潜水艦クルスクの生存者たち:作品を観た感想(1)
親愛なる同志たちへ/潜水艦クルスクの生存者たち・・・・・評価額1650円
★★★★ 2000年を舞台とした「クルスク」で描かれるロシア、そして現在進行形の現実の戦争に見える今のロシアは驚くほど同一の社会だ。恐ろしいまでの人命軽視に、極度の隠蔽体質、自分達にしか通用しない理屈をこね回し、息を吐くように嘘をつく。実際にそれぞれの時代で起こったことの類似性を考えると、ロシアのお偉いさんの思考回路というのは、全く変わっていなかったのだろう。「クルスク」を観ると、ヨーロッパの人たちも、ずっとそういう目でロシアを観察してたのが伝わってくる。分かってたのに、どこかで今のロシアは旧ソ連とは違う国だと信じたかったのかもしれない。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2022年4月19日
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