ザ・トライブ:作品を観た感想(2)
「ザ・トライブ」:殺伐として後味悪く・・・
登場人物全てが聾唖者なので(遠景で見える警察署の人々もガラス越しなので声は聞こえません)、全編物音(+多少のうめき声)だけという珍しさ。登場人物たちの手話が、極めて激しい動きなのに驚かされます。観ていてだいたいの話は理解できます。ただ、手話に関しては「今、何て言ったのだろう?」と隔靴掻痒なことも事実。ここらがこの映画の欠点ではあります。いやー、実に後味の悪い映画です、間違ってもデート・ムービーに選んではいけません。
大江戸時夫の東京温度
2015年5月12日
『ザ・トライブ』 聾唖者というトライブ
『ザ・トライブ』は聾唖者の世界を描いているというよりも、健聴者の観客が聾唖者たちの姿を覗き見しているようなものなのだ。この作品を観ると、映画において音がいかに大切な要素であるかがよくわかる。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2015年4月26日
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