パリよ、永遠に:作品を観た感想(8)
パリよ、永遠に
会話劇のようになってるのはもとは舞台劇かなにかなのかしら?あの手この手の懐柔策にも応じない難攻不落な人物をどうやって落とすのか。外交官の腕の見せ所が、本作の見所でもありました。
いやいやえん
2015年10月17日
『パリよ、永遠に』をHTC有楽町1で観て、一応グットふじき☆☆☆
★★★ 正論で言えば、パリ壊滅などしない方がいいに決まっている。その正論が通らない戦時下だからこそ、スウェーデン総領事は正論以上のディベート力で、ドイツ軍司令を屈服させてほしかった。最後、人情的にダラダラ流れてしまった感じで結論が有耶無耶になったのが残念だ。
ふじき78の死屍累々映画日記
2015年4月12日
「パリよ、永遠に」
エンドロールで、この作品が、戯曲を元に作られたと知り、なるほどね、と思った。静かな中にもがっちりとした揺るぎない構成。しかし、映画にしか出せない魅力も確かにあり、例えば、戦時下、漆黒の闇に包まれたホテルの窓の外の風景。やがて夜明けから朝に渡って輝かしいパリの街並みがその姿を現わすようになる、感動的な美しさ。二人の大人の会話と共に変遷して行くパリの街並みが、心に迫る。
ここなつ映画レビュー
2015年3月23日
パリよ、永遠に
パリの存続をかけた二人の会話劇はとても緊張感がありました。家族も自分の命も相手に委ねてパリを破壊しなかった将軍の心はどれほどだったかと考えました。観終わった時、朝を迎えたパリが爆破されないまま残ったことにとてもホッとした1本です。
とりあえず、コメントです
2015年3月18日
映画・パリよ、永遠に
ラウル・ノルドリンク(アンドレ・デュソリエ)、フォン・コルティッツ(ニエル・アレストリュブ)が繰り広げる、外見は穏やかながら鬼気迫る丁々発止のやり取りに目が釘付けになりました。映画の殆どの時間がこの室内劇に費やされています。一瞬の隙も見逃さない外交官の手腕と司令官の心の動きを見事に描いています。人の動きも殆ど無い展開に退屈を感じられる方もいるかもしれません。好みの分かれる作品でしょう。コルティッツの部屋の贅沢な内装、調度品などは当時をそのまま細かい部分もよく再現されていたと思います。二人の表情ばかり追うのに疲れた時は、背景をチェックしたりして気分転換しました。扉の色が素敵でした。
読書と映画とガーデニング
2015年3月16日
「パリよ、永遠に」
事実を元に描いた密室ドラマは素晴らしかった。二人の俳優も適役だ。
ヨーロッパ映画を観よう!
2015年3月15日
パリよ、永遠に
一夜の駆け引き&交渉劇は結果がどうなるかは100%知るところだけれどもスリリングさがあって見応があった。ただ、実質の二人劇で、しかも戦争映画でありながら戦闘シーンはほぼ皆無なんで、コレといった動きがあるワケじゃないので、途中オチたのも事実。ノルドリンク領事館役のアンドレ・デュソリエはお人好しの役を演らせても、イヤらしい役を演らせてもそこにピタっとハマってしまうスゴイ俳優さんだ。
風情♪の不安多事な冒険 Part.5
2015年3月8日
パリよ、永遠に / Diplomatie
物語の殆どはコルティッツの執務室で進むんですが、そこでのコルティッツとノルドリングの緊迫したやりとりは、結末を知っていても、中々ドキドキしました。コルティッツを演じたニエル・アレストリュプはフランス人なのですが、見た目が、いかにもドイツ軍人っぽいのが非常に興味深いです。邦題は『パリよ、永遠に』と非常に叙情的なタイトルですが、原題は『Diplomatie』と、日本語で言う“外交”なんですね。物語で描かれているのは正に“外交”そのもの。なるほどなと思いました。
勝手に映画評
2015年3月7日
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