糸:作品を観た感想(2)

映画『糸』あれほどまで捜し求められる運命に憧れる
時系列が、行きつ戻りつするのが、良い。あのとき、そういう状況で、そういう気持ちだったんだねーというのが、後から、重なっていくのが、イイ。それまで、クールに、現実を受けとめて生きてきたような漣=菅田将暉さんがひたむきに、葵を捜すシーンが、たまらない。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2020年10月16日

「糸」
主役の2人、菅田将暉と小松菜奈がぴったりだったというキャスティングの良さもあったのだが主役以外の人の事をきちんと描いていたからだと思う。成田凌の人生も、斎藤工の人生も、榮倉奈々の人生も、何なら山本美月の人生も。それぞれの人生にドラマがあり、それぞれの人生に葛藤がある。それは当たり前の事なのであるが、こんな風に「2人の物語」的な話の展開の作品で、いわゆる脇役と言われる他の人をも丁寧に描いていた所はとても良かった。だが、決定的な違いは、やはり音楽のチカラであろう。もうこれは、中島みゆきの「糸」に尽きる。
ここなつ映画レビュー
2020年8月24日

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