シャネル&ストラヴィンスキー:作品を観た感想(17)
シャネル&ストラヴィンスキー
正直ちっとも楽しくはない映画である。映画全体のトーンがしっとりとしているせいか、情事は激しく見せるものの、生臭い所は一切なかった。見どころは、ピアノを弾いてるところで誘惑されるマッツ。デイベッドで愛し合うケツ出しマッツ。
いやいやえん
2015年9月18日
【映画】シャネル&ストラヴィンスキー
[シャネル][ココ・アヴァン・シャネルに続く第3弾。シャネルとイゴールの間に何があったかは、勘ぐればいくらでも想像ができる。全くのプラトニックでは、映画にするのが難しいだろうか。卑しい想像ででっち上げたポルノ映画と思っていいのでは。アナのココ・シャネルは、単なるファッションモデルのようで、とても「皆殺しの天使」と言われた創造者の鋭い面影はなかった。ミケルセンのイゴールもそれに似合った凡庸さ。ただ、「春の祭典」の再現シーンは見ごたえがあったし、二人がピアノを連弾するシーンは心地よく、妻のエレーナ・モロゾヴァの表情は深みがある。
しづのをだまき
2010年10月14日
シャネル&ストラヴィンスキー
★★★ 冨も名声も手にしたシャネルが、ストラヴィンスキーを長い間経済的援助していたとは。「春の祭典」と「N°5」誕生の裏側というよりも、不倫ものとして見ちゃいました…。愛というよりもストラヴィンスキーの音楽に共鳴していたんではないかと。映画の中のシャネルは自信満々、かっこよく描かれていますが、ストラヴィンスキーは妻とシャネルの狭間で苦悩、ダメ男にみえてたなあ。「N°5」についてシャネルが調香師に要求した台詞がカッコ良すぎ。ファッション、インテリアなど見応えはありますが、二人の気持ちがちょっとわかりづらかったのが残念。
小部屋日記
2010年7月6日
シャネル&ストラヴィンスキー
★★★ [ココ・シャネル]と[ココ・アヴァン・シャネル]の2本みていたので、あーそうきたか〜って感じでしたね〜☆フランス映画をみたな〜って感じでした♪この二人さあ奥さんもいる同じ家でまったく…みたいな感じでみてたわ。だいたいストラヴィンスキーがいいところがないのよね(汗) 彼の才能がこの時代には斬新すぎるのよね〜!でも彼のその才能が彼女からしてみれば、刺激になったんだろうね。シャネルってやっぱり激しい人だったんだな〜って思ってしまいました。彼女の姿はとっても強くてたくましく、生き抜いてきた女って感じがしたね♪
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年5月9日
『シャネル&ストラヴィンスキー』 (2010)
ミス・マッチな危なっかしさ、そのスリリングな関係が、この映画そのものなのかもしれません。現実って、ミス・マッチが多様に入り乱れて、何故か振り返るとしっかりと収まっていたりするもの。この二人も私にはミス・マッチに思えます。だから惹かれあうのかもしれないし、そこら辺が男と女の不思議なところ。きっと「春の祭典」の初演から再演までの間の、短くも儚いラブ・ストーリーなんでしょう。私には、シャネルの火遊びにストラヴィンスキーが巻き込まれたようにしか見えない…。それほどシャネルが強烈な魅力を放っている作品でもあります。
よーじっくのここちいい空間
2010年4月25日
『シャネル&ストラヴィンスキー』
現在のシャネルのミューズがシャネルを演じる、というのは、オドレー・トトゥがシャネルを演じるというよりも断然魅力的。しかし本作のココ・シャネルはあまりにも無表情すぎたのが残念。映画ならではの生命力をもっと感じさせて欲しかった。とはいえふたりが身体を合わせるシーンはとてもリアルで力強い。黒ばかりを身にまとう彼女がストラヴィンスキーと愛し合うようになったあたりから白をまとうようになるのも見逃せない。ストラヴィンスキーの妻の、病弱に青白い顔から発せられる無言の怒り、牽制、非難、それらがぞくっとするほど際立っていた。
シネマな時間に考察を。
2010年4月6日
