完全なる報復:作品を観た感想(24)
完全なる報復
今作は結構えぐい復讐劇ですね。もちろんクラウドの気持ちは十分すぎるほどわかりますが、ただの復讐劇ではないんですね。財力、知力、物凄く不気味な男のクライドの過去はだんだん明かされていきますが、彼を止めるには彼の頭に銃弾を打ち込むしかない、と言う彼を知る男の言葉も不気味でした。ただ、種明かし部分からが実に弱い、あそこの一工夫があったら秀作だったのにね。
atts1964
2017年1月27日
完全なる報復
観終わった後に、なんともいえない気持ちになります。何故なら、肝心な相手に復讐していない!と思ったから。それまでは結構面白かったのに……ちょっと残念。 ちょっとすっきりしないところはあるけど、それなりに緊張感もあったのでそこそこ面白かった。グロシーンはほとんど映らない。トラウマになる場面も無いです。
映画感想メモ
2011年12月20日
骨身を惜しまない殺人
囚人にとって陸の孤島とも云える刑務所、それも独房にあって完璧なアリバイを持つクライド。外界で行われる連続殺人を、彼は如何にして成し遂げたのか? そのトリックは? トリックを明かせないことを書くのに、この分量が必要か? 自分でもびっくりなんだけど、これは「完全なる報復」を観てもらうのが一番だ。 あ、「完全なる報復」はトリックがスゲェから観てみな、って書けばよかったのか。
MESCALINE DRIVE
2011年11月16日
契約不履行にはペナルティーを!
司法に裏切られ続けたクライドにとって、契約不履行によるペナルティーを課さざるを得ないことの苦悩が、正義の渇望と現状に対する絶望と混ざり合い、それが胸に渦巻いてやがて瞋恚へと姿を変える。激しく燃え上がる炎を凝り固まった使命感が焚きつけて、それは抱いていた信念をも焼き尽くす。彼の存在は肥料となって"かくあるべき正義"を育ててゆくだろう。
MESCALINE DRIVE
2011年11月15日
完全なる報復 (Law Abiding Citizen)
★★★★ クライドの行為は心情こそ理解できるが、行為そのものは許されざるもの。恐怖をもって自らの理屈を通そうとするそのやり方は、テロリストのそれと何ら変わりはない。しかし、本作はそんなクライドの行為の是非を問う作品ではない。国の為に働く愛国者であった男を、その国の司法に対しテロ行為を働くまでに追い詰めてしまったシステムそのものを問う作品なのである。時間の経過と共に粗ばかりが目立ってくるものの、手堅い演出と役者の熱演がその粗を充分に補っているので、観終わった直後の印象としては、満足度は決して低くない。
Subterranean サブタレイニアン
2011年7月24日
完全なる報復
★★★ この復讐の仕方が手がこんでいたりして面白かった。次の犠牲者はどういう手口で殺されるんだろうかとか考えながら観られて楽しめた。被害者家族の心情からしたらニックの取った行動は法に則ったものだろうけど納得はいかないだろうな。犯人に向く怒りがニックや制度に向いていくのも理解できる。個人的にはニックの娘がニックの目の前で殺されるぐらいのとこまでは行って欲しかったかな。これでニックが今後、犯罪者達にどういう態度を取るのかまでを描いて欲しかったかな。
だらだら無気力ブログ
2011年7月14日
完全なる報復
妻どころか幼い娘も殺され復讐へと駆り立てられる気持ちもわかる。司法取引って先にしたほうが勝ちなんでしょうか、この場合副犯である男の方が先に申し立てするべきだった。主犯をバラバラにしたクライドだけど、それだけでは足りなかった。彼が絶望したのは司法制度、「正義」そのものだから。ただ同房の囚人を殺したのはやりすぎだったとは思う。一般人とは違うクライドの周到なやり方はなかなか面白い。どうなるのかと引きこまれてしまった。最後の笑みは、家族に会えるという自嘲的なものに感じました。
いやいやえん
2011年7月12日
完全なる報復/Law Abiding Citizen
★★ 男の真の目的がところに物語としての主題やら面白さを求めた場合、しかしそれが反映されている箇所が標的の選択基準に精々という有り様、不可能と思える遠隔殺人が実行され男の計画が着々と進行する事実が出し抜いている相手は司法制度ではなく捜査状況でしかなく、詰まりが男の主張が虚しいだけのお題目に見えてきてしまうという塩梅。娯楽作としちゃ飽きさせない工夫のされた展開と絵面、そして男のキャラクターで以て存分に楽しませてはいただいたんですが、しかし尻すぼみ感を否めず読後感はいま一つ、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2011年6月20日
映画『完全なる報復』を観て
