FLOWERS フラワーズ:作品を観た感想(20)

『FLOWERS フラワーズ』をパルコ調布キネマで観て、
★★★ 変だ。変だぞ。変映画だ、この映画。まあ、全体構成がおかしいってだけで、個別のエピソードが全滅ではない。脚本にもう一捻り加えて、ただのオムニバスにすれば良かったのに。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2021年4月20日

「FLOWERS フラワーズ」
★★★★ 本作は6名の女性の生き方を描く。映像も、時代に合った雰囲気にしている。オリビア・ニュートン・ジョン「そよ風の誘惑」が流れたとき、映画の映像と年代的に合ってるのかなと考えてしまったが、映画にふさわしいかどうかよりも、なつかしいな、いい歌だよね、との思いのほうが強かった。
或る日の出来事
2021年4月17日

「FLOWERS -フラワーズ-」 普通の女性たち、それでも彼女たちは輝いている
時代とともに変わってきた女性の生き方を、ある一家の各年代の女性を通じて描くというのはうまくいっていたと思います。女性が子を産み、育てるということ。たぶんそれはとても重く、でもそれゆえに自分がいる意味というのを見いださせてくれるのかもしれません。だからこそ、いつの時代は女性は強く、そして美しく輝くのかもしれません。この物語に登場する女性たちは誰も特別な人はいません。その時代その時代の普通の女性の代表的なイメージが彼女たちなのでしょう。普通の女性たち、それでも彼女たちは輝いて見えるのです。
はらやんの映画徒然草
2011年5月4日

FLOWERS フラワーズ
★★★★ キャスティングを見るだけでも豪華でしたが、セットもとても手が込んでおり、丁寧に作られた作品でした。6人の出演者の演技は言うまでもなく良かったです。一人一人のエピソード自体は、出演者が抱える問題としては、特にインパクトがあるわけではありませんが、女性が見ると、6人の出演者の誰かしらに共感できるのではないでしょうか。女性の視点から見た映画ではありますが、男の僕でも楽しめる作品でした。母娘一緒に見に行くと娘さんの方は、親のありがたみが分かるかもしれませんね。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2011年4月17日

『FLOWERS』@渋東シネタワー
★★★ 時代を生きる6人の女性たちの生き方、ドラマは短い時間の中でも丁寧に描かれていてよかったと思います。それぞれの時代、皆、迷い、悩み、苦しみがある。でもそれと同じだけ、いや、それ以上の幸せがある。人を愛する幸せ、生きていることの喜び、命を繋いでいくことの大切さ。自分らしく生きるとは…。彼女達は皆、悩みながらも「自分らしく」生きていた。一番うるっときてしまったのは慧の手紙。慧が一番幸せだったようにも思いました。三世代の物語の原点は「人を愛すること」だったようにも思います。蒼井優の白無垢は似合ってて可愛かったです。
映画な日々。読書な日々。
2010年7月7日

Flowers
★★★ 家族的につながった女性たちがさまざまの花を伴って美しく描き出されます。こうした映画に"深み"とか"深刻さ"を求めても、お門違いでしょう。時代の流れと自然の風景をバックに、花と一緒に並べられた6人の女優が、それぞれどのように美ししく描き出されているか、それを堪能すれば十分ではないかと思います。女優の容姿を楽しむ映画としては、まずまずの出来栄え。
映画的・絵画的・音楽的
2010年7月7日

FLOWERS フラワーズ
★★★ 見事に時代を彷彿とさせる映像が観られました。しかし…映画としてはストーリーがイマイチ! なんでしょね〜、つまり、シーンの合間が多かったり、わざとセリフを少なくして "その辺は観てるアンタたちが行間を感じ取れよ" 的な製作者側の意図が見て取れるようでちょっと冷めた。までもね、6人の女優それぞれがその時代に合ってたね。蒼井優は昭和初期って感じが似合う!竹内結子は60年代が合ってるし。田中麗奈は男女平等を叫ぶ最先端の当時のウーマンリブの感じ合ってた。しかし、全体的には長いCMみたいな気がしてならない。
映画道
2010年6月23日

FLOWERS フラワーズ
★★★ ☆とにかく現代を代表する女優6人を集めているのだからキャストはもの凄い。それぞれの時代にマッチした風景と服装、さらには映像までがその時代のカラーで蘇っているから驚きである。ただ一番若い蒼井優が祖母で、アラフォーの鈴木京香が孫娘というのが、なんだがしっくりこない。それと主人公が多過ぎて、ストーリーに厚みがないのも残念。6人の女優の中で一番光っていたのは、以外にも広末涼子。そして彼女が生きるテーマも素晴らしい。ひがんでも何も変わらない。自分が出来ることは常に明かるく前向きに生きてゆくことだけなのだから…。
ケントのたそがれ劇場
2010年6月20日

「FLOWERS 〜フラワーズ〜」日本の美しい花たちよ
★★★ 昭和十一年。蒼井優が白無垢姿で走っている、親の決めた結婚をどうしても受け入れることができなのだ。モノクロで描かれたパート、ラストくらいはカラーの蒼井優が見たかった。この映画の製作意図は明白だけれど、美しい女優の競演は華やかでそれだけで幸せな気分にさせてくれる。もとろんどこかに「今」を切り取った工夫は欲しいが、やはり見たいのは人間自身。奇をてらったストーリーよりも良い脚本としっかりした演技をスクリーンで。宣伝臭いと嫌だなと思っていたがそれ程感じない良作でしたね。
soramove
2010年6月20日

【FLOWERS-フラワーズ-】
とーっても素敵な作品でした。親子三代にわたる絆、繋がり、母と娘。とってもしんみりとしつつ、でも温かい気持ちでいっぱい。家族って、親子っていいなーとしみじみありがたくなる、そして母親への感謝でいっぱいになります。それぞれの時代に合った映像やその時代のファッションやヘアースタイルや町並み、とても雰囲気がいいです。竹内結子さんのエピソードが悲しく切なかったけど好き。ちょっとずつ「あれ?」というのが組み込まれて好きな構成。好みでしたー。想像していた以上にとっても素敵なお話でした♪特に女性にお薦めですー。
日々のつぶやき
2010年6月15日

FLOWERS フラワーズ
昭和初期から平成の現代にかけての女性の生き方に焦点を当てた、大河ドラマのような物語だ。蒼井優・竹内結子・田中麗奈・仲間由紀恵・鈴木京香・広末涼子という主役クラスの女優が、それぞれの魅力を充分に発揮している。平坦な顔見世的物語かと思ったら、「生きていられるだけで楽しい」という台詞に象徴される山あり谷ありのダイナミックな内容だった。涙が出てきて仕方がないほど感動した。各時代の舞台と映像表現を忠実に再現して、映画ファンにはうれしい工夫だ。エンディングクレジットで、家族写真が出てくるのでしっかりと確認しよう。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年6月14日

『Flowers -フラワーズ-』 ('10初鑑賞83・劇場)
★★★★ 恐ろしくストレートなドラマでした。これくらいシンプルで解りやすいメッセージだと逆に、清々しさを感じ、本当に良いものを観たなぁ〜と心底思いました。それぞれの時代を、その当時の映画を観るように作られています。モノクロ・モノラルの昭和11年から、ハイビジョン映像の平成に変わる場面が実に見事。やっぱりねぇ、女性にはかなわないですよ。命のバトンを繋げることができるのは女性ですから。仲間由紀恵さんの手紙の場面で、思いっきり泣いてしまいました。ラストシーンの海岸の場面が、ほんとうに良かった。何度も観たくなると思います。
みはいる・BのB
2010年6月14日

FLOWERS -フラワーズ-
★★★ 実は唯一、現実に根を張って逞しく生きていると思われるのは慧の次女佳だろうか。実は彼女が生い立ちからして一番辛い人生を生きていることが何となく広末の演技から伺えるのに。ある意味6人とも挫折しているようなのだけれど、凛の「お父さんの決めた人と結婚したくない」から佳の「生きているだけで十分幸せ」までというのは、巡り巡って凛の母(真野響子)に戻ったように錯覚させられる。全てをあるがままに受け入れて人生を楽しむというのは凛の母の生き方ではなかったか。演技がヘタと言われる広末だけれど、どうしてどうして好演している。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年6月12日

『FLOWERS』
結婚、妊娠、恋愛、婚約、出産、育児。それらは全て母親が通ってきた道。自分が母親の背中を追いながら今進んでいる道。そして自分の娘がいつか辿る道。女性も窓を開けるように自らの手で幸せを手に入れるもの。そんな想いをストレートに伝えるためには、映像よりも言葉。雪降る日に佳が見つけた彗の手紙があれほど泣けるのも、そういう演出に拘った結果ではないでしょうか。男優陣のナイスアシストぶり。そして戦前映画や高度成長期時代の映画を思わせるような映像。日本の美しさと、日本女性が持つ美しさが見事にリンクした素晴らしい作品でしたよ。
めでぃあみっくす
2010年6月12日

FLOWERS フラワーズ
四季の風景と女優さんたちの美しさにうっとりしながら観ていました。それにしても、本当にスクリーンに映し出される6人がみんな最高に美しく見えました〜。こんなに美しく撮られるなんて、きっとこの作品に出演できることは女優として幸せでしょうね^^ そして、彼女たちが心を込めて演じている女性たちは、みんな昭和から現代までの日本を支えてきた女性たちの姿なのだなあと、しみじみ感じました。観る前、泣かないぞと思っていました。でも、最後には悔しいと思う隙も無いほど気持ちよく思いっきり泣かされてしまった1本です。
とりあえず、コメントです
2010年6月10日

FLOWERS -フラワーズ-
★★★ 話的には、蒼井優ちゃんから始まり、娘と孫の3世代に渡る短編集みたいな感じです。6人は親戚なのに、映画の中では、一度も集合した絵がないのが、家族を紡いでいくという根本テーマとずれている気がします。計算していると、段々年齢が合わなくなっていく気がする、、と様々な疑問が過ぎりますが、コレはタブーなんでしょうかねー。最後は…御伽噺のような、微妙な終わりでした。もう少し、それぞれのお話を掘り下げて、皆を点ではなく線で結ぶシチュエーションがあれば、感情移入ができたんじゃないかなーと思います。
うろうろ日記
2010年6月10日

『FLOWERSフラワーズ』(2010)/日本
★★★★★ 自分の親、そのまた親、過去にさかのぼって連綿と続く血脈の流れの中には、喜びも悲しみも、その時彼女たちが悩み、立ち止まって考えたものが入っている。人生を懸命に生きるのであれば当然として起こってくる葛藤。それを次世代が引き継いで行く。女系家族であればなおさら、社会の影に隠れがちな分、表には現れない葛藤も深く、色濃く反映されるような気がしてならない。市井の人間として終わって行くであろう女性たちが抱えてきた諸々のことがクローズアップされ、スポットが当たるのは、報われなかった想いを聞いてもらったようで、こちらも元気が出てくる。
NiceOne!!
2010年6月7日

FLOWERS−フラワーズ− 「TSUBAKI」のCMやん!
何を描きたかったのか皆目わからなかった。実際は仲間由紀恵の「彗」とその娘2人の物語。そこらへんだけ掘り下げて描けば、もっといい映画になっただろうけど…。6人を均等に露出という不文律があるようで、ストーリーはずたぼろ。背景・大道具・小道具なんかも隅々まで行き届いていて、「くすっ」ってなるような小ネタも散らばって、ストーリーはさておき映像表現はかなり楽しめる。感じたのは「子を産み家族を育み、次の世代に受け継ぐことの大切さと、それが出来るのは女性」ということ。伝えようとしていたことだけは受け入れられたのが救い(滝汗)。
労組書記長社労士のブログ
2010年6月3日

FLOWERS フラワーズ
★★★★ どうして中々これが面白い!それぞれの時代を通して変わり行く女性の生き方、そして逆にいつの世も不変な女性の行き方を描いた人間ドラマでした。オムニバスという訳ではなくきちんと6人は一本に繋がっています。そこがこの作品の重要なテーマに関わってきます。そんな中、特に心に響いたシークエンスは、慧とその娘2人に関して描いた部分でした。子供を産み育て、次の世代へと家族を引き継ぐその主役は女性だと、本作からはそんな想いがひしひしと伝わってきます。鑑賞後、無性に母親に感謝の念が湧いてきた一作でした。
LOVE Cinemas 調布
2010年5月26日

FLOWERS− フラワーズ−
★★★ そもそも面白いという作品でもない気がするし、泣ける、泣かせようという作品とも違う、押し付けがましさがないさりげなさが良かった☆ 意図的にかなりこだわったあとが見受けられる映像がまず素晴らしい。その風景、一瞬の自然の切り取りがすごく印象的だった。時代時代で特色ある撮影法を使っているのが見所のひとつだし、興味深い。なんだかすごく懐かしさも感じ面白くみられた部分も大きかった。これだけの華やかな女優陣が出演なので、それを興味に男性が観てもいいだろうし、母親、娘。女性にとくに観てもらいたい1本です。
我想一個人映画美的女人blog
2010年5月11日


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