敵:作品を観た感想(1)

敵・・・・・評価額1750円
観客にとっては、一人の人物の主観で描かれる物語の、どこが「虚」でどこまでが「実」なのか、これは吉田大八監督とのコンゲーム。前半部分では、ある意味理想の老後生活だなと思っていたが、全部終わってから振り返ると、なるほどかなりのブラックジョークだ。パズルを組み合わせるように、後から答え合わせを考え出すと、映画をもう一度見たくなる。もしも20代、30代の頃にこの作品を受け取ったら、普通にミステリアスで面白い寓話として観たかも知れない。しかし私のように50代になると、これはもう来たるべき未来だ。はたして自分なら、恐るべき“敵”とどう向き合うだろうか?そんなことを考えさせられた。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2025年1月28日

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