犯人二人の暗殺は見事だった。刑務所に入ってからの暗殺も、市に恐怖感を与えるには十分だったが、オチを知ってしまうと「何〜んだ、そういう事か」って思ってしまう。けど、二人の対決と黒人であるニックが検察官としてトップを目指すには、有罪率を限りなく100%にすることが大事と言わんばかりに司法取引を行う。アメリカの司法制度の矛盾と、黒人が出世する苦労、家族愛の強さ、家族を失った男の執念深さ、黒人女性市長が見せる威厳などが上手く表現され一つの作品としては見事だった。
KINTYRE’SDIARY
2011年3月6日
完全なる報復
復讐は本当に激しかったです。それにしても、予想以上に残酷なシーンが多くてキツかったです。最初の家族が殺されるシーンや、ニックが犯人に復讐するシーンなどは直視できなかったです。それだけに、ニックの計画の仕組みが分かってしまうと、ちょっと気が抜けてしまったのですけど、それでも、最後までハラハラしながら観ていました。日本にはない司法取引という制度はいまいち分からないところもあったのですけど、やっぱり殺人犯には適用して欲しくないよねと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年2月11日
完全なる報復
★★★ 後半になると事件の全容が徐々に明らかになるんですが、物語の面白さはこの辺りからだんだんと失速していきます。クライドは人を殺し過ぎ。関係のない人達まで巻き込まれていきます。オチもかなり弱いです。クライドの理想はもっと高かったのでは?たったそれだけで納得されても違和感があります。コンセプトは非情に面白かったと思いますが、ストーリーの着地点はもう少し考えて欲しかったです。ともあれ、スパルタの王様を怒らせるとタダではすまないという事だけはよーく伝わりました(笑)。
5125年映画の旅
2011年2月8日
「完全なる報復」 完全な法はない
クライドが行っていることは正義ではないですが、その心情には共感できるところもあります。法律が作られたときの意図がシステム化、ルーティン化していくなかで失われてしまい法律が運用されてしまうのは危険だと思います。専門家にとってはいくつも抱える案件の一つでも、当事者からすればその案件がすべて。流れ作業のように処理されてしまってはガマンがならないということも出てくる。完全な法はないからこそ、法律家はその法の成立の趣旨をしっかりと理解した上で、一件一件のケースについて丁寧に取り組む必要があると思いました。
はらやんの映画徒然草
2011年2月6日
完全なる報復
全体的な構成自体に、どうにも乗れない要素があったのだけど、でも、クライム・サスペンスとしては前半部は特に面白かった。果たして彼はいかなる方法を用いたのか!? というミステリーが興味を持続させてくれるし、その犯行自体のスマートさがいっそ小気味よいし。ではあるけれど、クライドの手口が明かされるとき、なんじゃそりゃっ!と思わずそっと卓袱台に手をかけたのは、わたしだけではあるまい。そして、全てが終わった後、ニックの中に何らかの変化があったのかどうか、という問題が有耶無耶にされてしまったことでしょうか。
キノ2
2011年2月3日
完全なる報復 / LAW ABIDING CITIZEN
★★★ 映画としては、気持ちが盛り上がることもなく普通だった。ストーリーが目新しいものがないのでどうにも…。最初は復讐に燃える男、ジェラルド・バトラーを応援するような気持ちだったのに、、おいおいやりすぎだよ的気分に。最終的には10年で壮大なる計画を莫大な資産と明晰な頭脳とを持って行い…。観ててだんだんどうでもよくなってくる。自分の恨みと、法を責め自暴自棄になった男。失うものがない奴ほど怖いものはないということか。
我想一個人映画美的女人blog
2011年2月3日
完全なる報復 ←この邦題は違うね
Law Abiding Citizenという原題の方が合ってる気がした、直訳すると「法律は市民を守る」かな?しかし映画は「善は栄え、悪は滅ぶ」を実現するものになっていない。だから邦題の誰かに対する「報復」とは違う気がする、彼は世の中を変えたいのだ。それぞれ自分が信じる正義を描く。途中までは、ドキドキハラハラ、緻密に作り込まれていて、謎が謎を呼び頭も使い、「うわ〜どうなってんの〜!」って感じで面白かったのだけど、途中から「それ、なんかちゃうやろ!」と微妙にツッコミどころが満載になっていき、トリックの種明かしがあってからは超残念…。
労組書記長社労士のブログ
2011年1月27日
劇場鑑賞「完全なる報復」
これほど共感し、感情移入してしまう凶悪な主人公は覚えがないかも。もちろん殺人は決して許されるべきことではないが、何とか目的を果たして欲しい…思わず応援したくなります。じわじわと迫る恐怖にハラハラドキドキでしたよ。10年間に仕掛けた数々の計画に圧倒!予想もしないタイミングで起こる復讐の仕掛けに身体がビクッと。ジェラルド・バトラーの圧倒的な演技にジェイミー・フォックスが押されっぱなしでした。さらには、結末が…(略) 賛否両論だね、きっと。ジェイミー・フォックスのラストシーンの複雑な表情が印象的でした。
日々“是”精進!
