告発のとき:作品を観た感想(31)

『告発のとき』を観たぞ〜!
謎解きの面白さはあまり感じられないストーリー展開でした。しかしここからがこの作品の本領発揮とばかりに、マイクの残忍な殺され方、マイクがイラクで行っていた残忍な行為等、人間が人間を殺すことが当たり前の極限の状況におかれた者たちの変貌が信じられないような真実として淡々と語られる兵士たちの供述、戦場に子供を送り出す親たちの思いなど、様々な立場の登場人物、人間の本質に深く切り込んでいくストーリー展開が見事で目が離せませんでした。
おきらく楽天 映画生活
2009年7月29日

告発のとき
★★★★ いろんな部分からアメリカの苦悩とか迷いが伝わってきた…戦争に疑問を持ちながらも、その疑問に答えられない…そんな人がアメリカには一杯いるのかなぁ??と思った。トミー・リー・ジョーンズの追跡者ぶりは言うまでもなく、わずかな登場シーンながらスーザン・サランドンの涙もスゴイ印象に残る☆女性刑事役を演じたシャーリーズ・セロンの抑えた演技も良かったし、自分の無力感に涙するシーンとか切なかった…この映画は深みを持ってるし、お気に入りの俳優も出てる。もう1回観たい!!
Addict allcinema 映画レビュー
2009年7月17日

告発のとき
父親は自分のカンと自分の足で集める証拠で、真実に近づいて行く。それをサポートするのが女性警官(シャーリーズ・セロン) 彼女の息子にトミー・リー・ジョーンズが話してあげるダビデ王の話があるんだけど、それが印象深い。父親と息子の関係もさらりと説明され、親子の関係を理解させてくれる。真実はある意味衝撃だったな…。トミー・リー・ジョーンズってやっぱり素敵だと思うのだった。
ぷち てんてん
2009年6月14日

◇DVD・告発のとき
極限状態に陥った若者たちが壊れていくことは誰にも止めれず、軍の中身は何も変化のないまま終わってしまった。加害者の若者が、違う日なら被害者が自分になってたかもしれない。とつぶやいた言葉が重く…イラク戦争から帰還した人たちの精神状態は、まさに想像をはるかに超えるものだと思い知らされた。戦場と平和な国とのギャップに順応するって並大抵なことではないのですね、戦争は色んなのもを失う怖いものです。
映画大好き☆
2009年5月20日

告発のとき
★★★★ 実直で型物で、頑固な親父のようはハンク。息子が死に悲しみでいっぱいなのに、感情を表に出さない。人前で泣くことは恥ずかしいと思っているから。弱音を吐くことも許さない。自分にも息子にも。ハンクはずっと自分を責め続けているのだ。息子からの電話、SOS信号をくみ取ってあげることができなかったから。イラクに行ったせいで、マイクもマイクの友人たちも変わってしまった。ごく普通の判断ができなくなった。
ベルの映画レビューの部屋
2009年4月7日

告発のとき
行方不明の息子を追うミステリーかと思いきややはりそれだけでは終わらず。テーマも重かった。息子の死の理由を追ううちに知りたくないことも知ってしまう。戦争はなんと残酷なんでしょう。軍警察にいて内情を知っていたから独自で調査をするというのもなんとも。。。力のある者のせいで弱い者が犠牲になる。いつの世も変わらないのだろうか?いつかは変わるのだろうか?
映画、言いたい放題!
2009年3月31日

告発のとき
トミー・リーですけど、彼の戸惑いや苛立ちや悲しみの対象がほかならぬ自分の息子であるがために、彼のそうした感情が一層キリキリと鋭く感じられ、観ている方も切ないです。[ディア・ハンター]でも強く感じたこと、ベトナムに行った何万もの兵士は行ったことによってみな不幸になった。戦場がイラクでも、それは同じことなのです。原題「IN THE VALLEY OF ELAH」は、とても大事なメッセージが込められたタイトルです。
キノ2
2009年3月12日

