トゥルー・グリット:作品を観た感想(34)

【映画】トゥルー・グリット…西部劇の世界では生きていけない自信があります
★★★★ 父親を殺された娘が、罪を償わせるため犯人を追いかけて、多少なりと見聞を広げていくというもの(?)で、もうちょっと表現を抑えたら名作劇場とかでも扱えるのではないかというものにも思えます。なので、ストーリーだけを追いかけちゃうと少し退屈かもしれないかなぁという印象も有り。…雰囲気を楽しむ感じで観るのが良いのかも知れません
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2012年3月28日

トゥルー・グリット〜True Grit
作中で展開されるストーリーもアクションシーンも、CGを駆使したド派手な演出を見慣れた観客としての視点から見るとかなり地味な印象を受けます。本作やノーカントリー、バーンのテイストがコーエン兄弟っぽさなんですかね?だとすると僕は大好きだな〜。ブラックジョークというか悪く言うと犯罪色の強いというか、、、重たい話しでもスタイリッシュな感じになりますよね。本作だって一歩間違えればB級フレーバーぷんぷんの作品になりかねないですもんねw
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月27日

トゥルー・グリット (True Grit)
★★★ ジョン・ウェイン版のリメイクではないので、あれこれ比べるのは違う気も。ただ「どっちが好きか?」と問われれば[勇気ある追跡]の方かな。非常に美しく捉えられた荒野を背景に、独特なユーモアを交えて描かれる生きていくのに必死な生活描写が堪能できる一本に仕上がっている。ただ、もちろん意図的なのではあろうが、キャラクターに然程関心が払われていない作りがやはり気になる。肝心のマティの感情が見えない。最後に彼女が取る行動を見ればその辺は理解出来るのだが、"理解する"のと"感じる"のは別物だと思うんですよねぇ。
Subterranean サブタレイニアン
2011年10月13日

トゥルー・グリット
頭を使った巧みな交渉術からこの主人公の少女マティが賢い少女だとわかる。西部劇特有の悠然と構えたような自然と人との距離感が凄く良かったです。コグバーンを演じるジェフ・ブリッジスさんが格好いい。銃を構える仕草が様になってます。根本的にどちらかといえば地味な作品で淡々としてますね。やっと見つけたチェイニーとの邂逅も、なんだかいまいちだった。ただ1対4のネッドとの対戦は燃えるものがあったけどね。これは25年後のマティが語る自分の若き日の物語でした。リメイク作品なんですね。
いやいやえん
2011年9月29日

トゥルー・グリット
マティは法や知識やお金、駆け引き、暴力以外の力で取引してゆく。利用できるものはなんでも利用する。しかしそれは真の勇気、正しいと信じることのために行う。一番屈強なのはこの少女の意志だな。この時代のフロンティア、あらくれな開拓精神。そして南北戦争に関わる時勢。時代感がとてもいい。現代の倫理観で観てはいけない。そこにそぐわなくとも一時代を築くために心血そそいできた者たちの、確かにやってきたことがそこに在る。渇きがいい。ウエスタンは乾いていてほしい。荒野を追跡する3人に、このザ・ウエスタンを感じて堪能した。
as soon as
2011年6月15日

『トゥルー・グリット』 少女の不幸は復讐の旅からはじまった。
この少女は全篇にわたってひどい描かれ方をされています。一見するとヒーロー、実は反面教師というわけです。最初のうちは頼もしいと思いながら観ていたのですが、彼女は最後まで(恐らく死ぬまで)変わりませんでした。自分の利益、自分の立場しか考えていないのです。コグバーンはおそらく、マティとの旅は、雇い主と雇われ人というビジネスとして引き受けたのではないことを伝えたかったのだと思います。だからこそ、彼は法律上かなり問題のある人物ではあるけれど「トゥルー・グリット」の名に恥じない男なんですね。
23:30の雑記帳
2011年6月9日

[映画『トゥルー・グリット』を観た]
コーエン兄弟、キッチリと骨太に撮りあげているので、大作の風格だ。完成度が高いので、あまり語ることもない。主役の3人の性格が面白かった。3人は最初こそ衝突を繰り返すが、中盤から収まるところに収まるのがセオリーだと思うのだが、なんかクライマックスの決戦までいがみ合いを繰り広げるので、それが斬新だったかな? 物語は主役の3人の思いのズレで進んでいき、そこがテーマ的なメインなので、最期の決戦は延々と銃撃戦が続くような戦いではなく、切れ味の良い決闘であった。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2011年5月17日