2011年1月27日
【完全なる報復】法を守る市民としてお話します。。。
綿密に周到に計画されたクライドの報復劇は残虐だけど知的。予測不能なので、観ていて3回は確実にドキッっとさせられました。強盗犯の死刑執行を皮切りに起きる一連の事件と、司法側の対応が矛盾していく様が面白いですね〜。法制度が機能しなくなると恐怖を感じて行く市民。けれど実は、法のもとに行われているはずの審判がこの事件を引き起こしていることなど知る由もなく…。そこが何とも怖くなってしまう場面です。ラストのこじんまり纏まってしまう感じはちょっと物足りない雰囲気だけど、クライドの目的は達せされた、、と思う瞬間ですね。
ひばなのシネマの天地
2011年1月27日
完全なる報復
★★★ 思いっきりクライド側で観てました。中盤あたりまでは壮絶な復讐劇にすごくテンション上がってたんだけど、後半10年間の謎がわかったあたりからテンションやや降下しちゃいました。まさに完全なる報復をしてたのにあの詰めの甘さはありなのかーっ。あんなに追い詰めてたのにな。それともわざと?? 全体的には面白かったんだけど、な〜んかラストはもやもやした気分だったのがちと残念。最後のクライドの苦笑いが頭に残る…。いやその前に、ジェイミーさんよ、立場として、ラスト、、それっていいの??
映画鑑賞☆日記・・・
2011年1月25日
完全なる報復
ジェラルド・バトラーが製作・主演し、ジェイミー・フォックスが共演しているアメリカの司法取引の問題点浮き彫りにした衝撃的作品。犯罪被害者が復讐を実行する映画だけど、確実に有罪に持ち込めない捜査をした警察や面子を大切にする検察の姿勢も問題が多い。主人公の実行する復讐が緻密に計算し尽されていて、空恐ろしく感じた。もはや、何が正義なのかわからない。国防総省のエージェントだったというクライドは、アメリカ以外の国では実績を残していたのだろう。なんという皮肉な物語なのか。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年1月23日
映画「完全なる報復」 感想と採点 ※ネタバレあります
★★★ 獄中の主人公が、次々と関係者を殺していく過程が面白い。ちょっとホラー映画っぽい狂気な殺人犯・クライドをジェラルド・バトラーが熱演している。ただ、敏腕検事ニックが常識人過ぎて、狂気な殺人犯と吊り合わない。だから、ラストのオチも今一つ…。本作は「R15+指定」で結構グロいです。血まみれに弱い方は要注意です。グロいのが大丈夫な方は、今の日本にも通ずるところがある司法制度の矛盾点を、家族の死を通して、正義や復讐などを考える機会になるかもしれません。ただ、後半が残念でした。
ディレクターの目線blog
2011年1月22日
完全なる報復
★★★ クライドはある意味非常に冷静で、判決から10年もの間着々と復讐のための準備を進めて来た。だからこそ内に篭った怨念はより強烈な強さを感じます。ちょっと残念だったのは、その強烈な怨念・復讐心の元となる無念さの描写が弱いこと。この作品で面白いのは、とにかくクライドがニックたち、ひいてはフィラデルフィア市全体を翻弄する様子です。本人はダービー殺害容疑で刑務所に収監されてしまいます。本人は獄中なのに殺人は実行されていく、一体どうなっているのか!? 結局クライド自身も死に場所を捜していたようにも思えます。
LOVE Cinemas 調布
2011年1月20日
「完全なる報復」オチが…。
如何なる方法を用いて、彼は復讐を実行しているのか? ここら辺りが観ていて非常に面白かった。「う〜ん?どうなってるんやろ?」って感じの連続で、かなり頭も使いましたし、カラクリが知りたくてワクワクしてたんですが…、確かに10年という年数を掛けて練られた復讐の計画としては、奇想天外且つ周到で、非常に面白いものだとは思いましたが、その実行方法が…。ナンボ何でもダメでしょう? 何にせよ、コレはチョット残念でした。キャスティングは良かっただけに、ホントこの映画、残念です。面白かったんですけどね〜。
シネマ親父の“日々是妄言”
2011年1月17日
【映画】完全なる報復
信じられない出来事が次々と起こり始めます…。予想が付かない展開に、画面に釘付け。一言も聞き逃さないように緊張しまくりです。ジェラルド・バトラー、今回は頭脳派で攻めてきます。クライドにはとんでもない裏があるんだけど、それは映画を観てからのお楽しみ。ちょっと不可能的な部分もあるかもしれないけど、ラストに向けての衝撃度はすごいです。私もこの映画を観て、司法取引の現状とは…と思うと、クライドに同情しちゃうのが本音。検事の言葉も、分からないでもない。少しやりきれなさが残ります…。が、お勧めです!
☆紅茶屋ロンド☆
2011年1月15日
ほう? 「完全なる報復」
原題は"法を守る市民"、 それは皮肉なニュアンスを含んでのこと、内容は普通に面白い。妻や娘と幸せに暮らしていた男は突如、 奈落に突き落とされる。 十年の歳月が流れたある日、 復讐は実行に移される。 準備に十年を要した報復が始まったのだ。 怒りの矛先を法の矛盾に向け、権力を相手に裏をかき、軍用システムなどを使って派手に暴れるまではいいが、このへんでよしとするか、ぐらいで終わるのは物足りない。だが、ふとドアを開けるというのはやはり恐いなと再認識、宅急便です、と言われてもインターホンのカメラで確認したほうがいい。
シネマ走り書き
2010年11月17日
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