グラン・トリノ:作品を観た感想(74)
グラントリノ
わたくしは号泣し、そうして放心した。これさ、リピート観出来ない作品・・・。イーストウッドの映画は方向性だけを示して、後は自分で考えなってな所が好きだすな。
映画に耽溺
2014年9月26日
『グラン・トリノ』(映画)(2008)ークリント爺の置き土産、人生のチェックを済ませる前に
この映画は面白かった。世界観の規模は小さいが、語られている物事は普遍的で、そして根深い。イーストウッドのシニカルな演技は冴え渡っているし、周りのイエローな俳優陣もリアリティがあって良かった。こういう映画を観ると日頃からキチッと襟を正して、行いを誤らないように思慮深く生活していかねばならないなぁと思う。
マンガデシネ
2014年2月19日
男の花道
男はこれまで自分の生き方を貫き通す為に、それに反するものと戦ってきた。考えてみれば、このことは自分の価値観を銃弾に込めて相手に押し付けていたにすぎない。暴力には状況を即時的に変えるだけの影響力がある。しかし、暴力で解決できることの本質的に少ないことを、今の男は誰よりも知っている。 クリント・イーストウッドという映画人を思うとき、本作の位置付けがわかる。この素晴らしい作品は、彼の俳優人生の集大成なのだ。そしてクリント・イーストウッド自身のコメントによれば、本作で俳優業から引退するとのことだ。さもありなん。
MESCALINE DRIVE
2011年11月7日
【映画】グラン・トリノ…俄かイーストウッドファン復活
★★★★★ 面白かったです。クリント・イーストウッド監督の映画にハズレ無し。評判通りで裏切られる事もありません。社会問題なのであろう移民の問題なんかも盛り込みつつ深い…とはいえ展開自体は割と単純。でも、飽きずにぐっと引き込まれて観ちゃう。やっぱイーストウッドって映画の作り方が絶妙なようです。あと、ジジイはカッコイイし。ラストでの主人公の行動は、賛否ある…というか、何となくモヤモヤしたんですけど、ともあれ、一人の偏屈な老人には感じ入るモノがあった…何にしても感動作って感じでしょうか。私もああいう人物になりたいなぁ。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2010年6月8日
グラン・トリノ/Gran Torino(映画/DVD)
★★★★★ 昨年公開された映画の中では、群を抜いて素晴らしい映画なんじゃなかろうかと思います。まぁ何を素晴らしいと捉えるかにもよりますが、本当に素晴らしいヒューマンドラマであり、イーストウッドのそれまでの全てだと思います。これで初めてイーストウッドという俳優兼監督を知った方は、是非とも過去の作品も観てみてほしいです。死生観、人生、戦争、人種差別、贖罪などなど、様々なテーマが、観る側にとって、その時の見方でどんな捉え方でもできる映画です。ダーティハリーの生き様、死に様が、ここにあります。
映画を感じて考える
2010年2月5日
『許されざる者』の苦悩は『グラン・トリノ』へ続く
[グラン・トリノ]は、米国では各賞の選考から漏れている。しかし、遅まきながら[許されざる者]を観る機会を得て、理由の一端が判ったような気がした。要は同じ(ような)作品に2度も賞は与えないということなのだろう。クリント・イーストウッドは、すでに[許されざる者]で第65回アカデミー賞の作品賞をはじめ多くの賞を受賞している。だが私は、同じ(ような)作品を2度も作れることこそ偉大であると思う。[許されざる者]と[グラン・トリノ]が大きく異なるのは、死との距離感だ。62歳と78歳のイーストウッドの、死へのスタンスの違いとも云える。
映画のブログ
2010年2月5日
【グラン・トリノ】本当の懺悔とクラッシックカーの行方
孤独はいつか彼の心を凍り付かせ、頑固さは人を寄せ付けなくなった。しかし、隣に住む異人種の礼儀正しさと心の清さに彼は次第に心を開いていく。それはウォルトにとって愛おしい者を見つけた喜びだったのかも知れない。…イーストウッドの作品には、いつも考えさせられ、悩まされ、泣かされ…ズッシリ来てしまう。衝撃の展開に涙しながらも、何だか赦された気持ちになれる。ウォルトが愛した古いグラン・トリノのように、その頑固さがたまらなく愛おしい作品。
映画@見取り八段
2009年11月10日
「グラン・トリノ」(GRAN TORINO)
★★★★ TVドラマ[ローハイド]の青年カウボーイ、ロディから始まり、[荒野の用心棒]をはじめとするマカロニ・ウェスタンでのクールなガンマン、[ダーティ・ハリー]シリーズのキャラハン刑事、[ガントレット]で警察権力に立ち向かう反逆刑事、[マディソン郡の橋]で熟年の恋愛を演じたカメラマン、そして[グラン・トリノ]。こう列挙していくと、自分の人生はイーストウッド映画と共にあったような気がしてくる。ラストのシーンで、あふれる涙が止まらず仕方なかった。
シネマ・ワンダーランド
2009年10月20日
映画「グラン・トリノ」
前半のイーストウッド節が面白くて笑える。非白人が多く住む町に暮らす、クリント・イーストウッド扮する爺さんは、人種偏見の塊。彼の口をついて出る言葉は、差別用語のオンパレードな訳です。だけどその一方で、アメリカ人、白人として生きてきた自分自身を、戦争で人殺しをしてきた自分自身を卑下してもいる。もう絶望的な孤独感ですよ。そんなことをガッツリ魅せてくれる映画。そんな爺さんが、モン族の青年との友情を経て見つけた答えが、、、もう、これ。感動。問答無用で感動。
おそらく見聞録
2009年9月27日
グラン・トリノ