映画『告発のとき』を観て
父親ハンクを演じるトミー・リー・ジョーンズの静の演技がすばらしい。ハンクの妻を演じるスーザン・サランドン、女刑事を演じるシャーリーズ・セロンといい演技派俳優陣が揃っている。最近のアメリカ映画は9・11やイラク戦争に関するストーリーが多いが、この映画は直接それらを扱っているわけではない。イラクから帰還した兵士の物語であり間接的に扱っている点が多少違うが、やはりイラク戦争が帰還兵達に暗い影を落としている点はよく描いていた。
KINTYRE’SDIARY
2009年2月5日

告発のとき
昔かたぎの古い男ハンクが、父のいない少年に聞かせる英雄の伝説。このシーンに男が息子に望む姿、母親が子に望むものが象徴的に描かれている。遠い戦地から、震えながらの息子のSOSを逃してしまった父親の息子探しの旅。それは、まだ子供のSOSに気づいていない無数の帰還兵の親たちへのメッセージ。答えを持たないまま戦争を始めたアメリカのSOS..なのかも知れない。そして、世界はとても近くなっているこの時代の多くの人に送られてくるSOSなのだという気がした、心に残る作品でした。
to Heart
2009年1月17日

告発のとき
★★★★ 表向きのテーマはイラク戦争に従軍した兵士の現実ですが、実は親子の愛情ドラマでもあります。それにしても、トミー・リー・ジョーンズの重厚な演技力は素晴らしい! "寡黙にして雄弁"な彼の演技は、息子を失った悲しみをもつ父親と、一方で国のために戦う軍人というある意味相反する複雑な二面性を見事に演じきっていました。イラク戦争のドキュメントとともに、本作は観ておいたほうが良い作品。
LOVE Cinemas 調布
2009年1月14日

告発のとき
中盤付近で登場する。ごくありきたりのシーンが、ラストになって大変な意味を持っていることがわかる。この場面とセリフは重要な伏線であったのだ。このラストシーンで、この映画の作家ポール・ハギスの言いたいことがよく判る。同時にそれは観客自身の問題としても伝わってくる。さて、これが国際ルールであったとして、これを日本に当てはめれば、これは誰も助けてはくれないことになる…。
映画と出会う・世界が変わる
2008年10月3日

【映画】告発のとき
「告発のとき」という、なんとなくカッコイイ邦題をつけてみ感じだろうが、告発もしなければ「とき」も感じなかったのが残念。物語のつくりは、真相に行き着くヒントだけ先に出して最後に集約させるつくりだったが、最初に与えられたヒントの段階でこういう物語かなっと殆ど読めてしまった。その為このまま終わるはずない、その先があるに違いないと思って期待していたのだが、結局そこで終わってしまったことにビックリした。
新!やさぐれ日記
2008年9月16日

告発のとき
タイトルから、米軍のイラクで行った何らかの残虐行為を暴いたりするのかなって思ってました。軍って、あの程度の事件でも隠蔽しようとするんですかね。別に隠蔽することでもないと思うんですが。それともそうなった原因がイラクで受けたPTSDに起因してるから隠蔽しようとしたんでしょうか。ま、深くて考えさせられる映画でした。
だらだら無気力ブログ
2008年8月30日

【2008-158】告発のとき
単に戦争批判をしているわけではなくラストの映像が語るように、アメリカ自身が抱えている闇を皮肉り、この国は危険であるという警鐘を鳴らしている映画だ。観終えて心が痛くなります・・・父親役のトミー・リー・ジョーンズのいぶし銀な演技がひかりますね。
ダディャーナザン!ナズェミデルン...
2008年7月18日

「告発のとき」真実が無意味な深い哀しみを見る
一貫して真実を知りたいという主人公の気持ちはブレず、それが自分の息子の悪い面を見ることになろうと手加減せず真相に迫る様子は見ごたえがある。争いなんかしたくない、まして目の前の人を自分の手で殺すような事があってはならないと思いながらも、世界の何処かではテロや同じ民族同士の殺し合いや、独裁的な政治が現実に起こっていることも知っている。戦争は何を生み出すのか、この映画は一つの答えを提示する、それはあまりに惨たらしく希望のかけらさえ感じることが出来ない。
soramove
2008年7月11日

