60歳のラブレター:作品を観た感想(11)

60歳のラブレター(2009)
どうしても流行り言葉ぽいものをベースにキャラクター設定をしているなあ、という印象はある。渾身のラブレターが有名映画のパクリじゃ説得力ゼロ。あのハッピーエンドだけは絶対に許せない。他のカップルはまあまあ。イッセー尾形と綾戸智恵の夫婦闘病記は一番飾らなくてシンプル。井上順と戸田恵子の英語のラブレターはちょっと無理があるかな。英語くらい習わなくてもいいくらいの英語力はあるだろう。研究者なのだから職業柄ずっと外国語の論文読む生活だったろうから。どっちにしても全員ハッピーエンドにすることはなかったのじゃないか。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年1月20日

mini review 09423「60歳のラブレター」
★★★ ここではもちろんもう若くはない「アラウンド60」の世代が持つ、人生のこれからの「再設計」というテーマがひとつの主題となっている。この3組の人生の「再設計」には、それぞれの障害が立ちはだかる。もうひとつの主題は、それぞれの障害に行き迷っている登場人物たちが、青春の「原点」を思い返すことで、もう一度自分を曝け出すことにある。そして、その曝け出すことつまり「原点」に還ることの契機となるのが「ラブレター」なのである。一般論に回収するつもりはないが、概して男というものは駄目だな、と気弱になってしまったりもする。
サーカスな日々
2009年12月10日

『60歳のラブレター』
★★★★ 一流会社を定年退職し、浮気相手の経営する会社に再就職するも、個人ではなく対会社ありきの現実を知り、自分の力のなさを浮き彫りにされる。様々に、それでいて妙に細かく表現されているこの映画にはたくさんの伏線が折り重なっていて、それが最後まで効果的にストーリーに絡んでくる。中村雅俊がこういう役に挑むのも等身大とは言え、青春スターだった頃の面影もなく、むしろ悲哀さえ感じるところだった。
京の昼寝〜♪
2009年7月2日

『60歳のラブレター』 試写会鑑賞
★★★★ いいなーと思ったのはイッセー尾形と綾戸智恵演じる夫婦。口げんかは耐えないけれども、そこには常にお互いへの強い愛情が感じられて、本当に仲がいいのがわかるんです。表向きは、嫌だよ、こんなやつ、というようなことを言っているんですが、そこに沢山の愛が詰まってる。若い役者さんたちがいいクッションになってたように思います。夫婦やカップルで観に行くといいだろうなぁ、なんて思いました。
映画な日々。読書な日々。
2009年5月31日

60歳のラブレター
★★★ 3組の男女の物語が、時折交錯しながら展開していくんだけど、なかなか話がいりまじるところなんてうまいな〜って思ってしまった。口げんかばかりしている魚屋の夫婦のストーリーがかなりすきでした。喧嘩しあってのウォーキングは最高だよ!!あんがい平凡に生きている人ほど、日常の平凡が幸せだったり、幸せって人さまざまなんだなって思うわ。じんわりと感動がくるような映画だったな〜。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2009年5月25日

【60歳のラブレター】
三組が微妙に絡み合っていて一つの流れになっているのも良かったです。ちょっと出来すぎだったり、無理があったり突っ込みどころもたくさんあり、どの話もベタです。でも・・良かったです〜。解りきっている展開の、ひと昔前の作品な雰囲気…でもそれが逆に年輩の方には馴染みやすいかもしれないです。最後にはそれぞれのラブレターが登場します。やっぱり手書きの手紙って心が伝わるものですね。いいな〜と思えました。
日々のつぶやき
2009年5月22日

60歳のラブレター
★★★★ 仕事しか頭になく、家庭を考えなかったうえ、若い愛人を作って不倫を続けたのに、あっさり許してしまうという設定は、何が何でもハッピーエンドに持っていきたかったという制作側の目論見だと思われても仕方ありません。2組のエピソードが心温まるものだっただけに、最後の最後で一気に冷めた気分でした。確かに後味は悪かったものの、それまでの展開は良かったので、楽しめる作品だと思います。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2009年5月21日

60歳のラブレター
★★★★ とても落ち着いた気持ちでラブストーリーを満喫させてもらいました。それぞれのラブレターはそのシーンが感動的なのはもちろんだけれど、そこに行き着くまでの過程が重要。ストーリー展開として、3組の様子をそれぞれ行ったり来たりするのですが、話が混乱したりしません。本当に丁寧に書かれた脚本です。もちろんそれ故に奇抜なストーリーではないけれど、逆にだからこそ観ている者の心にすっと馴染んできます。
LOVE Cinemas 調布
2009年5月17日

『60歳のラブレター』 (2009)/日本
映画の一番のクライマックスが一番の矛盾になってしまっているところが何とも…。30年ガマンしたことってそんなに簡単に覆るものなのかい?? と突っ込みの嵐ですw。結局孝平のこと好きなだけ?それならもう何も言いません。でも孝平が同じこと繰り返さないっていう保証はどこにもない(笑) あれで本当に心が入れ替わるのかどうかは正直疑問。この映画を見て、勘違いするお父さんたちが増えないことを祈るばかりです。
NiceOne!!
2009年5月13日

「60歳のラブレター」題名地味だけど実はいい映画
井上 順・戸田恵子のストーリーは、ちょっといただけない。3つのストーリーだったものだから、無理やりくつけたかんじは、仕方ないのかな。その中でも、最後の魚屋のストーリーは、泣ける!!!!音楽好きの夫が押入れを開けたシーンでは、涙が滝のようにあふれてしまった。特にイッセー尾形と綾戸智恵の演技がことのほか自然で良かった。普段から憎まれ口をたたいている妻だけに、その不器用な愛情表現が愛しい。
ノルウェー暮らし・イン・London
2009年5月1日

60歳のラブレター(’09)
予想よりコミカル、実話べースというには、ややファンタジック、都合良過ぎな部分も感じたりしました。孝平(中村)とちひろ(原田)夫婦の、仕事での上昇志向絡みもあった結婚、惰性的な醒めた関係、でも別れた後も、ふとやってきた夫を送り出す時、染み付いた妻的な気配り行動をする姿に、緩い笑いが漏れたりしてました。秘めていた夫への純粋な思慕が明らかになって、妻のため「ミッシェル」を一心に歌う正彦の姿に、不器用であっても形にしないと伝わらないものもある、というデフォルメのような気もしました。
Something Impressive(KYOKO?)
2009年4月24日


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