男の生き方を見せつける。こんなように自分の人生をけじめをつけたい、というような人間として正と死に取り組む主人公に尊敬の気持ちをもちました。チンピラに命令された少年タオがガレージで物色しているとウォルトが追い払う。そこからモン族との交流がはじまる。ウォルトと同じようにテラスで時間をすごすタオの祖母はなにをいっているかわからない。ここで お互いにつばをペッとするんだけど隣家のタオの祖母のつばも負けてなくて 少し笑った。
なりゆき散策日記
2009年6月11日
グラン・トリノ
期待通り良質な素晴らしい作品に仕上がってて、やっぱりクリント・イーストウッドとは相性抜群って再確認♪俳優としての彼も、愛すべき頑固じいさんを見事に演じてて良かったケド、私は監督としての彼の手腕に脱帽!!ラストはホントにビックリした。じーんと涙が溢れた!!それに、彼の作品にある独特の世界観や観終わった後にじんわりとくるあの独特な余韻も健在だったので、エンドクレジットが終わるまで席を立てなかった…。
Addict allcinema 映画レビュー
2009年5月25日
『グラン・トリノ』
偏屈爺さんのウォルトを演じても、どこか憎めなさが残る主人公なのは、イーストウッドの醸し出す雰囲気のせいかもしれませんね。そんな彼の心をほどいていく、スーとタオの隣のアジア人の姉弟。ウォルトにとってはこの姉弟とコミュニケーションをとることが出来て幸せだったんだろうなー。アジア人を毛嫌いしていたくせに、2人の人柄がわかるとほうっておけないウォルト爺さん。とってもいい構図のお話でした。
cinema!cinema! ミーハー映画・DVD
2009年5月21日
『グラン・トリノ』この映画を見て!
本作品を見た時、主人公のラストの行動に自然と涙があふれてきました。自分の人生に見事な落とし前をつけることができたという意味で、ラストシーンは悲しくも清清しく感じました。監督イーストウッドは本作品で役者イーストウッドに見事な引退の花道を与えたと思います。アメリカという国の人種問題の根深さと差別や偏見の解決の道のりは地道に付き合っていくことでしか始まらないないことを改めて認識しました。
オン・ザ・ブリッジ
2009年5月17日
「グラン・トリノ」と「つみきのいえ」は、私たちはもっと頑固で...
[グラン・トリノ]のウォルトと[つみきのいえ]の老人は共に共通したものがある。それは自らの大事なものを守るという意味での頑固さである。老人が水面が上昇する毎に家の階を積み重ねていく。ウォルトが愛車グラン・トリノを大事にする。それは、それが表現する理念のようなものだと思う。ウォルトの心に傷として残っている戦争体験は、その理念を汚すものであったのでは。。たちは頑固さがもっと必要なのだ。
映画と出会う・世界が変わる
2009年5月16日
グラン・トリノ
大感動。見て良かった。暖かい中にも辛口のユーモアが散りばめられていて、なかなかにメリハリが利いている。そして話の展開は後半に入ると大きく変わる…。最後は泣けて泣けて仕方が無かった。Mr.コワルスキーは、男としてカッコイイ。本作で彼は監督と主演を兼ねているから最後のクリント・イーストウッド監督・主演作品。かも知れない。そう考えると、よっぽど見といて良かったと思う。
h
2009年5月15日
グラン・トリノ
★★★★★ タオを何とか鍛え上げようと、仕事を紹介したり男らしい話し方を教えたり。微笑ましくなってしまいました。義理に厚い中国系の人達にタジタジのイーストウッドというのも良かったです。役者としても監督としても熟練の域に達しています。彼が画面に映っているだけで痺れてしまいます。一番好きなのはウォルトが息子に電話をかける場面ですね。彼の孤独が画面から滲み出ていて思わず涙腺が緩んでしまいました。
5125年映画の旅
2009年5月12日
『グラン・トリノ』
★★★★ 隣人には何が因果かアジア系移民の家族が引っ越してきた。自分のフィールドに踏み込まれたウォルトもタオやその姉と関わることで、閉ざしていた心を開いていく。小さなふれあいの中で老いぼれた頑固親父が、人としての言葉の悪さとはうらはらに優しさや温かさを注いでいく。そんなウォルトを演じるイーストウッドの表情には、彼が今まで役者として演じてきた強いキャラクターの片鱗がところどころ垣間見られた。
京の昼寝〜♪
2009年5月11日
『グラン・トリノ』 @新宿ピカデリー
★★★★ 物語はとてもシンプル。深く大きなテーマで描かれた作品。ウォルトの頑固ジジイっぷりが見事。ウォルトとタオが大きな友情を結ぶことになるのはスーのおかげ。二人が次第に心を通わせ、師弟とも親子とも呼べる関係を築いていく姿がいい。不良グループの嫌がらせが許せず、見てみぬふりができなかったウォルト。彼が取るべき行動はわかる。わかってもなお、その姿に涙を流さずにはいられませんでした。
映画な日々。読書な日々。
2009年5月10日
「グラン・トリノ」
多くの人にとって、今年一番の必見の1本でしょう。個人的には脚本で「?」なところが多かったのですけど、イーストウッドの演技と演出の力で最後まで興味深く観れました。[ダーティハリー]など楽しく観ていた人は感慨深く観賞できると想像します。
クマの巣
2009年5月10日
「グラン・トリノ」
★★★★★ ある意味、本作はイーストウッド映画の集大成であると言えるかも知れない。しかしこの映画が描こうとしたものは、もっと奥が深い。これはまさに、イーストウッドの、アメリカ国家戦略に対する異議申し立てであり、痛烈な批判である。力の誇示で物事を解決する時代はもう終わっているのではないか。これからの時代を生きて行く若者に、本当の男とはどう生きるべきなのかを身をもって教え、行動した。参った。必見!