トゥルー・グリット
★★★ 中盤までがちょっと退屈でしたが後半、盛り返しました。クライマックスの対決シーンは見ごたえありました。でも[ノーカントリー]の方が面白かったですね。それと、同じ復讐モノなら[悪魔を見た]の方がずっと面白かった。こちらの方が爽快感がありますが[悪魔を見た]を先に観ると、復讐というのはそう簡単に終わらないということがわかるので、なんか平和な感じがしてしまいました。「勇者」っていうのもなんだかねぇ…。それでも後味はよくないところがコーエン風ですね。ヘイリー・スタインフェルドの今後が楽しみですね。
映画、言いたい放題!
2011年5月16日

「トゥルー・グリット」 見方を間違えた・・・
普通にいい話でした。コーエン兄弟がこういう王道の物語を撮るということがけっこう意外でした。たぶん観賞にあたっての気持ちの入れ方を間違えてしまったのでしょう…。コーエン兄弟の作品だからという色眼鏡で観ずに、素直に物語を楽しむスタンスで観ればよかったと激しく後悔。ナチュラルに観れば、感じ方も違ったのだろうなぁと思いました。何事も先入観を持って挑んではいけないなと反省しきりとなりました。ジェフ・ブリッジスは年をとってきた最近は円熟味を増して、いい味が出てきた感じがしますよね。
はらやんの映画徒然草
2011年4月10日

*トゥルー・グリット*
この映画の最大の面白さは3人の一見妙な取り合わせと、それぞれのキャラにあるでしょう。最初はぎくしゃくしていた3人ですが後半彼らに友情のものが芽生え、ラストで‥とこれまたおお…という感動的な展開でした。この作品はアメリカ人のアイデンティティーである"西部劇"がベース。ハリウッドのコマーシャリズムに反抗しながら自分たちやアメリカ人のルーツや考え方、行き方を探っていっていることがよくわかります。とはいえそれがちゃんとエンタメ作品になってるところが一番すごいところですが。
Cartouche
2011年4月10日

『トゥルー・グリット』 映画レビュー
*2度目の映画化ながら、コーエン気質を充分に感じ取ることができた。脚本にはほとんど興味の無い映画ファンでもコーエン兄弟の脚本には感心するはず。人生の悲哀を感じさせてくれるラストがよい。*少女マティが、物事の裏表を知り尽くしてる大人たちを口説き落とすまでがまず見もの。無鉄砲な少女の奮闘ぶりは微笑ましく痛快。全体的には心温まる物語でなく、皮肉が込められた西部劇。こういう作品を平然と作ってしまうことにアメリカ映画の不滅を感じずにはいられない。
さも観たかのような映画レビュー
2011年4月8日

トゥルー・グリット
正直、西部劇は苦手。だけどこの作品は素直に感情移入できた。なんせコーエン兄弟は「死」というものをリアリティたっぷり..そして日常で..簡単に..人が死ぬ、というシチュエーションを表現するのが好きだ。なんといっても14歳マティは怪演でよかった。拳銃の打ち合いとか馬に乗っての打ち合いとか…そういうの久しぶりに見た気がする。「かっこいい!」とは思いませんが、21世紀だからこそ新鮮?な感じで観ました(笑) 個人的には後日談の部分が「要らんのとちゃう?」って思いました。でもそれもコーエン兄弟らしい…。
SUPER BLOG.JP
2011年4月6日

トゥルー・グリット
見応えあって面白かった。あまり西部劇を好まない自分が最後まで飽きずにストーリーに引き込まれてしまいました。ストーリー自体、14歳の娘が保安官を雇って、殺された父の仇を討つというものながらも、道中のマティとコグバーンらの会話のやり取りなどが面白くて楽しめた。ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンの演技が見応えありましたが、マティ役のヘイリー・スタインフェルドの体当たりの演技が素晴らしかった。タフで信念のあるマティをしっかり魅せてたと思う。個人的にはラストの25年後のシーンはなくても良かったかなぁと。
だらだら無気力ブログ
2011年4月5日

映画「トゥルー・グリット 」ハッピーエンドは期待しない
★★★★ ストーリー自体は分かっていた通りで、復讐を果たすその一点だけれど、すごく変わった味わいの映画。登場人物は定型的な様子を見せながら、でも見た目とは違う人間の本質がどこかでチラッとチラッと見え隠れする。復讐劇を中心としたガンファイトや荒野を馬で駆けるシーンを期待するが、この映画は登場人物の表情やわずかな会話をつないで、その語らない画面で何かを伝えてくれた。観終わってからも不思議な感覚は残った。でもこれが監督の力というものなのだろう。ただしラストはなんともじれったいというか…これもコーエン兄弟なんだろうな。
soramove
2011年4月3日

