ピエロ
地元宮城がロケ地になってる。遺伝子研究をしてる兄と、自分がピカソの生まれ変わりだと信じる弟。兄弟の周りで連続放火事件が起こり、興味を持った兄弟は調べ始める…という感じ。なかなか面白かったかなと。ただ、タイトルだけしか知らずに観て、話の重さにビックリしたけど。あと、やはり観たことのある場所が結構出てたな。
欧風
2009年5月11日

映画「重力ピエロ」@京橋テアトル試写室
放火&レイプという非常に重たいテーマをミステリー仕立てで描きながら、家族の絆を深く掘り下げた演出が秀逸だ。キャスティングは絶妙。理数系専攻で頼りない兄・泉水を加瀬亮、イケメンで芸術的才能を持つ弟・春に岡田将生、仲は良いがお互い微妙な心の温度差を持つ二人の関係を上手く演じている。それからガス抜き的な存在であった春のストーカー・夏子の使い方も上手い。
masalaの辛口映画館
2009年5月4日

『重力ピエロ』 (2009)/日本
★★★★★ 泉水と春の役、加瀬くんと岡田くん以外には考えられなかったであろう。のんびりとしていて、だけど懸命に家族を想う泉水と、自らの運命を受け流しているようで、実は苛まれて克服しようとしている春。この兄弟が要。小日向文世さんと加瀬くんが似ているっていうのも、かなり重要です。家族の絆、雰囲気、そして謎の解明…どこをとってもぴったりという感じ。丁寧に作られている映画に間違いはないです。
NiceOne!!
2009年5月3日

「重力ピエロ」映画感想
★★★★ キャラクターの全てが原作のイメージに合っています。過去の両親の決断と、その後の出来事が、家族の強い意思を感じさせます。小日向文世演じる父は見た目は頼り無さそうですが、逆境に動じない芯の強さを淡々と、しかし決然と演じています。同じように気弱そうな兄を加瀬亮がこれも見事に演じています。そしてクライマックスはサスペンス仕立てで、ハラハラさせ、エンディングへと向かいます。
Wilderlandwandar
2009年4月29日

重力ピエロ
★★★ 作品の雰囲気を作り出している要因は原作のテイストだけではなく、その出演陣に負う所も大きいのではないかと感じます。特に泉水役の加瀬くん、春役の岡田くん、父親役の小日向さんは何れも本当の家族といって良いぐらいにシンクロした演技を見せてくれました。ミステリーと家族ドラマという一見相反する要素を上手く融合させ一つのストーリーに仕立てている本作、それだけにボーっと見ていると、何も観えません。
LOVE Cinemas 調布
2009年4月29日


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