お楽しみはココからだ〜
2009年5月10日
「グラン・トリノ」
驚くほどの高評価レビューのオンパレードですし、実際、非常に良くできた作品です。が、どうも私は毎度、クリント・イーストウッド監督作と相性が悪いのか、観たタイミングが悪かったのか、観賞後に後味の悪さと傷みを感じて気が滅入ってしまいました。イーストウッドという人は米国人男性のプライドや正義感を、非常に秀逸に描く人だと思いますが、私には少し不向きだったようで…。
RAY's Favorites
2009年5月10日
グラン・トリノ
★★★★★ 少年が現れたことから、彼の平穏な毎日はなくなっていく。その家族をまもろうと起こした行動が、彼らの人生にもっとかかわっていく。ラストは涙が流れてとまらなかったよ。。男の生き様に感動したわ!! イーストウッドの作品は本当にシンプルだよね!だから、見終わったときにストレートに心に入ってくる。そして音楽がまたいいよね。彼の作品・彼の演技をまだまだみてみていたいものです♪
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2009年5月9日
グラン・トリノ これまでのイーストウッド作品の人物たちを連想...
この映画を見ていると過去のイーストウッド出演作の人物たちが連想できる。設定の中で全体を貫いているのは、[許されざる者]における自己回復の為の無法への態度であり、イーストウッドが映画人生の中で試行錯誤してきて到達したものであろう。単純な物語、平易な語り口の中でいかに豊かなものに満ちている作品であることか!もはや感動したという言葉も陳腐になりそうだ。
映画と出会う・世界が変わる
2009年5月9日
グラン・トリノ
朝鮮戦争から帰還したウォルトは、ベトナム戦争で、アメリカに味方をした東南アジアの山岳民族であるモン族の家族と知り合いになる。彼らはアメリカの利益のために犠牲になった典型的な人々。その若者の未来のために、このような映画を作ったのはアメリカの贖罪の意味もあったと思う。隣人が安心して未来に向かって生きることができるようにした・・全く、見終わったあともすばらしい余韻の残る傑作を残してくれた。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2009年5月7日
「グラン・トリノ」から憲法第9条を考える
主人公が最後に取った行動の背景には、彼の癒されることのない戦場体験があるのは間違いないはず。このことから考えると、この映画が「現代のアメリカをはじめとした諸国家」に対してのメッセージがあるのではなかろうか。このような方法もある。報復の連鎖を生じさせないこのような方法もあるということだ。このように考えると[グラン・トリノ]は極めて現代的であり、かつ真摯に政治的なメッセージを持った作品である。
映画と出会う・世界が変わる
2009年5月7日
グラン・トリノ
★★★★ ウォルトのフォードを見ていると、「かつての古きよきアメリカ」を象徴しているような気がしました。中盤は驚く展開があり、ハッピーエンドとも言えませんが、しっかりと起承転結に仕上がっており、観終わった後は爽やかな気持ちになります。全体的にシリアスなイメージを持っていましたが、「えっ?コメディ?」と思ってしまうような笑えるシーンもあり、そのギャップがまた良かったですね。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2009年5月7日
グラン・トリノ イーストウッドの継承者とは?
表面的には、非常に判りやすく軽いタッチの作品であるが、実に深遠なことを描いている。[グラン・トリノ]この車種の「トリノ」がもちろんイタリアのトリノと深い関係がある。イタリアとはもちろんイーストウッドの出発点。イタリアへの敬意であろう。ポイントはこの「グラン・トリノ」を主人公が運転するシーンはない。彼自身が築いたものを受け継ぐのはアメリカ人とは限らないという宣言かも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2009年5月6日
「グラン・トリノ」偏屈ジジイの最後の決断
★★★★★ 夕暮れ、玄関ポーチでビールを飲みながらピカピカに磨き上げた自慢の車グラン・トリノを見る、穏やかな時間。彼の今の暮らしを「淋しい」のだとしたら、やっと手に入れた家でひとり孤独に過ごす「老後」は一体何を意味することになるのだろう。ベトナム系の少年との交流、そしてどうしようもなく存在する「邪悪」に立ち向かう主人公。イーストウッドの雄姿に心が熱くなる、こんなふうに新しい作品を生み出す情熱に胸が熱くなる。
soramove
2009年5月5日
グラン・トリノ
男が漢であるための映画でしょう。彼はああすることで「自我を貫き」そして朝鮮戦争から続く自分の中の「もやもや」を解消したんでしょう。彼の息子から見れば「変わり者」の「偏屈親父」「頑固親父」にしか見えないんだろうけど。友人"タオ"には「最高にかっこいい漢(オトコ)に映るように仕掛けたわけです。実に深く考えさせられたテーマであり、映画でした。いいじゃないか、変人で頑固者って。バンザイだ!
SUPER BLOG.JP
2009年5月5日
【映画】グラン・トリノ
★★★★★ まさかこれほどまでに凄い映画だとは思わなかった。「満足度」というポイントの範囲に収まりきらないような映画に出くわすとは、想像もしていなかった。あまり軽々しく語りたくない。それは、どんなに筆舌を尽くしてもこの映画の本質には届かないような気がしているから。何も語らずに静かに一人の男の生き様を見守る。それが一番なんじゃないかと思った。イーストウッド。低くつぶやく様がとても似合っていた。
新!やさぐれ日記
2009年5月5日
『グラン・トリノ』を観たぞ〜!
頑固じいさんウォルトが内気なタオの未来を切り開く手伝いをしていく過程で、彼の昔なじみの床屋でも建設現場でも毒舌だらけのジョークをかます粋な男塾が面白かったです。そのおかげで少しずつ、男としての自信をつけ、2人が活き活きしていく様子に心が温かくなります。これが最後の出演作には惜し過ぎる。ユーモアも一杯で愛すべき俳優イーストウッドの好演、監督としての神がかり的な手腕が光り、切なくも温かい映画でした。
おきらく楽天 映画生活
2009年5月4日
グラン・トリノ
★★★★★ イーストウッド渋いです。典型的な愛国者の退役軍人、古いタイプと言われてしまう頑固親父そのものでした〜。そんなウォルトとモン族のタオ、親子以上に年が離れている二人の友情が言葉少なに描かれていて、深く静かな感動が長く余韻を引きました。人種の問題、家族の問題、自分の人生、友情、心の交流など、この映画で語りたかったこと全てに対して一つ一つ無駄の無い演出が素晴らしかったです!
☆試写会中毒☆
2009年5月4日
映画「グラン・トリノ」
あまのじゃく的だけど、一見危険そうに見えるブラックよりも実は身内を含むイエローの方が危険な存在だったという皮肉、そして懺悔の内容は他人から見ると取るに足らないようなくだらないことだったという皮肉、人生は皮肉に満ちている、物事の本質はいつも遠く手の届かないところにあるもの。それを知り、成すべきことを成すことができるようになるのはやっと人生の最後のこと、哀しいけれど人間の性なのか…。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2009年5月4日
GRAN TORINO
死にぞこないの頑固なじいさんと、隣に住む、生きていく術を知らないへなちょこなアジアの若者。お互いが接することで、若者は人生のスタートラインを引き、老人は人生のゴールラインを引く。。アメリカ人はじいさんでも良く飲みますね(笑) こんなじいさんと飲みながら、人生話、聞いてみたいですね。
幕張コーポ前
2009年5月4日
グラン・トリノ
クリント・イーストウッド監督って老人をこんな風に描けるなんてすごすぎる。どんな感性だろう。いつまでも現役でかっこよく、精神も若くいられるのだと、素直に憧れる。老人と犬というだけで泣ける展開なのに、ウォルトを無敵な捨て身の男として描き、最期までサプライズを取っておいたのはお見事としか言いようがない。アメリカがちっとも美しく描かれてないのがいいなぁ。泣きました。
青いblog
2009年5月2日
映画『グラン・トリノ』を採点 ※ネタバレあります
★★★★ "名優クリント・イーストウッド、ありがとう。そして、さようならダーティー・ハリー"って感じ。エンド・クレジットで余韻を楽しめる久し振りの映画って気がします。特に冒頭部分は「あっ、これは良い映画だ!」と直感しました。西部劇には欠かせないシンプルな場面転換であるフェードイン・アウトやオーヴァーラップこそセンスが問われますね。エンド・クレジットが最高…観客が十分に映画の余韻を楽しめる仕掛けが満載。
ディレクターの目線blog
2009年5月2日
グラン・トリノ
★★★★ 実の家族に疎まれている人種差別主義者の田舎の白人と東南アジアの一家の子供との擬似家族愛物語。頑固一徹しかも偏屈の割には、イタリア人の床屋とは軽妙な掛け合いをするなど、実は面白い爺さんで意外と笑わせてくれる。身体能力の高さも特筆もの。チンピラなんぞ軽くボコボコにする。「グラン・トリノ」とは、72年のフォードの車。主人公の爺さんが大切にしており、物語のキーアイテムだ。
ダイターンクラッシュ!!
2009年5月2日
[グラン・トリノ] 映画
★★★★★ 人は出会う人によって変わっていくもの。へんくつじいさんがお隣のタオやスーと関わりだしてから少しずつ変わっていったし、逆にタオもこの出会いによってずいぶん変わりました。ビールと料理につられてノコノコお隣に出掛けていくとこは意外と単純でかわいい。モン族の人の義理堅いとこに困惑しているトコも笑えましたわ。銃を構えて相手を脅すセリフは健在でカッコ良かったです♪ 差し指を拳銃にたとえてバンっというシーン、しびれるわぁ。
映画鑑賞☆日記・・・
2009年5月1日
グラン・トリノ
★★★★★ 表情ひとつ、うなりひとつでそれを表現するイーストウッドは、やっぱり俳優としても素晴らしいですね。ラスト、ウォルトの心情を思うと、とても熱いモノがこみ上げて来て、その流れる涙を止めることができませんでした。話の展開もまるで西部劇のようなのですが、現代に生き残った老カウボーイが残してくれたもの。それは、映画を観た全ての人の心に刻まれ、その温かなメッセージを抱いて生きていくことになる。ん〜、素晴らしい映画でした!
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2009年5月1日
【グラン・トリノ】
この感動・・ものすご〜くいい映画でした。イーストウッド監督作品の中で一番好き!最高傑作!頑なだったウォルトの心が少しずつ溶け出す様子がいいんです〜。タオよりもウォルトを変えたきっかけはスーの存在の方が大きかったように思います。一瞬も目が離せず、あっという間にラストってくらい集中しました。ひとつも無駄なシーンなかったと思います。ハンカチを取り出すことも出来ず涙を拭くことも出来なかった。もう一回見にいきたい!
日々のつぶやき
2009年4月30日
映画「グラン・トリノ」の感想です。
★★★★★ 観て良かったと思える映画でした。些細ないざこざと民族間の軋轢が物語の主軸になっていて、そこから両者が民族の垣根を超えてどう係わって理解し合うかを描いています。静かな感動を与えてくれる秀作。親の老後問題や人種差別問題をシニカルに笑いを誘うようにサラッと描いていて、ラストではウォルトの戦争体験からくる弱者への思いやりと愛のメッセージが伝ってきて、涙がジワッとくるのを感じた映画でした。
MOVIE レビュー
2009年4月30日
グラン・トリノ
イーストウッドの圧巻の演技とストーリーに魅入られながら、最後までじっと画面を見つめていました。ウォルトがここまで偏屈になったのは、戦争の体験が心に大きな影を落としているため。戦争から戻って家庭を持っても、その意識は息子たちにも心が通い合わないような人間になってしまいます。そんな不器用でとても偏屈だけど真っ直ぐな心を持つ男が一番似合うのは、やっぱりクリント・イーストウッドでした。
とりあえず、コメントです
2009年4月30日
グラン・トリノ〜黄昏のガンマン
馬鹿にして早く消えて欲しいと思っていた苗族家族は、やがて本当の家族以上に孤独な老人には親しみを覚えるようになる。失われた家族の絆がここに存在するという再発見とその家族への義務感の再発見。肺がんに罹って死期も悟ったウォルトには、タオは後を託す孫のような存在になる。男の生き様を教える、それが贖いなのだ。ラストはまるで夕陽のガンマンのネガのようでもある。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年4月29日
「グラン・トリノ」みた。
★★★★★ 何かにつけて過去を引き合いにしながら、いい加減な現代を嘆く発言を繰りすウォルトだが、決して「時代に乗り遅れた老人」等ではなく、誰よりも自分自身と「今」を知っているということが良く分かる。愛する善良な若者たちの未来を考えたウォルトの決断はなんとなく予想が付いたが、見事戦い(掛け)に勝利するウォルトの壮絶な最期に涙が溢れた。イーストウッド(監督)はもちろん、スー・タオ姉弟がとても良かった。
たいむのひとりごと
2009年4月29日
グラン・トリノ Grand Trino
ラスト、主題歌の[グラン・トリノ]が流れると、もう涙が止まりませんでした。イーストウッドは、特撮や、大向こうをうならせるセットなどに凝らず、日常にある生活の中で、ある男の生きるさまを描いて見せた。同じイーストウッド作品なら、[チェンジリングより[グラン・トリノ]の方に軍配を上げたい。訴えるものがストレートに伝わってくる強みなのだろう。それにしてもイーストウッドという人、すごいなあ。
映画!That' s Entertainment
2009年4月29日
胸が痛い・・・。『グラン・トリノ』
★★★★★ これまでに経験した事のないような私の涙のツボへのハマり方で、ただ悲しいだけの涙ではなく、胸の奥をギュッと掴まれたような鋭いせつなさと優しさが私の心に痛みを残しました。タオやスーにウォルトが心を許し始めたのは彼らの人間性を肌で感じ、魂の美しさに惹かれたからなのかもしれません。どんなに時代が進んでも昔と変わらず美しくあり続けるモノがウォルトが最も守りたいモノだったのではないかと…。
水曜日のシネマ日記
2009年4月29日
劇場鑑賞「グラン・トリノ」
泣ける…。心を鷲掴みにされるような感触だし、心に沁み込んでいくような感じ。何とも表現が難しい、でも観終わるとなぜか爽快感もあり、シリアスになりがちな題材を取り上げながらも、全編を通してユーモアたっぷりで笑わせる。2時間の上映時間、全く間延びすることなく…あまりにも美しい"贖罪"を見事に描き切っていたと思います。心の中で拍手喝采。人間の感情を全て感じ取れる作品となっていました。
日々“是”精進!
