刑事コロンボ 完全版14:作品を観た感想(2)

禁酒法時代
「刑事コロンボ/祝砲の挽歌」犯人役を演じたパトリック・マクグーハンは以降の旧シリーズに再び出馬する。それどころかその作品の監督も務める。本作のラムフォード大佐は魅力ある人物として記憶に残る。公明正大を旨とし、己の信念に忠実。高邁な信念に支えられ、些か高慢に振る舞い勝ちだが、それすらも自らの主張を通す武器にしているようだ。コロンボもまた自分の職務や信念に忠実だ。表に出ない分、ラムフォードより強いかもしれない。二者のスタンスの違い、信念の強さを名優ふたりが演じあげる。
MESCALINE DRIVE
2008年10月2日

ハイ、チーズ!
「刑事コロンボ/逆転の構図」本作ではガレスコは誘拐犯を用意した。彼を殺してしまえば、死人に口無し。どうとでも云い繕うことができる。長尺版の所為か、コロンボが本格的に捜査に乗り出すまでに時間がかかる。彼の動きを、移り行く状況が縛るのだ。これは事件が人質の安否が気遣われる誘拐事件の様相を呈していたからであり、一旦人質の死体が出てからは殺人課刑事の本領が発揮される。本作の邦題「逆転の構図」は内容に合致した優れたものだ。
MESCALINE DRIVE
2008年10月1日

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