トゥルー・グリット
★★★★ なかなか良い出来栄えの映画。保安官はアカデミー賞主演男優賞のジェフ・ブリッジス、テキサス・レンジャーは[ヒア アフター]のマット・デイモン。彼らと行動を共にする少女を演じるヘイリー・スタインフェルドは映画初出演ながら、べテランに引けを取らない演技力を見せます。マア西部劇のお定まりとはいえ、なかなか緊迫感のあるいいシーンを見ることが出来、総じて面白い作品といえます。
映画的・絵画的・音楽的
2011年4月2日

トゥルー・グリット
父の仇討ちといってもまだ14歳の女の子、無謀っちゃ無謀ですな。でも亡き父親のため、家族のためにもやらねばならぬという勇気は素晴らしい。マティ役の女の子の声が意外に低音なので大人っぽかったな。おっちゃん俳優たち相手に堂々とした演技は良かったかも。マット・デイモンはずっと彼に似てる人だと思ってた(笑) …今回アイタターな役どころですな。ジェフ・ブリッジスは後半はカッコ良かったっす。この二人の男が勇気ある少女のために頑張っちゃうところは良かったけれども、やはり私には西部劇は合わなかったー(泣)
映画鑑賞☆日記・・・
2011年3月31日

トゥルー・グリット
うん、期待は裏切られなかった。奇を衒うこともなく着々とプロットが説得力持って積み上げられていって、予定調和的な感もあるがけっして退屈することなく、そして端々に散りばめられたブラックユーモアであったり、かなりどぎつい描写であったりがいいエッセンスとなっていて、しかし全体的なトーンは現実味がない、指輪物語とか不思議な国のアリス的なファンタジックな世界感。なんとも不思議な西部劇、さすがただでは済まさんコーエンBro. 一味もふた味も違う。ヘイリー・スタインフェルドが素晴らしい演技で存在感を示していた。
労組書記長社労士のブログ
2011年3月29日

トゥルー・グリット
ブリッジス、デイモン、ブローリンというアカデミー俳優たちを向こうにまわし、一際異彩を放っていたのはヘイリー・スタインフェルド。弱冠14歳の新人女優が、この見事にこの汗臭い誇りっぽい男映画をひっぱりぬいたとあっては、瞠目せざるを得ませんぞ。コーエン兄弟の映画は、明確な笑いには繋がらないのにどうにもおかしい微妙なユーモアが、基調低音のように流れているのだけれど、その空気感を担っていたのがブリッジスとデイモン。クライマックスの対決シーンではなんとも楽しい演出☆ 保安官、カッコイイ!こういう定番演出はやはり燃えるのです(笑)
キノ2
2011年3月25日

【トゥルー・グリット】
意外にサラッとした軽快な展開のお話。面白かったです!最初はちょっとだけマティが好きじゃなかった私。自分の頭の良さに自信を持っていて大人相手にも堂々と交渉する、なんか可愛げないなーって思っていたのですが…段々可愛くみえてきた。これは助かるでしょうー。という展開が軽々と予想されちゃうからあまりピンチでもドキドキハラハラすることがなかったのがちょっと残念。マティを必死で助けようと駆け抜けるコグバーンは素敵だったなぁー(馬がとても気の毒でしたが)。抱き上げて走る時、ここが一番ドキドキしたかも!本気で心配した。
日々のつぶやき
2011年3月25日

『トゥルー・グリット』
幼稚な張り合いをする大人たちの間にいながらも、ルースターやラビーフを気遣い、川でチェイニーを見つけたら銃をぶっ放し、お尋ね者ネッドを前にしても怖気づかないマティこそが本来アメリカが目指している姿であり、本物の勇者を生み出す社会でもあるんでしょう。ラビーフと、ネッドとの対決に挑むルースターによる西部劇的銃撃戦は、夢を叶えるために頑張っている少女を助けるための戦いなんですよね。だからこそこの正義の戦いは凄く見応えがあって面白い! 14歳の少女が辿り着いたビターテイストなハッピーエンド。これはコーエン兄弟ならではのセンスだと思いましたよ。
こねたみっくす
2011年3月23日

映画「トゥルー・グリット」感想
良くも悪くもアメリカ西部劇を忠実に再現した1960年代臭漂う古風な作品、というイメージがありますね。CGを駆使したド派手な演出を見慣れた観客としての視点から見るとかなり地味な印象を受けます。まあ、そういう雰囲気を演出するのが製作者の意図でもあったのでしょうけど。この作品の真骨頂は、どちらかと言えば主演3人が繰り広げる人間ドラマ的なものでしょうね。古き良きアメリカ西部劇作品が好きな方には100%オススメですが、派手なアクションシーンが好みという人にとっては少々微妙な作品かもしれません。
タナウツネット雑記ブログ
2011年3月23日