2009年4月28日
オールド・スタイルt@
★★★★ どこか哀愁のある、切なくも爽快感のある、ストーリー・テリング。それに繋がってゆくラストが、宣材では「衝撃の…」と、ネタバレさながらに取り上げていることに、私は違和感を持ちました。何故か、衝撃ではなく・・・、観客は素直に、そのラストにうなづくんじゃないかと思います。
よーじっくのここちいい場所
2009年4月28日
「グラン・トリノ」すべての人へ…見てください!
決して悲しく、重い映画ではありません。随所に微笑ましい演出が為され、そして笑いのツボも用意されています。骨太な中にも軽妙洒落な演出を織り込み、そしてラストに希望の涙を流す大団円を用意する。派手さはないけれど、スクリーンを通して、人間の一人一人の存在が、どれだけ大切なものなのかを思い知らせてくれる。スマートじゃないけれど、一級の芸術として完成している…。イーストウッド映画の最高峰と呼べる作品に仕上がっていると思います。
シネマ親父の“日々是妄言”
2009年4月27日
グラン・トリノ
モン族は日本人的な風貌なので非常に感情移入が自然であり、感動もその分押し寄せた。もう途中から心の琴線が震えっぱなしでポロポロ泣けた。特にまっすぐな目をした少年タオと、そしてイーストウッドに芽生える友情。隣人に心を許す事により、神や周りの人にも心がほどけていく姿にさえググッときた。とことんはまり、魂が震えさせられ、この監督の映画は観続けて行きたいと思った。
映画君の毎日
2009年4月27日
グラン・トリノ (2008)
★★★★ やっぱり面白かった!イーストウッド作品は、気持ちをMAXまで持っていかない加減が上手い(笑) 普通ならもう少し頑張ってテンションを上げてやればかなりの娯楽作品になり、みんなを泣かせる感動作になり得そうなモノを寸止めして静かにトーンダウンしていきますね。この安易なカタルシスに持っていかないところが彼の演出の素晴しさではないんでしょうか。逆に物足りないと感じる人もいると思います。
カタヤマ 無断でブログ
2009年4月27日
グラン・トリノ
これはセリフがいいです。「生より死に詳しい」とやりかえす若い神父もウォルトから目を離さず、馴染みの床屋の主とのやり取りも、内気なタオの教育に一役買う。パーティーでふと漏らすぼやきも、怒りながら生きてきたウォルトの胸のうちを思うに十分。名の通った俳優を起用しているわけではなく、奇をてらった演出もなく、観客に媚びない姿勢が素敵な作品でした。最後まで大人の男のスタイルにこだわった、カッコイイ老人の選択に打たれました。
to Heart
2009年4月27日
グラン・トリノ
★★★★★ 素晴らしいです!頑固一徹で口が悪く、人種差別発言もズバズバ言うし、息子や孫にも愛想を付かされているという、妻に先立たれた孤独なコワルスキー爺さんが、観ていくうちにどんどん魅力的に思えてきて、時折みせる苦虫をかみつぶしたような表情でさえも可愛く感じられてくる。一度心を開けばどこまでも人情深くて優しい人へと変身する。古き良きアメリカの姿をこの爺さんを通して語りかけてくれた。
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年4月27日
グラン・トリノ
唯一の理解者であろう妻を亡くしてから、彼自身の中で人生が何だったかを再確認していく。半世紀以上前の戦争に対しての後悔を長いこと背負っていたが、それは亡くした連れ合いが共に背負っていたということを牧師の忠言によって気づかされる。変わり果てたアメリカの社会というものを受け入れていく中で、隣人タオとその一家が大きく彼の世界と生活の中に入り込んで来る。。素晴らしい作品である。
利用価値のない日々の雑学
2009年4月26日
☆グラン・トリノ(2008)☆
★★★★★ 派手さはありません。ですがそのこじんまりとしたクスッと笑えるユーモアのある作品の中に。人種、民族、移民、家族、宗教、銃、暴力など昨今アメリカが抱える問題をさりげなく含ませる奥深い作りは、さすがでした。脚本も素晴らしいと思いますが、それ以上に素晴らしいのがイーストウッドの演技です!いろいろな顔を見せてくれました。ラスト…涙があふれて、思い出すと、涙が出てきます。
CinemaCollection
2009年4月26日
[映画『グラン・トリノ』を観た]
ウォルトは、朝鮮戦争での自分の行いを悔いたりはしない。神父への懺悔も、あくまでも妻への不義や、息子との不仲についてだ。しかし、タオの家族と、モン族ギャングとの関わりの今後を真摯に考えたとき、そこに、先々においてのタオの家族の未来を思い、片のつかない「憎しみの連鎖」に思い至ったのだろう。・・・これは、いかにもリベラルな決着の付け方のようでいて、そうではない。圧倒的に攻撃的である。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2009年4月26日
グラン・トリノ
素晴らしい映画でした。クリント・イーストウッドの才能には頭が下がります。エンドロール終わって明るくなるまで、衝撃というか感動で我を忘れるほどでした。他の観客も同じだったかはわかりませんが、明るくなるまで誰も帰ろうとしませんでした。今まで明るくなるまで誰も帰ろうとしなかった映画は記憶にない。それだけ素晴らしかったんだと思います。ラストの展開は見ごたえあって、是非映画館で観て欲しいです。
だらだら無気力ブログ
2009年4月26日
グラン・トリノ
わかりやすい人物の設定と、一言も聞き漏らせない優れた脚本で、ユーモアも交えながら、老いた男の内に閉じ込められたエネルギーを明日へのベクトルとして描き出す。滅多なことで、この言葉を使いたくないが、この作品にはその賛辞が相応しいだろうと思う。傑作だと。。派手な演出や音楽で盛り上げることもなく、あくまでも淡々と、ひたすら静か。エンドクレジットで流れる曲も監督自身と思われ、固定したカメラに映し出される風景にここまでの物語の余韻に浸り、反芻することになる。
悠雅的生活
2009年4月25日
グラン・トリノ
★★★★ 辛辣な皮肉屋の頑固オヤジ。人を寄せ付けない性格の彼がある日,隣人を助ける。そこから始まる交流によって,少しづつ温和な表情に変化。分かりやすいシンプルな構成に,ユーモア含む会話と,登場人物の気持ちが動いてゆくドラマ。余韻を産む編集で紡いだ反戦メッセージは,前向きな可能性を秘めている「出会い」の輝きと「親友」の心強さ,「思い」と「痛み」に置き換えられる「生と死」を伝えてくれた。間違いなく秀作。
Akira's VOICE
2009年4月25日
[映画]グラン・トリノ〜なにが凄いのか、よく分からないくらい凄い衝撃作
イーストウッド作品って殺伐とした暗惨たる雰囲気だろうと思ってた割りに、笑える笑える。主に異文化コミュニケーションの笑い。で、この笑いの時間こそ人物の成長の時間。笑っているうちに心証が変化してる。この辺のつくりも上手い。ぶっちゃけ特記すべきことなんかない。語るとっかかりもない。薀蓄、分析、自己体験を投影、そんな余地がまったくない。言葉での感想なんかない。とにかく凄過ぎて、なにがなんだかよく分からない。
NOW HERE
2009年4月24日
Gran Torino
堅い映画かと思ってたら、これがなかなかどうして、結構ユーモラスでところどころ笑えるのです。実際、呪い師(みたいな人)はかなり笑えます(爆) クハハハって笑えるポイントもあり、そして最後は・・・・・流石、イーストウッドおぢさん!音楽はイーストウッドの息子ちゃんも担当しています。ガンコなおぢさんの固く閉ざされた心…でも、私はキライじゃないかな?ガンコな人(笑) いい意味でガンコって事だけど。
The Deepest DEPP
2009年4月20日
「グラン・トリノ」試写会、感想。
クリント・イーストウッドの存在感、それに尽きる映画でした。ああ言うおじさんいるよなぁ、な、感覚に囚われました。この役柄はホント、老いた彼にしか演じられない、そう思います。頑固おやじだけど根は優しい、そんな人柄がストーリーが進むにつれ、異文化コミュニケーションで、冷たい氷が溶けていく。そんな難しい役所をさらりと演じていて好感触でした。理髪店でのやり取りは面白かったですね。最後のシーンは涙無しには観られませんでした…。
Beinthedepthsofdespair
2009年4月15日
『グラン・トリノ』 (2008)/アメリカ
★★★★★ 不器用な生き方で、誤解も受けやすい人生だったのかも。その裏側に熱い想いが隠れていることを見抜ける人は少ない。それを前面に出したところで疎まれるくらいなら黙っていた方がよい。この人物になら託せる、そう感じた時に、きっとうまく自分の想いを相手に伝えられそうな気がする。それができたウォルトは幸せだったと思います。そしてこの作品を出せたイーストウッドもまた、継承すべきものを次代に伝えられた幸せな人なんだなと思います。
NiceOne!!
