薔薇のスタビスキー:作品を観た感想(2)

*薔薇のスタビスキー*
映画としてはとにかく美しく!!見る価値アリです。確かに彼は詐欺師だし悪いこともたくさんしていたでしょう。でも周りでそれに手を貸していた弁護士さんとか男爵とか政界の人たちはみんなは知っていたのに、罰せられることもありません。大モノの政治家たちも絡んでいたようなのに…。多分この映画が言いたかったのはそこで、この時代の政治と波に呑まれたひとりの男性として描きたかったのでしょうね。スタビスキーを演じたのは当時40歳ちょっとのジャン=ポール・ベルモンド。大股でしっかりキビキビ歩き、男らしく頼もしい感じです。
Cartouche
2010年9月2日

「薔薇のスタビスキー」-カップルで観に行こう 9
この映画を観たのはまだ中高生の頃だった。当時の私は政治的背景を詳しくは知らなかったので、時系列を少々捻った順序で組み立てられた物語に新鮮味を感じ、ベルモント氏扮するスタビスキーの優雅で破滅的な生き方に憧れに近い感覚で感情移入した。
晴雨堂の耕晴雨読な映画処方箋
2007年12月26日

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