告発のとき 2008-38
★★★★戦争の狂気を、淡々と見せてくれる映画です。ハンクが息子の死の真相に迫るにつれ、戦争というモノが引き起こす狂気が明らかになってくる・・・マイクがドクって言われる理由が解った時、あの写真の意味が解った時、ハンクはどんな気持ちだったんだろうか・・・
観たよ〜ん〜
2008年7月9日

【告発のとき】
マイクの心が破壊されていく過程が解るだけにやるせない。スピード感あるし全く飽きさせない。面白くないわけじゃないけれど、楽しくはない。軍人として最前線に行くということ、若者の苦悩が伝わってくる辛い部分が重かった〜。でも、見る価値のある映画です!
日々のつぶやき
2008年7月8日

告発のとき
「父親」として、息子と、息子を取り巻く環境の実態を目の当たりにしていく様子は、胸苦しい、、ハンクの顔に深く刻まれたシワを見ているだけでも、気持ちが深く沈むほどにシリアスな映画でした。物語のクライマックスに、戦争での悲惨な体験が語られ、帰還兵の「心の闇」が、浮き彫りにされてゆくのですね。「PTSD」がより強調され、反戦映画として、または、過酷な現実を世間に知らしめる意味でも、メッセージ的要素の濃い作品なのだと感じました。
サムソン・H・トマトマスバーガー
2008年7月6日

 『告発のとき』
★★★トミー・リー・ジョーンズという俳優は職業だと割り切って仕事をこなしているようにも見えるが、映画というものについては何か強い想いがありそうな気配もある。ポール・ハギスが優秀な脚本家だということは、すでに数多くの作品で証明されているが、映画監督としては、どうなのか、という点については少し疑問があった。この『告発のとき』にも深い感銘を受けたが、果たして1年後にも記憶に残る映画になるかどうかは、まだ判断ができない、と思った。
映画の感想文日記
2008年7月5日

『告発のとき』
凄惨な事件を扱っていながら、観終わった時にふと温かさを感じるような、不思議な温感がある。監督の人間を見つめる目の温かさからきているような気がしました。人間という物がどんなに恐ろしくても、全てをくるんでその存在を肯定しているような。時に信じられない事をしでかしてしまうからこそ、人間から目が離せなくて、理解する為にと、同じ視点で考えることからスタートしてみる。必要以上のものを見せず淡々としているので、余計に深くこの問題の本質と向き合わさせられます。
試写会帰りに
2008年7月4日

『告発のとき』
真実を突き詰めようとすればするほど、息子の知らない面がどんどんとあぶりだされていき、自分が思い描いているような軍のあるべき姿というものが現在では絵空事かもしれない、そんな事実を受け止めていく主人公のやり場のない悲しみが画面から伝わってくるような感じがします。物語としてそんなに派手なものはないですが。アメリカという国に対して監督がつきつけた「危険信号」なんでしょうかね。
cinema!cinema!ミーハー映画・DVD
2008年7月3日

告発のとき
この映画では、戦地の子供、捕虜の悲劇、戦地に出向いた兵士の狂気、兵士の家族の悲痛な思いと、様々な観点から映し出される悲しみに、戦争の恐ろしさと愚かさを改めて考えさせられる。泣く映画ではないけれど、重たい映画が好きな人にオススメ。時間が経つに連れてボディブローのように効いてくる、ポール・ハギス監督の作品はこれからも注目したい。
映画君の毎日
2008年7月2日

告発のとき
予想とは全く異なり、本作はイラク戦争から帰還した兵である息子の殺害の真相を、トミー・リー・ジョーンズ演じる父親とシャーリーズ・セロン演じる地元警察のサンダースが探っていくというストーリーを本筋とし、ポール・ハギスお得意の多くの伏線を張り巡らし、終盤にかけて全てをリンクさせることで、それらを通してアメリカの直面しているイラク戦争を経ての影響をまざまざと描いている作品だった。
Memoirs_of_dai
2008年6月30日