2009年4月15日
グラン・トリノ
イーストウッド扮する、元軍人で差別主義のウォルト。前半は是非とも和やかでコミカル、そして笑いも誘う毒舌っぷりをたっぷりとお楽しみあれ、といったところですが、もちろんです、もちろん…。やはりイーストウッドらしい骨太で緻密で、「やっぱりやられた」 と思わざると得ない作品。心にまたもや何日も宿り、傷のように残っています。名監督とはこのような人のことをいうのでしょう。目をそらさずに、観てほしい。
すたほ〜映画・本の部屋〜
2009年4月15日
「グラン・トリノ(GRAN TORINO)」映画感想
★★★★★ やられましたね、クリント御大には参りましたよ。事あるごとに差別的な発言をしますが、本当は心優しき古き良きアメリカ人。隣の一家と交流始める辺りが面白い、食事に呼ばれて文化の違いに戸惑ってたりしてる所がユーモアたっぷりに描かれていて、結構笑えました。タオとの交流で、少年も成長し、爺さんも素直な気持ちに変わっていく辺りも上手い。予想を裏切る展開と潔い展開が美しい結末へ結びついています。
Wilderlandwandar
2009年4月15日
試写会「グラン・トリノ」
クリント・イーストウッド、かっこ良すぎます。やっぱり、人生の目標とするジジイは、イーストウッドで決まりです。頑固で不器用だけど、実は愛情に満ちていて、確固たる男の美学を持ってるジジイを、イーストウッドが好演してます。素晴らしい映画でした。これはぜひ多くの人に見て欲しいですね。
流れ流れて八丈島
2009年4月15日
映画 「グラン・トリノ」
凄い映画。人種差別や卑劣な暴力や生と死、懺悔と贖罪、宗教などが描かれますが、説教臭さや退屈を全く覚えない面白さがあり、とりわけイーストウッドの演じる、朝鮮戦争帰りのウォルトという人物描写が秀逸で魅力的。またシリアスなテーマを扱いながら、随所に感じられた巧みなユーモアのセンスは、これまでにない見事なもの。映画として実に見事な見応えのあるエンディング。深い感動と余韻を残してくれた作品でした。
ようこそMr.G
2009年4月12日
グラン・トリノ
笑えるセリフが随所にちりばめられていて、最後まで飽きさせません。その地域が抱える問題に、ウォルトがどう立ち向かっていくのか、興味の引っ張り方がうまいです。銃を持ちたい人には、与えてしまうお国柄なので、銃や暴力で悪をねじふせるのか、それとも別のやり方があるのか、気が気じゃありません。感動するシーンもあり、泣けてしまいました。思い出すと、今でもジーンとしてしまいます。おススメの映画です。
まぁず、なにやってんだか
2009年4月12日
「グラン・トリノ」 信念を託す
彼にとって、自分の生き方の信念は揺るぎない。けれどその生き方が古いものになりつつあることも知っています。グラン・トリノはウォルトの信念を表した象徴。いつも彼は丁寧に整備し、ピカピカに磨き上げています。自分の生き方にシンパシーを感じてくれる若い世代に出会えるということ、それは自分がこの世に存在したという証をを感じられることなのかもしれません。劇中のウォルトはイーストウッドそのものと感じました。
はらやんの映画徒然草
2009年4月12日
グラン・トリノ
ストーリーは至ってシンプル。不器用で頑固な偏屈シジイ(笑) その閉ざされた心が、人々との交流を通して少しずつ開かれていく様が、ちょっとコミカルに描かれています。けれど、何もかもが自分の思い通りにならなくてどんどん意固地になっていく彼の心の中にはいつも、朝鮮戦争での経験が今も重くのしかかっているのです…。ラストへの展開は途中から予測できるものの、なかなか魅せてくれました。
Peaceナ、ワタシ!
2009年4月12日
Gran Torino / グラン・トリノ
とても良かったので、是非。ラストはだいたいこんなんなってこんなんなるんだろうなというのは早くから想像がついているのだけど、最終のカーブにさしかかるまでの長くゆったりとした温かい流れが心地よすぎて、ずっとこの人たちといっしょにこのささやかな幸せを共有したいと願ってしまう。基本的に親兄弟とは映画を共有したくない私だが、これだったらうちの老いた両親にも何の躊躇もなく薦められるわと思いながら観ていた。
Donna Comodona
2009年4月12日
グラン・トリノ
★★★★ 素晴らしい作品でした。そこにはとてつもなく深い人間愛が溢れていました。決して感動感動している作品ではありません。むしろ笑いの部分が多いぐらい。ですが、観終わった後にそれぞれの心に残す柔らかい感動は中々消えることがないでしょう。極上の人間ドラマがそこにはあります。そのドラマはイーストウッド自身のドラマでもありました。彼の人生の集大成ともいえる作品、傑作です。
LOVE Cinemas 調布
2009年4月11日
グラントリノ / GRAN TORINO
★★★★ 話はすごくシンプル。で少々ベタな展開。コメディ以上にたっぷり笑って、泣かされた〜。とにかくイーストウッド演じるウォルトのキャラがイイ。愛すべきおじいちゃん。頑固だけどこんなにいいおじいちゃんを理解してあげられなくて、可哀想。息子たち家族酷いな…。自然に心にじわっとくる、なんだろうこれは?? さりげない演出なんだけど、どこか胸にずしっとくるものがあるというか、、最後反則でしょ〜。と思いつつ涙あふれて止まらなかった〜☆
我想一個人映画美的女人blog
2009年4月8日
ヴィンテージ男 「グラン・トリノ」
俳優としての自らのフィナーレを自ら演出するかのごとく、 朝鮮戦争の老兵をスクリーンに葬送する。 そんな感じの映画ではある。 すでに世界中で絶賛、 悪く言う者はいない。銃を手にしたイーストウッドはやはりサマになる。 にもかかわらず、 これは懺悔の物語であり、 自己反省するアメリカを象徴するトレンド奔流の作品となっている。
シネマ走り書き
2009年3月3日
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