はじまりのみち:作品を観た感想(10)

『はじまりのみち』
これはよかった! 映画好きの、映画好きによる、映画好きのための作品。1時間半飽きることなく見てしまう。そして、大画面で見てよかったと思える作品だった。キャストは全員良かったと思う! 母親はなの田中裕子は、ほぼ顔だけの演技で思いを伝えたのが素晴らしい。木下惠介監督映画好きな方、日本映画好きな方、古き良き日本が見たい方オススメ! 加瀬亮好きな方是非!エンドロールにおまけ映像あり!
・*・ etoile ・*・
2014年1月11日

『はじまりのみち』 オールタイム・ベストワンは?
『はじまりのみち』は劇映画であるとともに、木下作品のガイドにもなっており、後半では木下作品が次々に紹介される。本作で取り上げられるのは木下作品49作のうちの15作だが、それだけでも木下監督がいかに多様な作品を世に送り出したかがうかがい知れる。親子の愛、戦争の辛さ、市井の人々の優しさ、たくましさ。木下惠介監督が作品を通して繰り返し描いてきたこれらを象徴するエピソードにスポットを当て、各要素を過不足なく盛り込んだ構成もまた、称賛されるべきだろう。木下惠介ファンは本作を観て木下作品の素晴らしさを改めて実感するだろうし、木下作品を知らない人は目の前に素晴らしい作品群があることに気づくはずだ。
映画のブログ
2013年6月20日

「はじまりのみち」:本物の映画
名匠木下恵介の若き日のエピソードを描く小さな秀作。想像以上に面白く、良く出来ていました。脚本が素晴らしく、それ以上に演出が古典的な映画のありようを堂々と示していてあっぱれ。構図が、カットの長さやつながりが、そこでの芝居が、実に「映画」らしいんです。田中裕子がもう助演女優賞総ナメを予感させる素晴らしさ。加瀬の兄を演じるユースケ・サンタマリアも、いつもとは違って抑制の効いた演技でいい味。何か所も落涙しました。終盤はかなり釣瓶打ちで泣かせます。
大江戸時夫の東京温度
2013年6月17日

映画「はじまりのみち」そんな時代もあった
★★★★ 映画の中でのセリフの「なまり」は分かる部分も多くて、それだけで当時の人々の生活が急にぐっと身近に感じた。「息子に立派に死んで来いと願う母親はいない」この言葉は他の状況で聞いたら、ピンとこないセリフだけれど、この映画では胸にズシンと響いた。
soramove
2013年6月12日

「はじまりのみち」
★★★★★ 素晴らしい作品に仕上がっていた。何度も泣いた。これは本年屈指の傑作である。小さなエピソードの積み重ねや、母と子の心の交流、惠介が失意から立ち上がるまでの心の動き、等を丁寧に、繊細に描き、深い感動を呼び起こす事に成功している。出色なのは、濱田岳扮する“便利屋”の存在である。こういう脇の狂言回し的キャラクターが絶妙のスパイスとなって、物語が生き生きとして来る秀作は多いが、本作もその例に洩れない。ラスト間際の母とのエピソードがまたいい。本編の中にも、明らかに後の代表的な木下監督作品を思わせるシーンがいくつか、さりげなく登場しているのも木下監督ファンには嬉しいおマケである。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2013年6月6日

はじまりのみち〜母を想う詩
★★★ 濱田岳には、全て「まあいいか」と許せてしまう時代を超越したムードがある。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年6月5日

はじまりのみち・・・・・評価額1750円
★★★★★ 物語は、実家から疎開先まで二日間かけて旅をするというシンプルな物だが、その行程には木下作品にインスパイアされ、原恵一によって生み出された幾つものゾクゾクする映画的瞬間が散りばめられている。本作の上映時間はわずか96分だが、そのうちほぼ20分間を木下作品の引用が占めるという、特異な構造となっている。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2013年6月4日

はじまりのみち
感想を一言で言うとしたら、「真っ当な、真っ当な日本映画」である。木下恵介を演じているのが加瀬亮。昭和の風景に無理なく溶け込みつつ、でもちょっと垢抜けた都会の雰囲気で違う何かを感じさせる佇まいで、挫折と苦悩と、母への強い愛情を的確に見せてくれる。あまりに巧くて、改めてそれを再認識したのが、「便利屋」の濱田岳。この人がこの作品で占める位置は凄いものがあるし、今、この役を演じられるのは、彼しかいないんじゃないだろうか。
悠雅的生活
2013年6月3日

憲法第9条の意味を考えたい。『はじまりのみち』
★★★★ この作品には木下恵介監督の映画監督として生きる決心が描かれています。劇中の様々なエピソードからは、戦時中の一般市民の様子がヒシヒシと伝わってきました。憲法第9条の改正を考える時、この映画を通してでも憲法第9条の意味を考えたいと私は思ってしまうのです。
水曜日のシネマ日記
2013年6月2日

はじまりのみち
終戦前の厳しい時代の中で、真剣に自分の映画と向き合ってきた木下監督の静かで強い意志を感じるような作品でした。映画への熱い想いが伝わってくるような作品でした〜正吉が母の気持ちを知る手紙のシーンには泣かされました。後半に登場する名作の数々名シーンも楽しかったです。観終った時、日本映画がますます好きになるような1本です。
とりあえず、コメントです
2013年5月25日


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