告発のとき  
実際にイラクに派遣された息子が出したSOSを、昔の戦争と全く違う事に気が付いていない父親は「頑張れ」としか言葉をかける事しかしない。同じ戦地で戦った者同士の絆は固いと信じる父親には、今でも連絡を取り合える仲間がいる。これは昔と現在の"絆"と"戦い"の違いを明らかにする上で重要なシーンでもある。人間としての良心をギリギリのところで留まる事さえ許されない戦争という行為は、精神を崩壊させてしまうという事を静かに描いている。
レンタルだけど映画好き
2008年6月30日

2008-48『告発のとき』を鑑賞しました。
本作は、息子を失った父親が真実を探っていくというミステリー仕立てだが、他のハギス作品同様に派手さを廃した重厚な人間ドラマになっている。物語がラストに近づいた時、我々はこの物語が単なる謎解きではなく、重々しいテーマを含んだものであることを知るのだ。そしてそれは主人公ハンクの、今までの価値観をくつがえす結末であることも。父親ハンクを演じるトミー・リー・ジョーンズの演技がすばらしい。
はっしぃの映画三昧!
2008年6月29日

告発のとき
 軍人であったこと、そして息子2人が父と同じ道を歩んだことを誇りに感じていたであろう父の苦悩という個人レベルの問題が、アメリカそのものが抱える国家レベルの問題へとリンクしていくところなどは、サスガ!そして、国への追求をするということは、元を正せばアメリカという国を作り上げたアメリカ国民であるという個人レベルの問題に再びフィードバックさせるあたり、本当見事だと思いました。
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2008年6月29日

『告発のとき』
愛国心の元その国を良くしようと、純粋にそう思ってその地に赴いた若者は多くの地獄を目の当たりにし、そして日々自らの命も危険にさらされながら、いつしか彼らは悪魔になっていく。だから、戦争なんて絶対にやってはいけない。主演のトミー・リー・ジョーンズ。オスカーにノミネートされた彼の演技、素晴らしかった。抑えめの演技で哀愁たっぷりの父親を渋〜く演じてくれています。
Sweet*Days**
2008年6月28日

告発のとき
犯人が誰か?というサスペンスではなく、あくまでサスペンス“タッチ”というのを頭に入れて観ないと、ちょっと違った方向に観てしまうかも。犯人の供述がかなり怖かった。戦場を目の当たりにすることは、人間をこうも変えてしまうのかと…個人的には、ポール・ハギスって悲しみの演出が上手いなーと思います。観終わった後も、色々と考えてしまう映画です。
映画三昧、活字中毒
2008年6月27日

「 告発のとき / IN THE VALLEY OF ELAH (2008) 」
一見ミステリー風なのですが、あくまでも描くのはイラク戦争から帰還した兵士を息子個人とその家族として、その背景にあるであろう帰還兵のPTSD問題というアメリカの闇を、厳選された台詞の中から想像させる形をとることによって伝えようとする、なかなか深い内容になっています。地味ではありますが、その流れの中で、人が人を殺しその人間性へも影響を及ぼしてしまう戦争というものがもたらす後遺症、家族の思いなどいろいろのものがそこから見えて来る素晴らしい作品でした。
MoonDreamWorks☆Fc2
2008年6月25日

告発のとき
物語は悲惨な結末をむかえる。いろいろなことを考えさせられる複雑な終わり方。イラク戦争への単純な抗議ならわかりやすいのだが。まあ、それも少しはあるんだろうけど。最近の出来事に題材をとり、深みのあるドラマを作り出したポール・ハギスはやはり流石というほかはない。アカデミー主演男優賞の受賞は逃したものの、トミー・リー・ジョーンズの演技も特筆もの。
あーうぃ だにぇっと
2008年6月25日

告発のとき
真実を告白する犯人達の口から語られる戦場での真実の数々、、理由はどうあれ、戦争とは殺人行為、、当然誰もが正常ではいられません、、その為に麻薬に手を出し、更に常軌を逸して行きます。 始めは泣き言を言っていたマイクが、やがて残虐行為を行っていた様に、、息子を殺されたにも関わらず、その不条理な世界に、元軍人として怒りを押さえ込むハンク、、、ラストの星条旗のエピソードに監督のメッセージが込められています。
アートの片隅で
2008年6月23日


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