映画「シャネル&ストラヴィンスキー」モデルとしか思えない美しさ、美意識が隅々まで
★★★ 主演のアナ・ムグラリスがそのシーンも全てスタイルを作っているようなハマリ役で「実際はこんなに美しくはなかったのだろうな」とかつい意地悪な目で見てしまう。白と黒のモノトーンの衣装がモデルのようで、ストーリは付け足しのようなもの、だから終始二人の恋愛を描いていく。ストラヴィンスキー演じるマツ・ミケルセンはさすが芸術家肌の繊細な雰囲気が感じられた。彼の失言が気になった 「僕は芸術家だ、君は洋服屋じゃないか」 愛してると口で言いながら本気で愛してもいるけれど、シャネルの心までは理解できなかったのだろう。
soramove
2010年3月10日
シャネル&ストラヴィンスキー
[ココ・アヴァン・シャネル][ココ・シャネル]と続けてシャネルの伝記的映画が公開されて見ましたが、今回はシャネルとストラヴィンスキーとの恋愛をピンポイントで描いてました。私はこの作品が一番好きです。2人の濃密な恋愛模様がしっかり描かれててすっかりスクリーンにくぎ付けに。シャネルの別荘に移ってから2人が男女の関係になるまでも「愛してる」というセリフは無いのに情熱的な空気が流れてて素敵。この恋があったからこそ、シャネルの5番という有名な香水が出来たし「春の祭典」の再演に命を掛けられたんだろうなと思いました。
Diarydiary!
2010年3月9日
シャネル&ストラヴィンスキー クリエイターとしてのシャネル..
[ココ・アヴァン・シャネル][ココ・シャネル]に次いで3作目のシャネルもの。私はこの作品が一番好きである。前2作品と大きく違うところは、クリエイターとしての彼女の生き方、考え方に重点を置いて描いている点。ここでのシャネルは成功者であり、ストラヴィンスキーを妻子共に別荘に招待し、経済的な援助を行う。その過程で二人は恋におちる。この恋愛シーンは芸術家としてのエゴと孤独が描かれる。時代を制する作品を生み出す者は、日常的なモラルに囚われるものではないという意思を顕すシャネルの態度は圧倒的な存在感である。
映画と出会う・世界が変わる
2010年3月7日
「シャネル&ストラヴィンスキー」新宿武蔵野館にて鑑賞
結構引き込まれて観ちゃいました。シャネルとストラヴィンスキーの密やかな恋愛(情欲?)が、物凄い緊張感で描かれていて、人間ドラマとしても上手い作品でした。別にシャネル好きってわけじゃないけど、昨年公開の[ココ・シャネル]と[ココ・アヴァン・シャネル]も観てますが、この3作の中では一番だと思います。まあでも、よくよく考えてみると前2作を観てるからこそ、この作品にスッっと入り込めたのかもしれませんね。シャネル役のアナ・ムグラリスさんという女優さんは初めて見ましたが、この3作のシャネルでは一番エレガントだし、なかなかの好演でしたね。
流れ流れて八丈島
2010年2月12日
「シャネル&ストラヴィンスキー」
夫とマドモアゼル、シャネルが浮気をしていると感じ取ったカトリーヌは、彼女に"貴女には良心の呵責もないの?"と尋ねる。しかしココの答えは一言"ノン!"。"夜も君と過ごしたい!"と言うストラヴィンスキーに"わたしは貴方の愛人じゃないのよ!"と返すシャネル。いやいや強い女性だとしみじみ思う。シャネルの恋愛伝説の1ページに登場するストラヴィンスキー。シャネルが愛人ではないと断言する彼との関係をかなり赤裸裸に描いている。この映画の原作でクリス・グリーンハルジュの"シャネル&ストラヴィンスキー"は是非読んでみたい。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年1月31日
シャネル&ストラヴィンスキー/COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY
★★★ シャネルの、シャネルとしての成功までの過程は一切排除されててストラヴィンスキーとの<情事>とその日々だけになってる。見応えはあって最後まで退屈もしないで観られたけど、すごくワクワクしたシーンというのはなかったな。しっとりした映画だし。面白かったのが、食卓での会話。そのシーン、その話で盛り上がってたわけじゃないけど面白い話でした☆ これで3本公開された全てを観たわけだけど わたしはシャーリーマクレーン主演 [ココ・シャネル]が一番楽しめたな。比べるものでもないんだけど、こちらはフランス映画らしく、クールで大人な映画。
我想一個人映画美的女人blog
2010年1月22日
*シャネル&ストラヴィンスキー*
このふたりってただの不倫では決してなくてお互い違う業界だけれど共通点があったのですね。でもそれは一瞬の恋愛においてのみ。彼もプライドが高い人でしたからシャネルにお世話になってることは息苦しく、辛かったに違いありません。またカーチャはストラヴィンスキーのコピーイスト(写譜)でもありましたし彼を精神的にもしっかりと支えていた。でも晩年になっても時折思い出すほどの狂おしい恋であったことも確か。シャネルの5番、バレエ「春の祭典」という傑作を生み出したふたりの出会いと苦しみが存分に描かれていてとても感動的でした。
Cartouche
2010年1月19日
シャネル&ストラヴィンスキー
★★★ ストーリーは思ったよりもずっと単純で、物凄く簡単に言うとシャネルとストラヴィンスキーの不倫の話。ストラヴィンスキーの妻カトリーヌも交えた三角関係ですが、こういった愛憎劇はフランス映画の得意とするところ。ストラヴィンスキーが情熱的な音楽を創り出す一方で、シャネルも"女性を感じさせる香水"を創り出そうとしていました。そんな2人の関係が終わりを迎えるのもシャネルのせいでした。エンドロール後の映像をみると、シャネルは生涯愛を探し求め続けたのではないかと思え、いかにも彼女らしいと言えるエンディングでした。
LOVE Cinemas 調布
2010年1月17日
レビュー:シャネル&ストラヴィンスキー
本作はシャネルとストラヴィンスキーという、20世紀を駆け抜けた芸術家同士の、結婚というかたちでは成就することはなかった愛ではあるが、一般人とは別次元の感性を持つ芸術家にとっては、<N゚5>と<春の祭典>の完成こそが、2人の究極の愛の結晶だったのだろう。そのことはストラヴィンスキーがタクトを振る<春の祭典>の再演を満足げに聞き入るシャネルの表情からも窺える。愛のかたちが後世に残るのがとても羨ましいし、素敵なことだと思う。このようなことは、ずば抜けた才能を持つ芸術家だけの特権かもしれないが、ぜひ堪能していただきたいと思う。
INTRO
2010年1月17日
『シャネル&ストラヴィンスキー』(2009)/フランス
★★★★★ 自分にも他人にも妥協しないココ。それは恋愛に対しても全く同じ。相手にも自分と同じスタイルを求め、そしてそれが叶わないとその恋は終わる。ところが、そんな結末を迎えたにも関わらず、ココがストラヴィンスキーに見せる優しさは、スタイルを愛する者同士として応援したいという、彼女なりのクールな優しさ。商品に対してのこだわりも細かく描かれている。シャネルNo.5がこの恋と無関係ではないとわかるのもまた、彼女ならではのエピソード。ココの優しさ、厳しさ、エレガント、そして官能。前2作にはなかったものが本作にはある。
NiceOne!!
2010年1月17日
シャネル&ストラヴィンスキー
自立した女性として描かれているココ・シャネルはとても強くてカッコイイ女性でした。主人公を演じるアナ・ムグラリスは美しかったです〜。実際にもシャネルのモデルとして活躍する彼女が着こなすドレスの数々はとても美しくてカッコ良く、そして自分に正直に生きるココの生き様を表現していました。また、ストラヴィンスキーを演じたマッツ・ミケルセンの抑えた演技と表情もとても印象的でした。全体的に台詞よりも雰囲気で愛を表現していく展開の中で、二人の絡み合う視線と表情は言葉以上に彼らの情熱を伝えてくれました。
とりあえず、コメントです
2010年1月11日
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