トゥルー・グリット
真っ直ぐな作品でした。少女マティの心も、彼女を助けようとするルースターも、そして自分の力を信じるラビーフも、彼女に引きずられるように真っ直ぐに進んでいきます。特に大人たちが揺らいでいる中でも、敵討ちという目的を見失わなかったマティの強さには、大人未満という少女ならではの心の強さを感じました。彼女のストレートなパワーには観ている方もすっかり引き込まれてしまいました^^ けど、3人それぞれに傷を負いました。それでも、マティはきっと後悔せずに彼女の人生を真っ直ぐに歩んで行ったのだろうなと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年3月22日

「トゥルー・グリット」
★★★★ ラストの後日譚、ここは実は原作通りであり、これは"原作に忠実な映画化"である。これを描く事によって、本作のテーマをくっきりと印象付けている。カッコいい西部劇であったウェイン主演の前作とは明らかに異なる、人間の運命、憎悪の連鎖の空しさ、といった、9.11以降のアメリカの空気をも敏感に反映していると言えよう。今世紀にコーエン兄弟があえてリメイクにチャレンジした意味も十分納得出来る。爽快な正統西部劇として楽しむも良し、コーエン兄弟映画の新たな展開として見るも良し、本年を代表する見事な秀作としてお奨めしたい。
お楽しみはココからだ
2011年3月21日

トゥルー・グリット
本作はジョン・ウェイン版のリメイクではなく、原作の同名小説の再映画化となっている。監督その他は、コーエン兄弟だ。主演のジェフ・ブリッジスの存在感が抜群で、父の仇を取る14歳の少女を演じたヘイリー・スタインフェルドも頑張っている。大の大人を相手に馬の取引の交渉をしたり、ベテラン保安官に仕事を依頼してしまう少女マティ・ロスが当時の西部では存在したかもしれない描き方がいい。後日談がマティという女性のトゥルー・グリットだ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年3月20日

トゥルー・グリット・・・・・評価額1800円
★★★★★ 弱肉強食の西部で、それはおそらく当時の規範からすれば、正しいとされていた行為たったはず。しかし、結果的にそれがもたらしたものは一体何か。クライマックスからラストにかけても、構成要素としてはオリジナルとそれほど変わらない。コーエン兄弟は、それらの演出的な解釈を変える事で、作品に現代的な視点と新たなテーマを与える事に成功している。オリジナルと大きく異なるのが、物語の後日談が描かれる事。この部分はリメイク版のテーマを決定付けていたと思う。怒涛のクライマックスは正に映画、些細な欠点を全て吹き飛ばすくらいの圧倒的な力があった。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年3月20日

『トゥルー・グリット』・・・瞬く数多の遠い世界よ
これは面白かった。とにかくシンプルなストーリーにあって、この3人の互いに牽制し合うような駆け引きや、徐々に信頼関係が構築されていく過程の細かい心理描写がいい。何より印象的だったのは怪我をしたマティを連れたコグバーンが、馬を駆り満天の星空の下を疾走するシーン。続くシーンでは時が経ち成長したマティがコグバーンを訪ねて来る場面となるのだが、このシーンに流れる賛美歌のメロディは日本人なら誰もが知っている「星の世界」。原詞に星を思わせる内容はおそらくないだろうから、この仕組まれたかのような、しかし偶然であろうこの合致にぐっと来るものがあった。
SOARのパストラーレ♪
2011年3月20日

トゥルー・グリット ジャンルで語りたくない「魅力」に溢れた一作。
だいたいの西部劇はその設定に頼りきったところから描いているような気がする。が、このコーエン兄弟の今作は、その時代の「人間」の営みから描かれ、それぞれにリアリティがある。よくあるノスタルジックな感じはゼロ。なのでリメイクと言われても「全然違うよね」としか思えない。2年連続でアカデミーにノミニーされたジェフ・ブリッジスは納得の出来。同様にマティ・ロスも、ブリッジズと堂々の立ち回りでそのノミニーが納得できた。今の状況では、映画なんてとても…という気持ちもある中、前を向く気持ちにさせてくれる数少ない一作。
日々 是 変化ナリ
2011年3月19日

