おのぼり物語:作品を観た感想(5)

おのぼり物語
漫画家にしろ、カメラマンにしろそれだけで食っていけるのは一握りでなかなかそこに行くまでが大変な職業なのに、会社やめて上京してくる主人公の行動力は凄い。主人公が漫画で食っていけない割にはバイトもせずにあまり生活に困窮してる感じがしなかったので、漫画で食って行くんだって気迫なり情熱があんまり感じられなかった。今まで働いてきた貯金を切り崩しているのかもしれないが。とはいえ、主人公をカラスヤサトシを演じた井上芳雄の朴訥とした感じが良かったかな。
だらだら無気力ブログ
2011年1月21日

おのぼり物語
★★★ 大阪から上京("おのぼり")してプロの漫画家になることを目指している29歳の若者・片桐聰(井上)を巡って描かれます。当てにしていた漫画雑誌が休刊となり、聰はたちどころに無職となってしまう…。ある意味、若者のどこにでも転がっている日常生活を淡々と映し出しているだけかもしれません。でも、そうだからこそ逆に、味わい深い雰囲気を出していると思えます。主役の聰を取り巻く脇役陣がそろって実に手堅い演技を見せて、全体として随分まとまりのいい作品に仕上がっていると思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2010年8月7日

「おのぼり物語」
カラスヤの漫画が映画化されるとは夢にも思わなかった。これはもう、映画の最後に出てくる「すべてのおのぼりさんに捧げる」という言葉通り、地方在住で東京に憧れた人には染みる話である。結局、東京で成功した人なんか一握りなのに、それが極大解釈されて、誰でも何とかなると思ってしまうのが間違い。成功する人はどこにいても何とかなってしまうものだけど、地方にいると東京じゃないからダメなんだ〜と思いがちなのだ。カラスヤはまだとりあえず成功しているけど、彼の友人の30歳で成功していない女性のカメラマンの方が切羽詰まって泣けてくる。
みんなシネマいいのに!
2010年8月1日

おのぼり物語
自伝? 映画の作風は好きですし面白かった。主人公が先輩とあだ名を付けている女の子とのやりとり、結構いいなぁ。江口のりこさん最近の映画に立て続けに見ているような。八嶋智人さん演じる編集者、かなり嫌だ(ぉぃ)
単館系
2010年7月27日

おのぼり物語
★★★ 売れっ子への道は遠いのだけれど、それそのものは漫画家の下積みシーンとしてはトキワ荘の昔から良くあるお話で、カラスヤサトシが世に出るまでに彼を支えた3人の人物と彼との関わりを描いた作品。大阪時代の高校の同級生の野島由美子。担当編集者である小野。彼の父親。三者三様にいずれも「頑張れ!」と心から応援してくれる存在。そうした自分の事を陰に日向に支えてくれた人々への感謝の気持ちが溢れた作品だった。エンドロール後のカットからはもう「おのぼりさん」な感じがしなかったのですが、どのぐらいの時間が過ぎたのでしょう?
LOVE Cinemas 調布
2010年7月24日


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