劇場鑑賞「トゥルー・グリット」
心の中に熱くこみ上げるものがありました!全体を通して、ちょっとした台詞とかがお洒落になっているので、一層この作品を面白くしていると思う。マティを演じたヘイリーの演技が素晴らしく、とても印象的でした。マティの敵討ちの行方は是非とも劇場で…。しかし圧巻は銃撃戦ではなく…。もう一気にグッと心を掴まれて、感動してしまった。静かな余韻を残すラスト。ありきたりのハッピーエンドではないのが良い!美しい映像とドラマチックな物語が観る者を惹き付ける!正統派時代劇エンターテインメント。何かを感じると思います。
日々“是”精進!
2011年3月18日

『トゥルー・グリット』(2010)/アメリカ
★★★ マティ・ロスが雇う協力者として、コグバーンとラブーフが現れるんだけど、ほぼ最初にイメージするキャラクターがそのまま進んだという印象でした。彼らの役割は基本的に「正義」であり、そこからブレることはありません。それが予測できてしまうのが、ちょっともったいなかったような気もするんですよね。コーエン兄弟作品は、作風っていうのが今一つわからないんですけど、本作は意外と平坦に感じてしまいました。復讐劇としては痛快ですし、当時の状況の厳しさというものも十分伝わっては来るんですけどね。
NiceOne!!
2011年3月17日

【映画】トゥルー・グリット
14歳の少女・マティを演じたのは映画初出演のヘイリー・スタインフェルド。女性が殆ど(マティ以外)出てこなく、色気はあまりありませんw それでも西部の空気とか周りの自然とかが優しく包んでくれるような感じがして、雰囲気は良い。終盤のコグバーンが馬に乗りながら銃をぶっ放すシーンとか、「おいおい〜」って思いながら見入ってしまいます。実は冒頭あたりちょっと眠くなってしまったんですが、中盤から後半にかけては役者たちの演技と、独特の見せ方に魅了されてしまいました。ラストはちょっぴり、切ないです。その余韻もまたいいのかな。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年3月11日

トゥルー・グリット
★★★ 観るべきはジェフ・ブリッジスと14歳でオスカーノミネートされたヘイリー・スタインフェルドでしょう。ジョシュはそれほどフィーチャーされていません。まあその存在感はさすがでしたけど。彼が登場してからはラストまで一気呵成。なるほど「おお!」と思わせる展開こそ待ってはいるものの、いかんせんレールの上を滑るように進んでいってしまうため、その快感に浸る間もないほどです。ダッシュで過ぎ去った部分は25年後のマティを見せて、ナレーションでの解説で補完していますがそれはどうなのか。観ている方には違和感しか残らないと思うのですが…。
LOVE Cinemas 調布
2011年3月11日

トゥルー・グリット/ TRUE GRIT
★★★ ジョン・ウェイン主演の西部劇[勇気ある追跡]のリメイク。だらだら道中、ハマれなかった。男性や西部劇(ではないけど)好きな人の方が楽しめるんじゃないかな。雑誌の評論などでも☆の数多めで評判いいけど…。思ってたのとは違ったのでちょっと期待ハズレ。114分が長く感じた。あんまり語りたいこともないな(笑) あ、一応言葉補っておくと、少女が大人になって、"こういう人と出会ってわたしはいい経験をしたのだ" という回顧録的なラストが響く人には響くのでしょうな〜。
我想一個人映画美的女人blog
2011年3月7日

お下げの荒野 「トゥルー・グリット」
コーエン兄弟はリメイクとは考えていないそうだ。内容は復讐劇なのだが、父の仇を追って荒野をめざした14才の少女と彼女が雇った荒くれ者。その交流のなかで少女は何かを学び、成長するといった後味のいい復讐劇。誇張のない淡々とした演出で、音楽も"それ風"にもかかわらずファッションで引用しているようなところはまるでなく、大まじめに時代超越の企画に取り組んでいる。冷静に見ればそれほど良くできている作品でもない。そのくせ、何ともいい映画を見ている気にさせられるコーエン・マジック。自分的には、お下げと、やっぱりスコアかな…。
シネマ走り書き
2011年2月17日

映画* トゥルー・グリット
ジョン・ウェイン主演の映画のリメイク。コーエン兄弟の手によるものだけあって、西部劇と言っても正統派ではありません。いわゆる、馬に乗って銃撃戦をしたりする見所もありますが、映画の肝は三人の珍道中。三人が道中出会う人々も、どこか奇妙な人々が多いので笑ってしまいます。これだけ演技達者の俳優さん達の中でマティを演じた新人のヘイリー・スタインヘルド嬢、見事に存在感を放っているとの絶賛レビューを幾つか目にしていましたが、納得です。しかし、この映画で一番驚いた配役はバリー・ペッパー。男前の彼が…!!これは観てのお楽しみ。
有閑マダムは何を観ているのか?
2011年1月19日


1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: